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「考察が楽しすぎる」緊迫の展開に“仕掛けられた謎”に好評の声 事件の真相へ繋がる“伏線”とは【日曜ドラマ】

  • 2026.2.19
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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第4話(C)日本テレビ

脱獄したあとから物語が始まった『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第1話。第4話の最後には、「脱獄まであと5日」と表示され、ここから怒涛の展開に突入していきそうだ。それぞれの人物の思惑が錯綜するなか、こずえ(篠原涼子)にどんな運命が待ち構えているのか。第5話の放送に備えて、振り返っておこう。

※以下本文には放送内容が含まれます。

カルト教団『廻の光』の信者たちの動き

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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第4話(C)日本テレビ

氷川拘置所を舞台に受刑者と刑務官の攻防が描かれる本作。ポイントとなるのは、カルト教団『廻の光』の元幹部や信者たちの動きだろう。殺人罪で起訴された元幹部・沼田貴史(久保田悠来)、西城直哉(小久保寿人)が、殺人罪ですでに死刑判決を受けている元教祖・鎧塚弘泰(河内大和)を逃がそうと動いている。第2話から第4話までに拘置所内で発生した事件は、どれも沼田と西城が裏で手を回していた。

教団側の動きとして恐ろしいのが、どんな存在も意のままに操ってしまうことだ。第2話でタブレットを盗難した河北竜馬(カルマ)のように単純な悪意を利用しているだけでなく、第3話では三津橋宏行(堀内健)の義理の娘を亡くした悲しみに由来する信仰心を利用する悪どさがあった。また第4話では、副看守長・海老原秀彦(小関裕太)が、拘置所に潜む内通者であることが発覚。元教祖を逃がすためならなんでもやる信者たちの異常性が恐ろしい。

無罪を主張し、脱獄を企てる日下怜治(ジェシー)も教団の人間の異様さを認識しているだろう。しかし、脱獄するためには、教団側に協力せざるを得ない状況にある。怜治はどこまで教団側に迎合するのか。彼の正義感のゆらぎが、感情面での見どころとなりそうだ。

こずえの上司・小柳の思惑

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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第4話(C)日本テレビ

物語の後半で注目したいのは、こずえの上司の思惑だ。第4話までの時点で、こずえの上司である処遇部長・小柳太介(宇梶剛士)に、裏があることは明らかだろう。第3話では、三津橋に対してこずえの身に危険が及びかねない声かけをおこなっていた。何かの事情により、こずえをうとましく思っている可能性がある。

第3話では、三津橋が起こした立てこもり事件を警察側へ知られることなく片付けようとしていた。拘置所としての体裁以外にも、警察庁とのやりとりを避けたい事情があるのだろうか。第2話では、怜治の事件に関して大臣と思われる相手と電話するシーンも。怜治の事件は、法務省や警察庁にとって都合が悪いのかもしれない。

本作の構成上、何話かのタイミングで第1話冒頭のこずえと怜治の脱獄シーンが描かれるのは確実だろう。こずえの強すぎる正義感を踏まえれば、こずえが怜治の事件の真実を知ったとき、正義感から怜治に手を貸してしまうのも納得がいく。こずえの心情変化を描く上で、小柳の動きは重要なポイントになりそうだ。小柳の動きのすべてが、後の伏線とも言えるだろう。

SNSでは、「こんな考察できるドラマだったなんて」「考察が楽しすぎる」と、仕掛けられた謎が好評な様子。

1話ごとに緊迫した事件内容を描きながらも、大筋のストーリーもじっくりと展開している本作。脱獄の方法や展開、怜治の事件の真相、こずえの心情変化など、後半も見せ場に溢れている。怜治とこずえの禁断の関係がどう発展するのかも、見逃せない。


日本テレビ系『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』毎週日曜よる10:30〜

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202