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村上宗隆獲得のシカゴ・ホワイトソックス、日本スカウト網を刷新していた

  • 2026.1.15

昨年12月21日に2年総額3400万ドル(約54億円)でメジャーリーグ、シカゴ・ホワイトソックスと契約した村上宗隆。

村上は2022シーズンに、当時22歳ながら三冠王、シーズンMVPを獲得するなど、プロ野球で活躍を続けてきた。しかしながら、2023年WBCでの不振や三振率の高さなどから、以前からメジャーリーグでの活躍に関しては疑問の声も多かった。

また、近年では吉田正尚や筒香嘉智といった日本の強打者たちのメジャー挑戦が相次いで低調に終わっていたこともあり、日本人打者のメジャー挑戦自体にも懐疑的な声があげられていた。

そうした声は日本だけでなく、アメリカでも多く報道されている。しかしながら、アメリカメディア『Sports Illustrated』はホワイトソックスが村上を獲得した意義を解説している。

ホワイトソックスは昨年、国際スカウティング網の改革を行った。その中心はラテンアメリカ諸国に対するものだが、日本スカウトに関しても改革が行われた。

同球団で国際スカウトを務めるデビッド・ケラー氏は「私たちは国際スカウトスタッフを全員入れ替えました。全く新しいシステムとプロセスを導入しました。これを継続的かつ適切に繰り返していくことで、時間をかけてホワイトソックスに良い結果をもたらすと確信しています。私たちは本当に優秀なチームを編成しました。彼らは毎日、積極的に調査を行い、才能ある選手を発掘してスカウトし、契約資格を得たらホワイトソックスの一員として迎え入れてくれる、素晴らしいチームです」と昨年行われたスカウティング改革について語っている。

また、ケラー氏は昨年、日本プロ野球を担当するスカウトを新たに雇用したことを明かした。

同氏は日本について「最近10日間日本に滞在し、選手たちを観察してきましたが、日本から移籍してくる選手がいることは分かっています。あるいは、そのように感じています。最初に話したのもプロセスについてです。選手獲得のプロセスに自信を持てるようなインフラ整備はまだ初期段階です。だからといって、彼らを獲得し続けるのを止めるつもりはありません」と路線拡大を続ける方針を明かしている。

ホワイトソックスのGMを務めるクリス・ゲッツ氏は村上の入団会見で「アメリカ国外の選手について知るには、確かに多くの時間と労力がかかります。ムネを獲得できたことは、野球選手という枠を超え、人間そのものの価値を認められたことです。彼は日本ではスーパースターであり、ホワイトソックスのユニフォームを着られるようになったことは、言葉では言い表せないほど大きな意義があります。私たちは設立当初から、この組織の基盤を強化し、あらゆるプロセスを可能な限り包括的にすることに尽力してきました。今回の件は、その努力の成果と言えるでしょう」と語り、村上の獲得に際して、日本スカウト陣の尽力を称賛している。

ホワイトソックスは近年、年間121敗を記録するなど歴史的な低迷期にあるとされており、現在はチーム再建を期している状態だ。村上の獲得が、チームを変える大きなターニングポイントとなるだろうか。

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