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「お父さんがいない…」祖母の入院を機に祖父2人が認知症に。家族総出で奔走した4人介護の現実【体験談】

  • 2026.1.14

私の父母方ともに祖父母は健在でしたが、両祖父母の家は「亭主関白」の言葉がぴったりの家庭でした。そんなある日、2人の祖母が同時期に入院し、介護問題も同時に降りかかってきたのです。どう考えても人手が足りない……孫の私が家族の介護に携わったときの体験談です。

2人の祖母の入院

ある日、私の母の携帯電話が鳴りました。相手は祖父からで、「お母さんが2階から下りてこないので見に行ったら、意識がなかった」とのことでした。すぐに救急車を呼び、急いで病院へ向かうと、医師からは「状態を見たところ、長時間意識がなかったと思われます。このままでは命が危険です」と告げられました。

その翌週、いつも通り仕事をしていた私は、会社で父からの電話を受けました。「お袋が交通事故に遭った。今から病院に向かうから来てほしい」と言われ、母方の祖母とはまた別の病院へ向かったのです。

病院では、普段は弱音を吐かない祖母が「痛い、痛い……」と訴えていました。医師からは「緊急で手術が必要です。入院も長期になる可能性があります」と告げられました。こんなにも不幸が続くものか……と、呆然としたことを覚えています。

祖父の認知症

両祖父母の家はどちらも祖母が家事全般を担っていたため、祖父は何がどこにあるのかすらわかりませんでした。両祖母がこのような事態になってしまい、両祖父は大きなショックを受けていました。そのため、家族総出で入院する2人の祖母の身のまわりのお世話をしつつ、2人の祖父にも会いに行く生活が続いていました。

しばらくして家族のみんなが薄々気づき始めたのですが、両祖父は少しずつ認知症の症状が出始めていました。両祖母が急に入院し、ひとりでいる時間が増えたことが影響しているのか、進行のペースは違うものの、両祖父の認知症が進行していたのです。

4人同時の介護が…

それから1カ月ほど経ち、両祖母は無事に退院しました。しかし、これで元通りになるわけではありません。両祖母に加え、認知症の症状が見られる両祖父の介護もしなければならなかったのです。

ある日の朝4時ごろ、父方の祖母から「お父さんがいない」と電話が入りました。すぐに家族総出で祖父を探し、7時ごろにやっと見つかりました。その日を境に、祖父の徘徊(はいかい)が増えていったのです。私も家族も体力的にも精神的にも限界が来ていましたが、さらに追い打ちをかけるように、母方の祖父も同じようにどこかへふらっと出かけてしまうようになったのです。

まとめ

両祖父母の同時介護から数年が経ち、今は「あのときは大変だったね」という思い出となっています。でも、やはり当時は笑えないほど過酷でした。毎日祖父母のもとを往復していた私に、両親は「無理しなくていいよ」と言っていましたが、その両親が日に日にやつれていく姿を見ていられなかったのです。介護のために仕事を早退することもあり、周りから嫌味を言われることもありましたが、私は「あのときのベストを尽くした」と思っているので、後悔はしていません。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:米川めい/40代女性・主婦。

イラスト:マメ美

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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シニアカレンダー編集部

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