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街から「シール」が消える社会現象化…。かつて田中みな実&あのちゃんも“ガチ交換”大人もハマる「平成レトロ」の魅力とは?

  • 2026.1.12

「懐かしすぎて泣く」大人買いする女性たちが続出

編集部員の私物「シール帳」
編集部員の私物「シール帳」

かつて平成の女子小学生たちを熱狂させた「シール帳」が今、令和の時代にまさかの大復活を遂げ、社会現象となっています。文具店では特設コーナーが組まれ、人気商品は即完売。さらに、当時のブームを知る世代だけでなく、Z世代をも巻き込み、その熱波は芸能界にまで波及しています。なぜ今、アナログな「シール交換」がこれほどまでに人を惹きつけるのでしょうか。

「シール帳」といえば、1990年代後半から2000年代にかけて、女子小学生(JS)の必須アイテムでした。ぷっくりした素材や水が入ったシール、タイルシールなどを友人と交換し、手帳に貼ってコレクションするーー。そんな懐かしい光景が、20年以上の時を経て復活しているのです。

現在、ロフトやハンズなどの雑貨店では、シール関連の売り場が急拡大しています。100円ショップでも「推し活」需要と相まって、バインダー形式のシール帳や、大人向けのデザインシールが飛ぶように売れています。購入層の中心は、ファミリー層はもちろん、かつてシール交換に明け暮れた20代〜30代の女性たち。「懐かしすぎて泣く」「当時はお小遣いで少ししか買えなかったけど、今は大人買いできる」と、SNS上では“爆買い”報告が後を絶ちません。

このブームを象徴する出来事が、芸能界きってのトレンドセッターたちの間でも起きていました。フリーアナウンサーで女優の田中みな実さんと、歌手でタレントのあのさんが、あのさんのYouTubeチャンネル「あのちゅーる」にて「シール交換」を行っていたことが一時、大きな話題となりました。バラエティ番組での共演などをきっかけに交流を深めた二人ですが、そのコミュニケーションツールの一つが「シール」だったといいます。

動画内では、現在は欠品で入手困難な「ボンボンドロップ」が登場するシーンや、2人のゆるい会話が繰り広げられています。昨年11月12日に公開された動画は(1月12日時点)で143万回再生を突破し、2万3千の「好評価」を獲得。一見意外な組み合わせの二人が、童心に帰ってシールを見せ合い、交換する姿には、多くのファンから「2人がシール交換してるだけでかわいい」「平和空間ほわほわ」「絶対いいシール持っている」といった反響が寄せられました。

彼女たちのような影響力のあるアイコンが「シール交換」を楽しむ発信は、「シール集めは子どもの遊び」という既成概念を崩し、「大人の趣味」として認知が広まったきっかけの一つともいえそうです。

LINEやDMでのやり取りが当たり前の今、手で触れ、台紙を剥がし、貼るという物理的な感触は新鮮に映ります。また、スマホケースやトレカケース(硬質ケース)をシールでデコレーションする「推し活」文化との親和性も高いといえます。自分の好きな世界観を、手作業で構築できる“癒しの時間”が、多忙な現代人の心に刺さっているのではないでしょうか。

「一期一会」だった当時のシール交換とは異なり、今はSNSでコレクションを公開し、全国のファンとつながることもできます。平成のノスタルジーと令和の拡散力が融合した「第2次シール帳ブーム」。この熱狂は、まだまだ冷めそうにありません。

(LASISA編集部)

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