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「顔はやめて…」夜中に妻へ向けて用を足そうとする祖父。強烈なにおいと拒絶に苦悩した日々【体験談】

  • 2026.1.9

祖父が認知症を発症したのは、ある出来事をきっかけに、変化が見え始めたころでした。それまで穏やかに過ごしていた日常が、徐々に思いもよらない方向へ進んでいき、家族みんなが戸惑いながら対応していた時期の体験談です。

旅行後に始まった祖父の変化

祖父は、家族で県外へ旅行した際、高速道路でトイレに間に合わず、失禁してしまう出来事がありました。私は、そのころから祖父の様子に少しずつ変化が出始めたように感じました。

その後、祖父は認知症の症状が進み、家の中のさまざまな場所で排泄をしてしまうことが次第に増えていきました。トイレでできる日もありましたが、リビングやダイニング、お風呂場、玄関など、思わぬ場所でしてしまうこともありました。さらには勝手に外へ出てしまい、路上で排泄してしまったことも。

家族で相談し、家の中に内鍵をつけるなど対策をしましたが、状況は簡単にはおさまりませんでした。

夜中の出来事と深まる介護の負担

もっとも衝撃的だったのは、夜中に祖母の顔のほうへ向かって用を足そうとした出来事です。祖母はなんとか避けたものの、布団はびしょ濡れになってしまいました。

排泄は大も小もあり、家の中には独特のにおいがこもって、なかなかとれませんでした。私自身、別の部屋で過ごしていたため多少は距離を保つことができましたが、同じ部屋で生活していた祖母の負担は計り知れません。

祖父のつらさと、家族としての思い

祖父は好きでそのような行動をしていたわけではなく、本人が一番つらかったはずです。ただ、対応する側の精神も削られていくのを実感していました。

とくに祖父は大人用おむつを強く嫌がり、なかなか受け入れようとしませんでした。そのため家族の負担はさらに重くなりました。私はその様子を見ていて、「自分はいつか必要になったら早い段階で大人用おむつに慣れておこう」と感じるようになりました。

こうした日々は、祖父が入院することになるまで続きました。

まとめ

祖父の認知症による排泄の問題は、家族にとって心身ともに負担の大きいものでしたが、祖父自身も苦しんでいたはずだと思います。私が距離をとることができた一方で、最前線で向き合っていた祖母の大変さを思うと胸が痛みました。この経験を通して、介護は家族それぞれが抱える気持ちや限界の中で向き合っていくものだと感じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:佐藤あいり/30代女性・パート。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

※一部、AI生成画像を使用しています

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シニアカレンダー編集部

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