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非常識な義母にして卑怯な義姉あり?「純粋なやさしさじゃない…」寄り添うフリに隠された卑劣な思惑とは?<義母は悲劇のヒロイン>

  • 2026.1.9

パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込みます。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は、暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したりと大暴走。しかし家族は、義母を相手にしません。
リビングから聞こえる家族の楽しそうな笑い声に憎悪を募らせた義母は、義姉・ミサキに「嫁にいじめられている」とSOS。ユリたちはミサキに呼び出され、何を言われるのかと身構えますが、ミサキ宅に着くと、ケーキでもてなされ、義母の嘘も見抜いて、寄り添う言葉をかけられます。
しかし、義母がマヨネーズを直接舐めることについては「お母さんそれやるよね」と驚くことなく、笑うのみ。軽い反応にあ然とするユリたちに対し、ミサキはさらに予想外の発言を……?

やさしく寄り添う良き理解者?

私とケンがお義母さんの迷惑行為について話すと、お義姉さんは「知ってるよ、昔からだもん。気持ち悪いよね、ユリさんが嫌がるのも無理ないわ」と、あきれたように笑いながら、同情してくれたのです。

あの嫌みなお義姉さんが、寄り添ってくれる……? 私は困惑していました。だって……。

「お母さんって昔からガサツだし、衛生観念バグってるからね。ユリさん、今までよく耐えてきたね。偉い偉い」

ユリさんを労う姿は、理解あるやさしいお義姉さんそのもの。しかし、ユリさんの心には強烈な違和感と警戒心が渦巻いていました。なぜなら、同居を始めたころ、義姉は義母と結託して散々ユリさんをいびっていたから……。

物分かりの良すぎる義姉の態度に疑念を抱いたケンさんは、「今日はずいぶん物分かりがいいんだな。昔は母さんと一緒になって、ユリのこと散々バカにしてたくせに?」と鋭く切り込みます。

その言葉に、義姉は一瞬ピクリと顔を引きつらせたものの、「困っている弟夫婦の力になりたい」と言います。

ケンさんが「姉さんは俺たちの味方。母さんの肩を持たないんだな?」と確認すると、「もちろんよ。私はあなたたちの理解者よ」と強調する義姉。しかし……。

「お母さんって常識ないし不潔だし、被害妄想すごいし、生理的に無理よね。でもねぇ?そうは言っても親は親。なんとかするのが家族の務め……だとは思わない?」

最後のこの言葉で、ケーキを用意しておもてなししてくれたことも、労ってくれたことも、義母を押し付けるための寄り添うフリだったと気付いたユリさんなのでした。

◇ ◇ ◇

かつての「天敵」が、急にやさしく理解ある態度で寄り添ってくれる。普通なら喜ぶべき変化かもしれませんが、過去の仕打ちから性格を熟知しているだけに、逆に不気味で警戒してしまいますね。

人はそう簡単に変わるものではありません。特に、長年の関係性や性格が絡む家族間ではなおさらではないでしょうか。甘い言葉や表面的なやさしさに惑わされず、なぜ急に態度を変えたのか。その裏にある意図を冷静に見極めることが、自分を守るためには不可欠なのかもしれません。自分へのメリットや良からぬ思惑などを考えず、普段から誰に対しても理解を示し、誠実に向き合いたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ


著者:原作者 福子

ベビーカレンダー編集部

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