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『最中2つ』で婚約破談寸前に…!?“結婚前の小さな違和感”見逃していいものダメなもの【婚活のプロが見た】

  • 2026.1.22
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

人としては好きで、一緒にいると楽しい。だからこそ、ふとした出来事で「この先大丈夫かな」と不安になることがあります。
でも、価値観の違いそのものよりも、その違いを“扱えるかどうか”で関係のしんどさが変わる。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。
交際が順調でも、ふとした出来事で「この先大丈夫かな」と不安になることがあります。金額の問題というより、常識や価値観の小さなズレ方が気になる瞬間です。

今回は、現場で印象に残った2つの出来事から、「カバーできる違い」と「放置すると苦しくなる違い」の見分け方をお伝えします。

 お土産の「最中2つ」で、心配になった彼女

交際中の面談で、女性会員が相談してくれました。お相手はバイタリティがあって優しく、一緒にいると楽しい人。
母親にも紹介し、将来の話も自然にできていたそうです。

ただ、彼の帰省土産が「最中2つ」だった。2箱ではなく、文字通り2個。
「常識や金銭感覚が違って、この先私が苦しくなるのかな」

女性はそこに小さな違和感を感じてしまい、不安になったのです。

私が伝えたのはこうでした。彼は細かく気を配れないタイプかもしれない。

でも、それは気持ちが薄いことと直結しない

そして彼女は、そこを言葉で伝えたり、先回りで整えたりできる人でもある。
何より彼の話をしている表情がいつも笑顔で楽しそうだった。

「彼が気付けない部分は言えば直せることも多いし、カバーもできると思うんだけど、どう思う?」
そう返すと彼女は「そうですよね」と笑い、後日成婚退会しました。

手土産を持たない彼に、言葉にできなかった彼女

別の男性会員は、成婚退会の挨拶にお相手を連れて来ました。

彼は誇らしげで頼もしく、入会当初よりもずっと自信がついたようで見違えるよう。
一方で、彼女の表情が少し曇っていたのが気になりました。

話を聞くと、遠方の実家に一泊で挨拶に行くのに、彼に「手土産を持つ」という発想がなかったことがショックだったと。
「そんなことも考えられないの?」「うちの家族を軽く見られているのかな」
判断もつかないまま苦しくなっていたのです。

私は、彼がお相手の家族を下に見る人ではないこと、大事な人の話はきちんと聞くタイプであること、ただ経験不足から気が付かない点はあるので、不安は抱え込まず具体的に言葉で伝えていいことを伝えました。

その後、自分の気持ちを伝えたところ、彼は気が付けなかった事をひたすら謝ったそうです。

違いは悪ではない。「カバーできる違い」かどうかの判断軸

最中2つも手土産の件も、出来事だけ見れば小さな話です。
ただ、結婚が近づくほど、こうした細部が「生活のしんどさ」につながるのではと不安になります。

現場で見ていて感じるのは、違いそのものよりも、その違いがどの種類かが重要だということです。

「経験や知識の差で起きていて、言えば修正できる違い」と、「不安を軽く扱う、話し合いを避ける、節目や家族を尊重しない違い」
ここを分ける材料になるのは、指摘した後の反応です。

聞く姿勢があるか、行動に移せるか、相手の大事を大事として扱えるか。
同じズレでも、ここが揃うと「扱える違い」になります。

重要度のズレは起きる。だからこそ「お互い様」が効いてくる

男性と女性で、気を配るポイントの優先順位が違う場面は少なくありません。
重要度が高いものに集中し、それ以外が抜けやすい人もいます。

だからといって、どちらかが一方的に我慢する関係では長く続きません。
カバーは我慢ではなく、役割として引き受けられる範囲で行うもの
一方で相手も、別の場面で大きな度量を担ってくれることがあります。

小さな違和感は、相手を責めるためのものではなく、二人の感覚のズレに気づくためのサインです。
それをきちんと扱えると、価値観の違いは「別れるかどうか」の材料ではなく、「二人で調整できるポイント」に変わっていきます。

・指摘したら素直に聞いてくれるか
・同じことを繰り返さない努力が見えるか
・自分の大事にしていることを、相手も大事にしてくれるか

この3つが揃っていれば、小さなズレはきっと二人で乗り越えていけます。



ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。