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婚活のプロが見た【婚活イベント】でのリアルな実態…同じ“結婚したい”でも生じてしまう“致命的な温度差”とは?

  • 2026.1.21
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

婚活イベントで感じた、交際に進めない人たちの距離感や温度差。現場での具体的な様子をもとに、その背景を仲人の視点から解説します。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。

婚活イベントや初心者向けの婚活セミナーに、会員さんの付き添いとして参加することがあります。
その中で強く印象に残っているのが、「交際」という言葉に対する温度感の違いです。

同じ質問でも、答えはバラバラだった

婚活初心者向けの軽いセミナーで、質疑応答の時間がありました。
そこで出た質問が、
「婚活で交際に入った相手と、どれくらいの頻度で連絡を取りたいか」というもの。
返ってきた答えは、驚くほど幅がありました。

・毎日数回はやり取りしたい
・毎日1回は連絡したい
・数日に1回で十分
・会う予定が決まっていれば、その前日の最終確認だけでいい
・普段の連絡は不要

同じように「結婚したい」と話している人たちでも、前提がまったく違うのです。

さらに、会う頻度についても意見は分かれました。

「週に1〜2回は会いたいです」
「月に1回会えれば十分だと思います」

どちらが正しい、という話ではありません。
ただ、この差があるまま交際に入ると、どこかでズレが生じやすくなります。

控えめな回答をしていた女性たちは、全体的に内向的な雰囲気を持っていました。
話を聞きながら、「結婚したい」という気持ちと、「自分の生活に踏み込まれたくない」という思いが、同時に存在しているようにも感じました。

結婚したいのか、結婚しなければならないと思っているのか。
その境界が、本人の中でもはっきりしていないように見える場面もあります。

パーティーイベントで見えた参加姿勢

婚活パーティーに同行したときのことです。
会場で、終始スマートフォンから目を離さない女性がいました。

全員で乾杯する場面でも、視線は画面のまま
その場にいること自体が不本意だったのかもしれませんし、好みの相手がいなかったのかもしれません。
本人なりの事情はあると思います。

婚活の場では、こうした小さな態度や距離感が、想像以上に相手に伝わります
本人にとっては「いつもの自分」でも、相手から見れば「関心がない」「踏み込む気がない」と受け取られてしまうことがあるのです。

「本当に好きな相手が現れたら、自分はちゃんと気遣いができる」
そう考えている人も少なくありません。
けれど、人はそれほど器用ではなく、普段の人となりや向き合い方は、どうしても態度に表れてしまいます。
相手から見ると、その前段階で距離を感じてしまうこともあるのです。

婚活では、「理想の相手が現れたときの自分」よりも、
今、目の前の相手に誠実に向き合えているかが、交際につながるかどうかを左右します。

合わないのではなく、すり合わせていないだけ

交際に対して、どんな距離感を望んでいるのか。どれくらい相手の生活に入っていけるのか。

婚活イベントの現場では、自分のこだわりや気分の中だけで完結してしまい、相手に何を求めているのか、どんな関わり方を望んでいるのかをうまく表現できないまま参加している人も多く見かけます。

関係を進めるためには、完璧な自己演出よりも、どんな距離感なら安心できるのかを言葉にする自己開示が、すり合わせの第一歩になるのだと思います。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。