ドヌーヴ、バーキン…伝説のフレンチアイコンが出演した必見映画29選

映画史に輝かしく名を残し、今なおファッションアイコンであり続ける4人――カトリーヌ・ドヌーヴ、ブリジット・バルドー、アンナ・カリーナ、ジェーン・バーキン。残念ながらドヌーヴ以外は故人となってしまったが、それぞれの代表作を写真ギャラリーで振り返ろう。
※2025年12月30日UPDATE photos :AFLO,Getty Images

カトリーヌ・ドヌーヴ／CATHERINE DENEUVE（1943-）

1943年10月22日生まれ、パリ出身。80歳を超えてなお、現在進行形のフレンチアイコン。10代、20代から『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』など数多くのヒット作に出演。近年では是枝監督がフランスで撮影した『真実』(2019)に主演したことも記憶に新しい。今なお映画界が恋焦がれる存在だ。

『 悪徳の栄え』 1963年

『 シェルブールの雨傘』 1964年

『 反撥』 1965年

『 ロシュフォールの恋人たち』 1967年

『昼顔』 1967年

『暗くなるまでこの恋を』 1969年

『ロバと王女』 1970年

『終電車』 1980年

ブリジット・バルドー／BRIGITTE BARDOT（1934年-2025年）

1934年9月28日生まれ、パリ出身。稀代のファムファタルといえば彼女。米国のマリリン・モンローと同時代に双璧をなす欧州発セックス・シンボルとして君臨。18歳で初婚、結婚は4度目。BBの愛称で親しまれ役者、モデル、歌手として活躍し、動物愛護活動家としての一面も。色褪せないファッションアイコン。

『素直な悪女』 1956年

『気分を出してもう一度』 1959年

『真実』 1960年

『私生活』 1962年

『 軽蔑』 1963年

『 ビバ! マリア』 1965年

『 ドンファン』 1973年

アンナ・カリーナ／ANNA KARINA（1940-2019年）

ヌーヴェル・ヴァーグを語るに欠かせない存在といえば彼女。1940年9月22日デンマーク・コペンハーゲン出身。トップモデル時代に出会ったココ・シャネルが彼女の芸名の名付け親でもある。役者として元パートナーのジャン＝リュック・ゴダールのミューズであっただけでなく、アニエス・ヴァルダやルキノ・ビスコンティら多くの映画監督に愛された、フランスの誇るレジェンドだ。

『 女は女である』 1961年

『 女と男のいる舗道』 1962年

『 小さな兵隊』 1963年

『はなればなれに』 1964年

『アルファヴィル』 1965年

『気狂いピエロ』 1965年

『メイド・イン・USA』 1966年

ジェーン・バーキン／JANE BIRKIN（1946-2023年）

1946年12月14日ロンドン生まれ。娘のシャルロット・ゲンズブールがメガホンをとったドキュメンタリー映画『ジェーンとシャルロット』が 公開された2023年、76歳で惜しくもこの世を去る。セルジュ・ゲンズブールとの12年に渡るパートナーシップは、そのスタイルといい逸話といいもはや伝説。3度の結婚を経てなお、俳優、歌手、アクティヴィストとして輝き続けた信念の人。

『欲望』 1966年

『太陽が知っている』 1969年

『おかしなおかしな高校教師』 1974年

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』 1976年

『 ラ・ピラート』 1984年

『悲しみのヴァイオリン』 1986年

『 右側に気をつけろ』 1987年