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2025年をファッションで振り返り。話題をさらったセレブ&モード界のBUZZモーメント15

  • 2025.12.30
Hearst Owned

ラグジュアリーバッグを占拠した「ラブブ」旋風から、メットガラで起きた衣装かぶり事件、主要メゾンのデザイナー交代まで……SNSとポップカルチャーの勢いも相まって、とにかく話題が尽きなかった2025年のファッションシーン。ここでは、そんな1年を象徴する15のファッションモーメントを振り返る。


【1】「ラブブ」が世界的ブームに

Jamie McCarthy / Getty Images

世界中で熱狂的なブームを巻き起こした“奇妙でかわいい”キャラクターチャーム「ラブブ」。BLACKPINKリサや大坂なおみ、ヘイリー・ビーバーといったセレブの愛用をきっかけに注目を集め、バッグデコトレンドをけん引する存在になった。映画化の話まで出ている今、この勢いはまだ加速しそうだ。

【2】主要メゾンのデザイナー交代が加速

Launchmetrics Spotlight

ピエールパオロ・ピッチョーリが「バレンシアガ」に、ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」に、マチュー・ブレイジーが「シャネル」に就任するなど、ラグジュアリーメゾンのデザイナー交代が相次いだ2025年。2026春夏シーズンは新体制が前任者のレガシーとどう向き合い、どこをアップデートするのか——その“最初の一手”を見届けるコレクションとなった。

【3】『プラダを着た悪魔』キャストがフロントロウに降臨

Shutterstock / Aflo

ミラノ・ファッションウィーク中、「ドルチェ&ガッバーナ」のショーに映画『プラダを着た悪魔』のミランダ(メリル・ストリープ)とナイジェル(スタンリー・トゥッチ)がゲストとしてサプライズ登場。会場がざわついたのはもちろん、アライバルシーンがSNSで拡散されて話題は一気に加速! 後から続編の撮影の一環だったことが明かされ、映画への期待はさらに高まった。

【4】スーパーボウルの主役はデニム⁉︎

Kevin Sabitus / Getty Images

スーパーボウルのハーフタイムで世界の視線をさらったのは、ケンドリック・ラマーのパフォーマンスだけでなく、彼がはいていた「セリーヌ」のデニム。フレアなのかブーツカットなのか、メンズなのかウィメンズなのか――その曖昧さがSNSでの議論に火をつけ、検索と購入欲まで刺激した。結果として「セリーヌ」のメディア・インパクト・バリューは約230万ドル(約3.6億円)に達したという。

【5】ジョルジオ・アルマーニが91歳で逝去

Pascal Le Segretain / Getty Images

50周年ショーを控えていたジョルジオ・アルマーニの訃報は、業界に大きな衝撃を与えた。俳優やモデル、長年の関係者が次々と言葉を寄せ、彼が築いた“静かなエレガンス”が改めて語られる流れに。ミラノ・ファッションウィークでは、ブレラ美術館での特別なショーやアーカイブをたどる展覧会も開催され、街全体が送別ムードに包まれた。

【6】ゼンデイヤ&アンナ・サワイのメットガラ衣装が丸かぶり

Getty Images

メットガラで話題になったのが、ゼンデイヤとアンナ・サワイの衣装が“丸かぶり”に見えたハプニング。別デザイナーによるルックだったけれど、どちらも白を基調にしたテーラードで、タイやハットまでムードがシンクロしていた。ゼンデイヤのスタイリスト、ロー・ローチは「がっかりしたはず」とあおられがちな空気を否定し、アンナのスタイリストであるカーラ・ウェルチとも良好な関係だと説明。さらにゼンデイヤはメットガラ初参加のアンナに花を贈ったとされ、わだかまりムードを一瞬で無効化した。

【7】メーガン妃がファッションウィークに初参加

Arnold Jerocki / Getty Images

パリで発表されたピエールパオロ・ピッチョーリの「バレンシアガ」デビューコレクションを祝福したのは、まさかのメーガン妃だった。装いはクリームトーンでまとめたミニマルなムードで、アクセサリーも必要最低限。控えめなたたずまいとクリーンなシルエットがかえって印象に残り、SNSでも話題に。

【8】TWICEの「ヴィクトリアズ・シークレット・ショー」ステージ衣装が話題に

Kevin Mazur / Getty Images

「ヴィクトリアズ・シークレット・ショー2025」のステージに、TWICEがK-POPガールズグループとして初めて登場。メンバーたちは「ヴィクトリアズ・シークレット」のランジェリーをステージ衣装としてまとって、「This Is For」と「Strategy」を披露。なかでもツウィが着用していたプッシュアップブラ“Wear Everywhere Push Up”はとりわけ話題を集め、ショー直後に完売したとも報じられている。

【9】ゼンデイヤがゴールデングローブでエンゲージリングを初披露

Jeff Kravitz / Getty Images

ゴールデングローブでは、ゼンデイヤが左手にきらりと輝くエンゲージリングを着けて話題に。ジュエリーデザイナーのジェシカ・マコーマックが手掛けたとされ、約5カラットのクッションカットを横向き(イースト・ウエスト)にセットしたデザインが特徴的だ。ドラマチックな「ルイ・ヴィトン」のオレンジドレスにリングをさらりと合わせたのが、いかにもゼンデイヤらしい。

【10】「カルバン・クライン」の創業者がフロントロウに登場

Jamie McCarthy / Getty Images

「カルバン・クライン」が約6年ぶりにランウェイに復帰。ヴェロニカ・レオーニによるデビューショーは、フロントロウの豪華さでも注目を集めた。創業者カルバン・クライン本人が姿を見せ、ミューズのケイト・モスとクリスティ・ターリントンが並んだ光景は、まるで90年代が戻ってきたかのよう。

【11】「エルメス」の初代“バーキン”が約14.7億円で落札

Jun Sato / Getty Images

1980年代に「エルメス」がジェーン・バーキンのために特別制作した初代“バーキン”バッグが、サザビーズのオークションで約14.7億円で落札。長年の使用による風合いやイニシャル刻印、ステッカー跡まで含めて“物語ごと残っている”のが魅力だ。ちなみに落札したのは、日本の中古ブランド品売買を手掛けるバリュエンスホールディングス。

【12】KATSEYE起用の「ギャップ」広告が大バズり

KATSEYEを起用した「ギャップ」のキャンペーン動画が大バズり。キャッチーな音楽と覚えやすい振り付けで、まるでミュージックビデオのように見せたのがポイントだ。ダンスチャレンジとしても広がり、広告なのに“参加したくなる”空気を作れたことが拡散の決め手になった。

【13】リアーナ&エイサップ・ロッキーがカンヌでドレスアップ

Sylvain Lefevre / Getty Images

カンヌ国際映画祭にそろって登場し、バックハグやキスをしながら会場の空気を一気に甘くしたリアーナとエイサップ・ロッキー。リアーナはDラインを引き立てるスカイブルーのカスタム「アライア」をまとい、「ブシュロン」のダイヤモンドジュエリーで輝きをプラスした。エイサップ・ロッキーはクラシックな「サンローラン」のブラックスーツで引き算し、ふたりのコントラストがレッドカーペットをいっそう絵にした。

【14】テイラー・スウィフトの婚約ドレスが即完

IG @taylorswift

テイラー・スウィフトがトラビス・ケルシーとの婚約を自身のインスタグラムで発表。公開されたプロポーズ写真で着用していたのは、「ポロ ラルフ ローレン」のストライプドレス。クリーンなストライプに、どこかプレッピーでほんのりカントリーなムードが漂う一着は、公開直後に即完売!

【15】「シャネル」がNYの地下鉄をジャック

©️CHANEL

マチュー・ブレイジーによる初「シャネル」メティエダールコレクションは、ニューヨークの廃駅を会場に選んだことで大きな話題に。プラットフォームという“日常のインフラ”を舞台にしたことで、職人技の精度がいっそう際立った。「シャネル」のフロントロウ常連のG-DRAGONやティルダ・スウィントンに加え、新たにハウスアンバサダーに就任した安藤サクラとエイサップ・ロッキーらも姿を見せ、特別な一夜を盛り上げた。

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