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冬は部屋に輝きを加えて。毎日過ごす空間にこそアートライクなインテリアを投入

  • 2025.12.25
Photo_ Stephen Kent Johnson / OTTO
Photo: Stephen Kent Johnson / OTTO

唯一無二の輝きと魅力を放つアートのようなインテリアアイテムを一点投入して、空間をアーティスティックに模様替え。

曲線のフォルムが繊細な美しさを放ち、静かな存在感で空間の印象を一気に格上げする。「ペドレラ コーヒーテーブル」(ブラスセミマット) ¥250,800/GUBI(トリシュナ・ジバーナ)
曲線のフォルムが繊細な美しさを放ち、静かな存在感で空間の印象を一気に格上げする。「ペドレラ コーヒーテーブル」(ブラスセミマット) ¥250,800/GUBI(トリシュナ・ジバーナ)

アントニ・ガウディの傑作建築であるカサ・ミラのロフトスペースのために、デザイナーのバルバ・コルシーニが1955年に設計した、GUBIの「ペドレラ コーヒーテーブル」。そのデザインは、カサ・ミラの象徴であるアーチ形の天井にインスピレーションを得たもので、繊細なスチールレッグが描く線の可憐な美しさと、角を削ぎ落とした曲線が有機的なガラストップが融合。建築的でありながら軽やかなモダニズムを感じさせる。

60年代を象徴するアイコニックなチェアが、サステナブルな要素とともに復刻を果たした。「F300 ラウンジチェア」(アラバスターホワイト、張地 各種各色あり) ¥405,900〜/GUBI(トリシュナ・ジバーナ)
60年代を象徴するアイコニックなチェアが、サステナブルな要素とともに復刻を果たした。「F300 ラウンジチェア」(アラバスターホワイト、張地 各種各色あり) ¥405,900〜/GUBI(トリシュナ・ジバーナ)

1960年代中頃、フランスのデザイナー、ピエール・ポランによって誕生した「F300ラウンジチェア」は、彫刻的かつ未来的なフォルムで家具の概念を刷新した。発表と同時に時代の象徴となり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品とされている。今回、その名作が待望の復刻。素材には工業用プラスチック廃材を再利用したエンジニアドポリマーのHirek ®を採用し、オリジナルの質感と造形美を忠実に再現しつつ、サステナブルな視点でアップデートを遂げた。

名前のとおり帽子を彷彿させる外見の裏に高度な木工技術が隠れる、独特の世界観を持つランプ。「ザ・ハット・ランプ」 ¥433,400/JORGE SUAREZ-KILZI(リヒトギャラリー)
名前のとおり帽子を彷彿させる外見の裏に高度な木工技術が隠れる、独特の世界観を持つランプ。「ザ・ハット・ランプ」 ¥433,400/JORGE SUAREZ-KILZI(リヒトギャラリー)

チーク材を使用した「ザ・ハット・ランプ」は、スペインを拠点に活動するデザイナー、ホルへ・スアレス・キルジが手がけた。世界を旅してきた彼の作品には、ラテンアメリカや日本など多様な土地の精神性が息づく。高度な木工技術を用い、あえてアンバランスな遊び心を加えた造形で、スカラップ形のシェードはサーカステントのようなどこか現実と非現実のあいだを漂う雰囲気だ。夕焼けのような穏やかさで周囲を照らす詩的な光と影が生み出すムードが、部屋全体をひとつのアートに変えるだろう。

問い合わせ先/トリシュナ・ジバーナ 03-3234-3971

リヒトギャラリー 03-6452-5840

Text: Kurumi Fukutsu Editor: Nanami Kobayashi

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