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娘の靴をわざと散らかす夫「最近娘のことばっかでかまってくれないから」はぁ?義父母が一斉に痛烈なひと言

  • 2025.12.19

毎日、仕事に家事に育児に追われる私は、ある日の忙しい朝、出かけようとしたところで娘の靴がバラバラになっているのを発見しました。振り返ると、へらへら笑う夫の姿。「子どもじゃなく俺をかまってほしかったから」と意味のわからない言い訳をしてきて……。

夫の子どもじみたイタズラ

私は夫と6歳の長男、4歳の長女、2歳の次男との5人暮らし。仕事に家事に育児と、忙しく過ごしています。特に朝はバタバタするのですが、夫はのんびり起きてきて自分の準備だけ済ませて仕事へ向かうのです。これまで何度か夫に協力をお願いしたものの、毎回「俺も仕事の準備で忙しいから」などと断られてしまい、今では声をかけるのも面倒になってしまいました。


先日、家族みんなで夫の実家に行こうとしたときのことです。いつもどおりバタバタと支度を済ませ、なんとか時間通り出発しようと思ったところで、私より先に玄関に行った長女が、「も~、なんで私の靴だけあんなところにあるの?」と不満げな声を上げました。私は毎朝、その日に履く家族みんなの靴を玄関に並べておくようにしていて、その日も同じようにしたはずです。「えー、ママそろえておいたよ?」と言いながら私も玄関に行くと、娘の靴の片方だけ、玄関の隅に転がっていました。

娘といっしょに「なんで……?」と思っていると、「実はパパのしわざなんだよね~」と夫がヘラヘラしながら現れました。「え?」と聞き返すと、「だって最近、子どものことばっかりで、全然俺にかまってくれないじゃん。だからイタズラしちゃったんだよ」と悪びれもせず言う夫。確かに、子どものことや仕事のことで夫とのコミュニケーションが減っていたのは事実ですが、あまりにも幼稚な言動に私は呆れてしまい、何も言い返せませんでした。出発の時間がせまっていたので、淡々と「あ、そう。とりあえず靴はそろえてくれる?」とだけ伝え、ムッと不貞腐れた夫を無視して、不機嫌になった長女をなだめながら長男と次男とともに車に乗り込みました。

義父母宅に着いても長女の機嫌は直らず、むくれ顔をしています。義母が娘に「どうしたの? なにか嫌なことがあったの?」と聞きました。娘は「パパが私の靴だけ投げたの」と答えます。「どういうこと?」と義母が私に聞いてきたので、「私にかまってもらえないのがさみしくて、私が整えた靴をわざと転がしたそうです」ときっぱりと伝えました。夫は「ただのイタズラだよ。〇〇(私)が子どものことばっかりで、俺のこと後回しだから、ちょっと何かしてみたくなってさ。子どもだってイタズラくらいするのに、なんでそんな怒られるのかわかんないよな」とふてくされて言うのです。

その言葉に義母は大きくため息をつき、「あなた、子どものころにもお友だちの持ち物を隠したりして嫌われてたわよね?」と、夫が子どものときに同じようないたずらをしていたことを暴露。父親の黒歴史を知った子どもたちは大ウケです。そして「いつまでもくだらないことするんじゃないわよ。好きな子をいじめる子どもじゃないんだから!」と言ってくれました。続けて義父が、低い声でぽつり。「子どもが4人いるみたいだな。一番手がかかるのはお前か。くだらないことしてる暇があるなら、子どもたちのお出かけ準備を手伝え!」と追い打ちをかけてくれたのです。

誰も味方をしてくれない状況に、夫は顔を真っ赤にしてうつむきました。その日以来、夫は率先して玄関の靴をそろえ、平日の朝の準備も積極的に手伝ってくれるようになったのでした。


家事や育児は、妻や母親だけの仕事ではないはず。本来夫婦で分担して行うのが望まれるところ、「かまってほしいから」という理由でいたずらをするのは、パートナーの余計な仕事を増やすだけで、正直迷惑だと感じました。相手への関心、思いやりを深めるためには、いたずらで相手の気を引くのではなく、お互いに協力し合い、信頼関係を築くことのほうが大切だと思います。夫婦関係に限らず、子どもたちの手本となるような人間関係の構築をしていこうと夫婦で話し合うきっかけになったと同時に、私自身も、忙しくても夫婦のコミュニケーションは大切にしなければと反省した出来事でした。

著者:菅田希美/30代・ライター。発達がのんびりな6歳の長男と大人びた発言をする4歳の長女、マイペースな2歳の次男を育てるママ。仕事と家事育児に追われ発狂しそうになりながらも「まぁいいか」の精神でなんとか毎日を切り抜けている。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

ベビーカレンダー編集部

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