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「別れても俺のパンツは毎日洗って」にドン引き!→『思わぬ理由』で一発逆転。結婚まで決めたワケ

  • 2025.12.16

恋人との別れは、切り出す側も切り出される側もかなり体力のいるもの。時間も精神力も削られる“別れ話”は苦い印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。今回は友人に聞いた、別れ話にまつわる奇想天外なエピソードです。

すれ違いの日々

社会人1年目の頃、私は一人暮らしをしていました。当時付き合っていた彼は警察官で、激務の毎日。生活リズムが合わず、すれ違いの日々。何を聞いても「仕事のことは守秘義務で答えられない」と言う彼に、私は次第に疲れてしまい、ついに別れ話を切り出すことにしたのです。

「別れても俺のパンツを洗ってくれ」

彼はしぶしぶ別れを承諾しましたが、ひとつだけ条件を提示してきます。それは「別れても俺のパンツを毎日洗ってくれ」というもの。あまりに突飛な要求に「気持ち悪すぎる! どういうつもりなの?」とドン引きしながら問いただす私。すると彼は真剣な顔で理由を教えてくれました。

防犯の知恵

彼によれば、一人暮らしの女性が防犯目的で男性の下着を干すのは王道すぎて、逆に下着泥棒や変質者に狙われやすいのだそう。「むしろ“女性が一人暮らしをしている”とアピールしてしまう。本当に自然に見せたいなら最低でも男性下着を三セットは干さないと不自然だ」と熱弁。

さらに「もし俺のが嫌なら新品を買ってくるから。少しでも何かあれば迷わず110番へかけて。通報を迷うようなことがあれば深夜でもいつでも俺に電話して」と真剣に語る彼。その熱意に私は唖然としながらも、心の奥で安心感が広がっていったのを今でも覚えています。

惚れ直した瞬間

別れ話は取り消され、私たちは交際を続けることに。やがて結婚し、現在は幸せな生活を送っています。先日、友人に「今も洗濯物を毎日干しているの?」と聞かれましたが、私は笑いながら「してない! 乾燥機一択!」と答えました。

あの時のドン引きしてしまった条件は、結果的に彼の誠実さと優しさを再確認する、惚れ直すきっかけとなり、私の人生を大きく変える出来事に。彼は今でも立派な警察官として、日々、国民の安全を守っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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