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「社宅でマルチ商法!?」お茶会に潜んでいた勧誘を会社に報告した結果、夫たちの末路は

  • 2025.12.15

結婚や子どもを通じた付き合いをきっかけに、ママ同士がつながる「ママ友」。親しくするうちに相手の意外な一面が明らかになり、トラブルに発展してしまうことも……。ママ友との間で起きた、3つの驚きのエピソードを紹介します。

矯正下着のマルチ商法だった

結婚してすぐに住み始めた社宅で、少しずつ顔見知りが増えたころに同じ職場の先輩Aに自宅でのお茶会に誘われたときのお話です。

お茶会には他にも数名のママと未就園児の子どもたちも来ていて、とてもにぎやかでした。すると、突然そのママたちに囲まれた私。テーブルにはカラフルなパンフレットが置いてありました。

そのお茶会で集まっていたメンバーは、なんと先輩Aが主催する矯正下着のマルチのサークルだったのです。そして女性ばかりのその場で、突然2人の中年女性が服を脱ぎ出しました。それを見せながら、先輩Aが「ほら、これを着るとこんなにきれいなプロポーションになれるのよ!」と、満面の笑顔で言ってきたのです。

その矯正下着は、「フルセットで30万円くらいだけど、友だちを紹介すると次からは安く買えるよ」と、先輩Aの説明が続きます。かくいう私は、矯正下着など必要ない元アスリート。「とてもそんなお金はないですよー」とごまかし、逃げ帰って夫に報告しました。

それから3カ月後、先輩Aをはじめとするお茶会のメンバーの夫たちは、バラバラに転勤させられた上、新任地でもブラックリスト入り。夫たちは、もう昇進は見込めないとのことでした。

私の住む社宅では、マルチなどの商行為をしてはいけないという規約があったのです。それ以上に、「至近距離で下着姿を見せられるのは正直つらかった」というのが本音でした。

◇◇◇◇◇

社宅だけの話ではなく、女性同士の付き合いは広く浅く、距離を見極めてからお友だちになるのがコツだと思いました。この出来事をきっかけに、いきなり距離感を詰めてくるのは、「何かしら下心があるのだろう」というレーダーが働くようになりました。

著者:青島みかん/50代女性・主婦

イラスト/まげよ

嫉妬心むき出しのママ友が転園するまで

これは、娘たちが幼稚園に通っていたころの話です。当時、なぜか何かと私に対抗心を燃やしてくるママ友がいました。そのママ友は言葉の端々がネチネチしていて、正直なところ、顔を合わせるたびにうんざりしていました。

特に彼女が引っかかっていたのは、私が双子を出産していること、自宅が幼稚園から近いこと、夫が育児に積極的な、いわゆる“イクメン”であること……。この3つだったようです。中でも双子であることには、明らかに羨望(せんぼう)のまなざしを向けていました。

けれど、彼女にも誰もがうらやむような環境がありました。彼女の父と姉は議員職をしており、実家は立派な住宅。その家も実父が現金一括で購入したものだと聞きました。彼女の夫は婿養子としてその家に入り、まるで“サザエさん”のような生活を送っていたのです。

「私にとっては、そっちのほうがよっぽど恵まれていると思うけど……」。そんな声が、周囲のママ友たちから次第に上がるようになりました。最初は様子見をしていた人たちも、徐々に私の味方になっていきました。

その後、彼女は気まずそうに幼稚園を転園していきました。けれど、彼女のことを疎ましく思っていた私たちもまた、もしかしたら彼女をうらやんでいたのかもしれません。生まれながらの環境が整っていた彼女と、努力して今の暮らしを築いた私。立場や過程は違っても、他人の目には同じように「恵まれている」と映っていたかもしれません。

◇◇◇◇◇

この出来事を通して、他人と比べてうらやむ気持ちが、時に無用な摩擦を生むのだと痛感しました。これからは、もっと謙虚な気持ちで、人の幸せを素直に受け止められる自分でいたいと思います。

著者:橘すみれ/30代女性・主婦

イラスト/きりぷち

子どもの何げない行動から発展したトラブル

親しかったママ友仲間は5人いて、全員が第1子を同じ幼稚園に通わせていました。皆、家が近所ということもあり、子どもが幼稚園から帰って来た後もよく一緒に遊んでいました。ママのほうも穏やかな方が多く、良い関係を続けていたのです。

子ども同士のことなので、特に大きなきっかけはなかったとは思うのですが、いつからか5人の子どもが3人と2人に分かれるように。その中で子どもが入れ替わることもなく、顔ぶれはいつも同じでした。

当初はそれほど気にならなかったのですが、少しずつ3対2の関係が対立的な状況になってきたのです。「せっかく仲良し5人組だったのにな」と思いましたが、もしかすると子どもながらに何か事情があるのかもしれないし、1人だけ外れているわけでもなさそうだったので、あまり気にしないことにしたのです。

子どもが2人と3人で分かれて遊ぶことが増えたので、自然とママたちも5人で集まる機会は減りました。私はちょっと寂しい気持ちもありつつ、「一時の辛抱かな」「子どもが成長していく過程で環境が変化することもたくさんあるしな」と、ここでも特に気に留めていませんでした。

ところが、2人になった子どものママが、「他の3人がうちの子たちを仲間外れにしている! ひどい!」と訴えてきたのです。それだけでなく、「親も仲間外れにされている」と……。他の3人は誰もそんなつもりはなかったのに、彼女の訴えはどんどん強くなり、ついには園長先生や保育士さんまで巻き込む事態になってしまったのです。

◇◇◇◇◇

結局、訴えてきた親子は幼稚園をやめ、転園しました。子ども同士の関係に親がすべて介入するのは難しいところですが、せめてママとの関係にはもう少し気をつかって付き合っていったらよかったかなと思っています。

著者:立川苑子/60代女性・主婦

イラスト/さくら

まとめ

ママ友間のトラブルは本人だけではなく、家族を巻き込んでしまうこともあります。一方で子どもの在学中など、期間限定の関係であることが多いもの。悩んでしまったときは、離れられる時期が来るまでママ友から距離を取るなど、うまくやり過ごせるように工夫できると良いかもしれませんね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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