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スライサーにおすすめの素振り法!打つ前の準備を中井学が解説

  • 2025.12.11

「ラウンド中のショットを打つ前の素振りを見ていると『やらないほうがよかった』と思える人が9割近くいます」と話すのは中井学。

では、やったほうがいい素振りってどんな素振り?ミスショットを未然に防ぎ、確実にナイスショットへ結びつける素振りをレッスンする!

球を曲げないことより出球の方向の安定を優先させる

スライサーにおすすめの素振り法!打つ前の準備を中井学が解説
インサイドに上げていく(左)カップの位置はやや引くめ(中央)アウトサイドから下ろすダウンスイングは腰の回転を先行させやすい(右)バックスイングでクラブをインサイド方向に低く上げていくと、アウトサイド・インの軌道で振りやすくなる

スライサーにオススメなのは「アウトサイド・イン素振り」。アウトサイド・インがスライスの原因になるのでは?と思うでしょうが、今どきのクラブは確実に曲がりにくくなっているので、極端に右に飛んでしまうミスはボールが最初から目標よりも右に出ているプッシュ系スライスが多く、実際はそんなに右に曲がっていません。そのため、大事なのはしっかりと左に打ち出すことなのです。

インサイドに低く上げてトップでヘッドをループさせたら、ダウンスイングでは腰の回転を先行させてアウトから振り下ろす。確実に左に打ち出し、左からターゲットに向かって曲がっていく球筋をイメージしながら素振りをしてください。

スライサーにおすすめの素振り法!打つ前の準備を中井学が解説
左への振り抜きも大事。左へ鋭く振り抜けるとボールのつかまりがよくなるので、大きく右に曲がらない。(右)トップでヘッドをインからアウトへとループさせて、アウトサイドから下ろす感覚だが、腰がしっかり先行して回れば、極端なアウトサイド軌道にならない

インサイド・アウトからのフェースオープンでビッグスライス!

最近のビッグスライスはカット軌道よりも、スライスを防ぐためにインサイド・アウトに振ったはいいが、フェースが開いているために右打ち出しのプッシュスライスになって出ることが多い

いかがでしたか? アウトサイド・イン素振りをマスターしましょう!

レッスン=中井学
●なかい・がく/1972年生まれ、大阪府生まれ。03年からプロコーチとして活動。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメントにも出場している。UUUM所属。

構成=三代崇
写真=田中宏幸
協力=東宝調布スポーツパーク

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