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同じ予定日の子供を妊娠・出産『瓜二つ』な姿にゾッ!→ 義母「実は、うちの家系は」

  • 2025.12.8

これは、私の友人が経験した、子どもの出産にまつわる話です。長い不妊治療の末に授かった2人目の妊娠で、まさかの「事実」を告げられます。それは家族全員が思わず息をのむほど、偶然にしてはできすぎていて……。

1人目と同じ

1人目を妊娠したとき、予定日は“10月15日”でした。無事に生まれてきてくれた娘は、今では家族の中心になるほど明るくて、毎日を笑顔にしてくれる存在です。

そして2人目。長い不妊治療を続け、ようやく授かることができた日のことは、今でも忘れられません。診察の日、先生から予定日を告げられた瞬間、思わず息が止まりました。

「予定日は……10月15日ですね」あまりの一致に、驚きよりも先に“何かの知らせなのだろうか”と、背筋がすっと冷えるような感覚がありました。

偶然とは思えない“重なり”

1人目のときと同じ病院を選んではいたのですが、担当の先生まで同じでした。先生は複数いらっしゃるので、再び同じ先生になるとは限らず、ましてや予定日まで同じだなんて、ただの偶然とは思えませんでした。家に帰って夫に伝えると、「運命ってこういうことなのかな……ちょっと不思議だね」と半ば驚きながらも、どこかこわばった表情をしていました。

さらに、妊娠の経過まで1人目のときとよく似ていました。つわりの時期、体調の波、眠気の強くなるタイミング……どれも“前にも経験した流れ”をそのままなぞっているようで。

義母に話すと、「うちの家系は“日にちが巡る”のよ。昔にも同じ誕生日の子がいたの」と言われ、その瞬間また静かに背筋がぞくっとしました。

出産の日

実際に生まれたのは、予定日を1日過ぎた10月16日でしたが、出産に立ち会ってくださった先生も、「ここまで一致するのは本当に珍しいですよ」とおっしゃっていました。

そして育っていくにつれ、2人の娘の雰囲気がどこか似ていることに気づきました。笑い方、仕草、眠そうに目をこするクセ……“姉妹だから似ている”と片づけてしまうには、どこか説明のつかない重なりを感じるのです。

10月が来るたびに思い出す、不思議なつながり

だからでしょうか。今でも10月が近づくと、胸の奥がそっとざわつきます。あの時期になると、空気の色や肌に触れる風まで、何かが“再び巡ってくる”ように感じられて。2人の娘の頭をなでながら、心の中でそっとつぶやくんです。「またこの季節がきたね」

医学的には偶然で説明できても、私にとってはどうしても“必然”に思えてしまう。そんな静かな不思議を抱えた、忘れられない出来事です。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2023年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

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