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ついに “初単独主演”「想像がつかなかった」THE RAMPAGE ・長谷川慎“新境地” への挑戦を語る

  • 2025.12.27

2026年1月8日に放送がスタートする、カンテレ×FODドラマ『顔のない患者-救うか、裁くか-』。本作は、外科医として働く主人公・都築亮が最愛の妻を誘拐され、正体不明の誘拐犯から脅迫される、命の選択、愛と論理をめぐるノンストップ・ヒューマンサスペンス。

都築への脅迫内容は、逃走中の凶悪殺人犯とされる、顔面を潰された身元不明の患者を亡き者にしなければ、妻の命を奪うというもの。突如として“命の天秤”を突きつけられた上、警察にも疑われる都築は、タイムリミットが迫る中、極限まで追い込まれていく。主人公・都築を熱演するのは、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの長谷川慎。TRILLでは、長谷川の合同取材と単独インタビューを実施。初めて単独主演を務めることについてや、役作り、進行中の撮影状況などについて語ってもらった。

『顔のない患者-救うか、裁くか-』長谷川慎インタビュー 前編

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(撮影/松川李香)

――まずは、『顔のない患者-救うか、裁くか-』で主演することが決まった時のお気持ちから聞かせてください。

長谷川慎(以下、長谷川):決まった時は、率直にうれしかったです。普段、僕はアーティストとしてグループ活動をしているんですけど、ダンス以外の自分の武器を身につけたいということで、グループ活動と並行して、ずっとお芝居に挑戦させてもらってきました。少しずつ、ドラマ出演やW主演、舞台の主演をやらせてもらったりしてきたのですが、まだ単独主演というものを達成できていなかったんです。今回、この作品のお話をいただいて、初単独主演という形で、このドラマに出会えて本当にうれしかったですし、「もっと俳優として活躍したい」という、さらに大きい目標を持つことができて、すごくありがたい気持ちでいっぱいです。

――どのような準備をして、本作の主演に臨まれましたか?

長谷川:このドラマの内容は、命をテーマにしていて、舞台は病院です。すごく殺伐とした雰囲気で進行していきます。重いテーマの作品なので、撮影に入る前に監督とお話しして、いくつかのドキュメンタリーを見ておくことをお勧めしていただきました。具体的に、自分の役を作る上での材料を与えてくださったんです。なので、それらを全部見て、撮影に臨みました。あと、本作は1日を描いている話なんですが、その内容を約1カ月半で撮影するにあたって、きちんと話を自分の中に入れておかないと、気持ちが繋がらなくなると思ったので、台本をしっかりと読み込むようにしました。

実際に演じていく中でキャラクターを作り上げた

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(撮影/松川李香)

――このドラマでは、爆破事件の犯人と思われる人物が顔を削られ、身元不明の状態となり、その人物の命と主人公の妻の命が引き換えになるという、ノンストップ・ヒューマンサスペンスですよね。本作の設定を台本で読んだ時、どのように感じましたか?

長谷川:これまでのお芝居人生の中で経験したことのない内容ですし、自分にはない引き出しのものばかりだという印象を受けました。最初は、自分がどう演じるかというイメージも、正直湧かないぐらいでした。自分にとって、本作の設定は非日常的すぎて、ちょっと想像がつかなかったんです。なので、実際に演じていく中で、都築亮という役を作り上げていく感覚でした。今では、毎日撮影をしながら、ノンストップ・ヒューマンサスペンスのハラハラ感を楽しんでいる自分がいます(笑)。

 ――都築亮という人物を、どのように捉えて演じていますか?

長谷川:彼は、すごく仕事熱心で、患者さんに優しく接していて、患者さんからも愛されているような医師です。フレッシュでエネルギッシュな、まさに“ザ・いい人”みたいな人物。でも突然、奥さんが誘拐されるなんて想像を超えた話なので、自分の中で疑似体験を思い描きながら演じています。葛藤を表現するのが大変ですね。

誰もが日頃から選択の連続で生きている

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(撮影/松川李香)

――医師役を演じることについては、どんな心境でしょうか?

長谷川:医師役はずっとやってみたかったですし、率直にかっこいいなと。白衣を着てみたいとか、「メス」って言いたいなどと思っていました(笑)。なんか子どもっぽいですけど、スーパーヒーローになりたいという感覚で、医師役をやってみたかったんです。だから、まさか外科医になって、「メス」って言う日がくるなんて! 内心、テンションが上がりました。

――今日は衣装での登場ですが、白衣姿が似合っていますよ!

長谷川:ありがとうございます! だいぶ馴染んできたので、“着せられている感”がなくなってきました。

――これから、このドラマを観る人に向けて、長谷川さんから本作の見どころや魅力を教えてください。

長谷川:奥さんが誘拐されて、奥さんを助けるためには爆弾魔の命を奪わなければならないという、究極の選択を迫られ、悩んで葛藤していく。そんな主人公の姿が描かれていますが、それって、実は誰にでも刺さるのではないでしょうか。自分自身に置き換えると、誰もが日頃から選択の連続で生きていると思うんです。このドラマには、「こういう考え方もあるんだ」というような、共感できる部分があると思いますし、勇気をもらえたり、いろいろな視点で考えられたりする、自分の“引き出し”みたいなものを気づかせてくれるような作品になっています。

 

長谷川慎(はせがわ まこと)

1998年7月29日生まれ。神奈川県横浜市出身。LDH JAPAN所属。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマー。2017年から俳優業を開始。主な出演作に、TVドラマ『PRINCE OF LEGEND』(2018年)、『アプリで恋する20の条件』(2021年)、『顔だけ先生』(2021年)、『シガテラ』(2023年)、『自転しながら公転する』(2023年)、『恋をするなら二度目が上等』(2024年)、『離婚後夜』(2024年)、『レッドブルー』(2024年)、配信ドラマ『主人公』(2019年)、映画『PRINCE OF LEGEND』(2019年)、『HiGH&LOW THE WORST X』(2022年)、『恋をするなら二度目が上等〜special edition〜』(2024年)、舞台『REAL RPG STAGE「ETERNAL」』(2021年)、『ロミオ&ジュリエット』(2023年)などがある。


関西テレビ『顔のない患者-救うか、裁くか-』

放送日時:2026年1月8日(木)スタート
カンテレ:深夜0時30分〜/以降、深夜0時15分~
フジテレビ:深夜1時〜/以降、深夜12時45分〜
出演:長谷川慎(THE RAMPAGE) 井上想良 樋口日奈/梅舟惟永 さかたりさ 高橋侃 遊井亮子/曽田陵介 飯田基祐
脚本:八代理沙 本間おと
監督:森田亮 杉田真一 泉原航一
プロデューサー:三方祐人 駒奈穂子 菊池実里
番組URL:https://www.ktv.jp/the-faceless-patient/

公式SNS
・X:https://x.com/faceless_ktv
・Instagram:https://www.instagram.com/faceless_ktv/
・TikTok:https://www.tiktok.com/@faceless_ktv



ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)

海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。

X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP(https://x.com/KumikoShimizuWP