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男性「もう一度会ってもいい」女性「お断りで」→“カウンセラーの助言を聞き入れなかった結果迎えた末路とは…

  • 2025.12.24
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。婚活カウンセラーのりぃです。
今日は、婚活の現場で実際にあった「高望みが原因で活動が行き詰まってしまったケース」についてお話しします。

今回の男性会員さんは、年収も高く、社会的にも成功されている方でした。
仕事では結果を出し続け、周囲から評価されてきた経験も豊富。いわゆる“スペック”だけを見れば、十分すぎるほど条件のそろった男性です。

それでも、婚活は思うように進みませんでした。

申し込むのは、いつも「若い女性」

彼が申し込むお相手には、はっきりとした共通点がありました。
年齢は自分より二回りほど年下。見た目も若く、華やかな女性ばかり。

「ここまで仕事を頑張ってきたんだから、若い女性と結婚したい」
「正直、見た目は大事ですよね」

というのが男性の希望でした。

お見合いは成立しても、心が噛み合わない

条件が良いため、実際にお見合いが成立することもありました。そして彼自身は、「悪くなかった」「もう一度会ってもいい」と、前向きな返事を出していました。ところが、その期待は何度も裏切られることになります。

後日返ってくるのは、女性側からのお断り
理由を確認すると、共通して聞かれたのはこんな声でした。

会話がどこか噛み合わなかったこと。話題は続いているようで、深まっていかない感覚があったこと。年齢差や人生経験の違いからか、一緒にいる未来を想像しづらかったこと。

男性本人は、「会話も普通にできたし、特に問題はなかったはず」と戸惑っていました。自分としてはOKを出しているのに、なぜ選ばれないのか。その理由が分からず、納得がいかない様子でもありました。

しかしそれは、相手女性が冷たいわけでも、見る目がないわけでもありません。

年齢差や価値観、会話のテンポといったものが、女性側には“結婚相手としての違和感”として伝わっていたというだけのことでした。

視野を広げる提案にも、耳を貸さなかった

私は何度か、「もう少し年齢の近い方」「(生活感覚の近さにより)会話が自然にできそうな方」をご紹介しました。

でも返ってくる言葉は、決まってこうでした。
「そこまでして結婚したいわけじゃない」
「若さは譲れません」

価値観を見直すことも、視野を広げることも、彼には難しかったようでした。

結果として、彼は婚活を続けることが苦しくなっていきました。
「理想の女性には選ばれない」、「でも理想を下げるつもりもない」その矛盾を抱えたまま、最終的には活動を断念するという選択をされました。

もちろん、理想を持つこと自体が悪いわけではありません。でも、その理想が「誰かと幸せになるため」ではなく「自分を満たすため」だけのものになってしまうと、婚活はうまくいかなくなります

婚活では理想を求めることと同じくらい、現実を一緒に歩いていけるかどうかという視点も大事なのです。そこに目を向けられない限り、どれだけ条件がそろっていても、ご縁はつながらないのだと、このケースは教えてくれました。

婚活は自分を満たす場ではなく、向き合う場

婚活は、自分の条件を証明する場所ではありません。誰かと人生を分かち合う覚悟があるかどうかを、自分自身に問い直す場所です。

もし今、「自分なりに頑張ってきた仕事や収入、社会的な立場には自信があるのに、なぜか選ばれない」と感じているならと感じているなら、少しだけ視点を変えてみてほしいと思います。

条件の先にあるのは、 “一緒に生きる現実”です。

そこに目を向けられたとき、婚活の本当のスタートラインに立てるのかもしれません。


ライター:りぃ

私は5年間、婚活パーティーや結婚相談所などで婚活をされている方のサポートをさせていただいていました。相手が求めている情報を正しく分かりやすく伝える経験を積み、今では自分の言葉で読者の方に分かりやすく伝える文章を執筆しています。リアルなエピソードや、成功・失敗に共通するポイントをお届けします。