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「今回もお断りで」連呼する婚活女性。実は毎回“相手からも”断られていて…全員に共通していた“違和感”とは?

  • 2025.12.26
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。婚活カウンセラーのりぃです。

結婚相談所のお見合いでは、プロフィールという“データ”を見てから実際にお会いします。そのため、会ってみた印象が想像していたものと違うことは珍しくありません。それがプラスに働くこともあれば、残念ながらマイナスに感じてしまうこともあります。

今回ご紹介するのは、その「マイナスの違和感」が、思わぬ形で相手に伝わってしまったケースです。

お見合い後、なぜか続く「双方お断り」

ある女性会員さんは、何度かお見合いをしても、お相手の印象が「なんか違う」「自分とは合わない気がする」と感じることが続いていました。

そのため、本人は毎回お断りを出していました。ところが不思議なことに、そのお見合いはほぼ全て、お相手側からもお断りが返ってきていたのです。

一度や二度なら偶然かもしれません。でも、同じ状況が何度も続いたため、私は理由を確認してみることにしました。

相手から伝えられた、共通していた違和感

お相手の方々から返ってきた理由は、驚くほど似通っていました。

会話をしていても、こちらの話に対する反応が薄く感じられたこと。「ふーん」「そうなんだ」といった素っ気ない返事が多く、どこか興味がなさそうに見えたそうです。

表情も終始つまらなそうで、時折時計をちらちらと確認する仕草があり、「早く帰りたいのかな」という空気が伝わってきた、という声もありました。

お相手が失礼なことを言ったわけではありません。会話の内容自体に大きな問題があったわけでもない。

ただ、「自分が期待していた相手ではなかった」という気持ちが、無意識のうちに態度として表れてしまっていたのです。

期待が外れた瞬間、人は本音が態度に出やすい

本人に悪気はありませんでした。むしろ、「正直な反応をしていただけ」という感覚だったのかもしれません。

けれど、お相手が感じ取ったのは、「自分に興味がないことが、はっきり伝わってくる居心地の悪さ」でした。

自分が「いいな」と思った相手には愛想よくできるのに、そうでない相手には態度が冷たくなる。それは、相手にとってとても失礼な振る舞いです。

「合わない」と感じること自体は悪くない

誤解してほしくないのは、「合わない」と感じること自体は、決して悪いことではありません。

誰にでも好みはありますし、違和感を覚えるのは自然なことです。ただ、それを顔や態度に出してしまっていいかと言われると、答えはNOだと私は思います。

人は、自分以外への態度をよく見ている

婚活では、「相手が自分にどう接してくれるか」に意識が向きがちです。
でも実際には、相手はあなたが自分以外の人にどう接しているかも、しっかり見ています。

店員さんへの対応や、周囲の人への接し方、気に入らない状況での振る舞い。そうした一つひとつが、その人の人柄として伝わっていきます。

たとえ将来、「この人いいな」と思える相手に出会えたとしても、自分には優しい一方で、気に入らない相手には露骨に冷たい姿を見せてしまえば、相手の気持ちが冷めてしまうのは、決して不自然なことではありません。

たった1時間のお見合いだからこそ、見えるものがある

お見合いの時間は、基本的に1時間ほどです。その短い時間でさえ、相手を気遣う姿勢を保てない人は、「この人は、自分の感情を優先する人なのかもしれない」と思われてしまいます。

結婚生活は、楽しいことばかりではありません。思い通りにならない場面もたくさん出てきます。

だからこそ、お見合いの1時間で見える「態度」や「空気感」は、とても重要なのです。

ご縁を逃さない人が大切にしていること

自分さえよければいい、ではなく、相手や周りから見ても「感じのいい人」でいようとすること。それは特別なスキルではなく、人としての思いやりです。

婚活では、「こんな人がいい」という条件を持つことは大切です。でもそれは、「その人を選べる」という意味ではありません。相手にも選ぶ自由があり、最終的には“お互いに選び合えるかどうか”がすべてです。

どんな相手の前でも、最低限の礼儀と敬意を忘れないこと。その姿勢が、本当に大切なご縁と出会ったときに、そのご縁を逃さずつかむ力になるのだと、私は感じています。


ライター:りぃ

私は5年間、婚活パーティーや結婚相談所などで婚活をされている方のサポートをさせていただいていました。相手が求めている情報を正しく分かりやすく伝える経験を積み、今では自分の言葉で読者の方に分かりやすく伝える文章を執筆しています。リアルなエピソードや、成功・失敗に共通するポイントをお届けします。