1. トップ
  2. 和やかなお見合い終了間近…女性がついモヤっとしてしまった“男性会員の一言”とは…?

和やかなお見合い終了間近…女性がついモヤっとしてしまった“男性会員の一言”とは…?

  • 2025.12.25
undefined
出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。婚活カウンセラーのりぃです。
今回は、お見合いの場で実際にあった、「お金」に関するモヤっとした出来事をご紹介します。

婚活では価値観の違いが少しずつ見えてきますが、その中でも特に繊細なのが“お金の話”。
今回のケースも、決して誰が悪いわけではないのに、気持ちのすれ違いが生まれてしまいました。

お見合いは和やかに終了。でも、その直後に…

ある日、私が担当している女性会員さんがお見合いをしました。お相手は年上で、年収も平均以上。いわゆるエリートタイプの男性です。

お見合い中の雰囲気は穏やかで、会話も問題なく進みました。大きな違和感もなく、「もっとお相手のことを知りたいな」と女性会員さんも感じていたそうです。

そして、お見合いが終わりに近づき、お会計のタイミングに。

女性会員さんは、立ち上がりながら丁寧にこう伝えました。「今日はご馳走様でした。ありがとうございました。」

すると男性は、笑顔でこう答えました。「僕も楽しかったです。ありがとうございました。ここは僕が支払いますけど、次からは割り勘でお願いしますね。」

結婚相談所のお見合いでは、お茶代を男性が支払うのが一般的です。そのため、女性会員さんは一瞬、言葉に詰まりました。

「えっ……はい、分かりました。」そう答えたものの、“お見合いの場で、次は割り勘でと言われた”という出来事が、思っていた以上に心に残ってしまったのです。

割り勘が嫌なわけじゃない。でも、なぜか残った違和感

お見合い後、プレ交際(友達交際)に進むかどうかのヒアリングをしたとき、女性会員さんは少し迷っていました。

理由を聞くと、こんな気持ちを打ち明けてくれました。

「悪い人ではないんです。割り勘が嫌なわけでもないんです。でも……そこまでハッキリ言われたことが今までなかったので、なんとなくモヤっとしてしまって。」

割り勘そのものが問題なのではありません。むしろ、現代では割り勘に抵抗がない女性も増えています。

それでも、 “最初のお見合いの場で、はっきり割り勘を宣言された”という事実が、女性の中で引っかかってしまったのです。

お金の話題は、タイミングがすべて

私自身、割り勘が悪いとは思っていませんし、男性がずっと全額支払い続けるべきだとも考えていません。お金や支払いの話を、きちんとすり合わせたいという気持ちも理解できます。

ただ、お金の話題はとてもナイーブです。特に、まだ関係性ができていない初期段階では「いつ・どう伝えるか」がとても重要になります。

今回のように初対面のお見合いの場で、「次は割り勘で」と支払いについて口にしてしまうと、「私って、あまりいい印象じゃなかったのかな?」と、女性が不安になってしまうことがあるのです。

最初の数回は「選ばれる努力」を

カウンセラーとしての経験から言うと、お見合い後、プレ交際(友達交際)期間中の2〜3回のデートまでは、できるだけ男性側が支払うことをおすすめしています。

その理由は単純で、「相手に選ばれるための努力」が、まだ必要な段階だからです。プレ交際(友達交際)は、決して「選ばれた証」ではありません。

お見合いの1時間だけでお互いの人柄がすべて分かるわけではないからこそ、プレ交際(友達交際)に進んだうえで、相手がどんな人なのか、価値観は合いそうか、一緒にいて心地よいかを見極めていく時間なのです。

だからこそ、自分の気持ちだけでなく、「相手が自分をどう感じているか」を意識することが、とても重要になります。

関係性ができてから、
「これからは割り勘にしようか」
「今日は私が出すね」
といった自然なやり取りができるほうが、お互いにモヤモヤを抱えずに関係を築いていけます。

お金の価値観は、伝え方で印象が変わる

今回のケースは、誰かが間違っていたわけではありません。ただ、お金の話は伝えるタイミングや言い方ひとつで、相手に与える印象が大きく変わってしまうものだと感じさせられる出来事でした。

お金の価値観は大切だからこそ、関係性ができてから、無理のない形で伝えていくことが必要です。

婚活の初期は、自分の主張を前に出すよりも、まずは相手に安心してもらうことを意識すること。その姿勢の積み重ねが、結果的に良いご縁へとつながっていくのだと思います。


ライター:りぃ
私は5年間、婚活パーティーや結婚相談所などで婚活をされている方のサポートをさせていただいていました。相手が求めている情報を正しく分かりやすく伝える経験を積み、今では自分の言葉で読者の方に分かりやすく伝える文章を執筆しています。リアルなエピソードや、成功・失敗に共通するポイントをお届けします。