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プロ4人が教えるスコアアップの秘訣!ミスを克服する方法を解説

  • 2025.12.8

練習もラウンドも”なんとなく打つ”では、うまくならない、成功しない!

とくに苦手なショットは「あれをやってみよう、試してみよう」とテーマをもって挑むのが克服の近道!

その"テーマ”と”閃き"を与えるワンポイントレッスンをお届け。

次の練習やラウンドで早速、実践してみよう!

体の回転と手元の位置がポイント!

アイアンは構造上、ボールの手前をダフりやすいクラブ。それをダフらないようにするには、スイングの最下点を意識に左へ移すことが必要。その際に大切なのが、体の回転と手元の位置だ。

アイアンはヘッドが重く、ダウンスイングでは、その重さに耐えられないと、ボールの手前にヘッドが落ちてしまいます。これを防ぐには、ダウンスイングの際に左足に体重移動をしながら、下半身を中心に体を開くこと。

そして、手元を目標方向に出しながらクラブを下ろすことが必要です。スイングの最下点が目標寄りになるぶん、ボールがある位置にヘッドが下りるので、ジャストミートの確率が高くなります。

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ダウンスイングで腰を開く

ヘッドの落下点をボールの手前より先にするには、ダウンスイングの際に左足に体重を移して腰を開く。同時に手元も目標方向に出していこう

ボールに正対するのはNG

アドレスと同じ形を作ろうとして、体をボールに正対させるインパクトはNG。ヘッドが早く地面に落ちてしまい、ダフリやすくなるので気をつけよう

グリップよりもヘッドが低い位置にくると重たく感じる

グリップよりもヘッドが高い位置にあるときは軽く感じるが、クラブが腰の高さまで下りたあと、グリップよりも低い位置にくるとヘッドを重く感じる(写真左)。その重さに耐えられる動きをしないと、早く地面に落ちてしまう(写真右)

高い球を打つときは、目線を上げて右足体重で構えるのがセオリーとされているが、「目線を下げた構えのほうがいい」と森山。その理由は、スイングの最下点にある。

体の軸を右に傾けた右足体重はNG!

高い球を打つ際に、目線を上げて右足体重で構えるのはNG!(写真下)。なぜならば、スイングの最下点がボールよりも右にきてしまうからです。ドライバーのようにティーアップしたボールやラフの上にボールが浮いているとき、ボールの手前を打ちたいバンカーショットなら構いませんが、フェアウェイでもラフでもボールが浮いていないときは、ダフリやトップのミスショットが出やすくなってしまう。高い球を打ちたいときは、目線を下げて構えましょう。

「この番手はどのくらいの高さで打ち出せるか」は、フェースの裏面を地面に着けると、シャフトが弾道の高さを教えてくれるので、それを参考にクラブを選択しよう(写真下)。あとは、ボールを通常よりも1個ぶん左に置くだけ。右足体重の構えはNGだ(×)

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ボールを左に置いて打つ

インパクトではシャフトを真っすぐに

高い球を打つときは、スイングの最下点でボールをとらえるのが正解。そのためには、インパクトでシャフトが左右に傾かないようにして、ボールに対して真っすぐな状態でインパクトを迎えるように打つ。フェースを上に向けたり、開いて打つとミスになりがち。設定されたロフトなりの角度で高さを出そう

30ヤードまでのバンカーショットなら、砂ごとボールを運ぶエクスプロージョンの打ち方でOK。それ以上の距離があるときは、ダフりはリスクがあるのでボールをクリーンヒットしたい。

30ヤード以上離れたらダフりは厳禁!クリーンヒットで寄せる

ピンまで距離のあるバンカーから打つときは、サンドウエッジでボールをクリーンに打つと飛距離を出しつつ、スピンが効いて止まります。アドレスでは、フェースを気持ち開きましょう。少しでもフェースを開いておけば、万が一ボールの手前を叩いてしまってもバンスが利くため、ダフりのミスを軽減できる。また、クリーンに打ちたいので重心は低く下げず、高くする意識をもってください(写真下)。

頭と両ヒザの高さは変えない

ボールをクリーンに打つためには、余計な体の動きを抑えよう。スイング中はとくに、頭とヒザの高さを意識して、バックスイングはもちろん、ダウンスイングからインパクトにかけても高さを変えずに振る

三角形を崩さずに9時→3時

あくまでも目安だが、30ヤード以内の距離なら、振り幅は時計の文字盤の9時から3時を指す大きさで。それ以上の距離を打ちたいときは、振り幅を大きくしよう。スイング中は、肩のラインと両腕でできる三角形を崩さず振ることも大事

打ち上げホールや砲台グリーンのとき、ショットがショートすると左足上がりのアプローチが残る。そんなときにうまく打つコツは、フェースの開き方とボール位置、そして体重配分にある。

傾斜なりに立ってフェースは開かず右足体重!

左足上がりのアプローチは、右足に体重を多く乗せて傾斜なりに立ちましょう。フォローがとりづらく、距離感をつかみにくくなりますが、右足体重なら斜面に沿ってソールを滑らせるように振り抜けるので、振り幅に応じた飛距離を出せます(写真下)。

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左足に体重を多く乗せると、ヘッドが鋭角に下りて上り傾斜の地面に刺さってしまう

フェースを開かずに構える

ボールが高く上がりやすいライなので、フェースは開かない。開くとボールが飛ばず、グリーンまで届かなくなったり、ヘッドがボールの下を潜る“ダルマ落とし”になるので注意。

フェースが返っての“左へ引っかけ”も出やすいので、打ち出し方向はやや右にとる。ボール位置は左足カカトの前。真ん中より右に置くと、ボールが上がりにくくなってしまう

体重移動なし手打ちでOK

スイング中、体重移動は必要なし。右足体重のままクラブを上げて下ろす。ヘッドアップをするとミスの原因となるので、インパクトを終えてもボールがあったところに顔を向けておく。また、クラブを短く持ったほうがうまくミートできる(写真上)

いかがでしたか? たくさん練習して苦手を克服しましょう!

レッスン=阿河徹
●あがとおる/1976年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。UFGTF資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動を行なう。2012年独立後、男女ツアー・プロのコーチとしてツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、3万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。

レッスン=森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。レッスンは3カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤー以上のドライバーショットを放つ。Instagram(@rengolf_54)で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる(日本文芸社)」。Futako Golf Club主宰。

レッスン=大西翔太
●おおにし・しょうた/1992年生まれ。15年から青木瀬令奈のコーチを務め、トーナメントではキャディバッグも担ぐプロコーチ。18年にPGAティーチングプロA級資格取得。わかりやすいゴルフ理論に定評があり、ゴルフメディアにも多数出演している。メンタルトレーナー、整体師の資格ももつ。

レッスン=大庭啓
●おおば・あきら/1969年生まれ。芹澤信雄が主宰する"チームセリザワ"の一員。00年プロテスト合格。10年から藤田寛之のスイングサポートコーチを務め、賞金王のタイトル獲得に貢献。海外メジャーにも同行しサポートを行なった。アマチュアのレッスンでもわかりやすい指導に定評がある。

構成=山西英希、編集部
協力=井山ゴルフ練習場、Futako Golf Club、船橋カントリークラブ、富士平原ゴルフクラブ

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