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「昭和世代で知らない人はいない」放送終了から44年、記憶に深く刻まれ続ける『NHKの名作アニメ』

  • 2026.1.3

懐かしい記憶や、親から子へと受け継がれる感動など、幅広い世代の心に深く刻まれているNHKアニメ。公共放送ならではの高いクオリティと、単なる娯楽に留まらない深い教育性やメッセージ性を兼ね備えた作品の数々は、放送終了から時が経っても色褪せることがありません。今回は、そんな“NHKの名作アニメ”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、1981年放送のアニメ『名犬ジョリィ』(NHK)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“NHKの名作アニメ”『名犬ジョリィ』

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  • 作品名(放送局):アニメ『名犬ジョリィ』(NHK)
  • 放送期間:1981年4月7日~1982年6月22日

あらすじ

セシル・オーブリーさんの文学作品『アルプスの村の犬と少年』を原作としたアニメーション作品。

フランスとスペインを隔てる険しいピレネー山脈において、1頭のピレネー犬であるジョリィが誕生しました。ちょうど同じころ、ある峠に現れた女性が、生まれたばかりの男の子を山小屋の主人であるセザル(CV:故・永井一郎)に託して姿を消します。セザルはこの幼子をセバスチャン(CV:故・小原乃梨子)と名付け、自分の子供たち以上に深い愛情を注いで育てました。

月日が流れ、人間に虐げられた経験から飼い主の元を逃げ出したジョリィは、周囲から「白い魔犬」と恐れられる野犬になってしまいます。一方で、7歳に成長したセバスチャンは、追っ手から逃れていたジョリィと運命的な出会いを果たしました。言葉を超えて心を通じ合わせたセバスチャンとジョリィは、固い絆で結ばれ、共に長い旅に出ることを決意します。それは、数々の困難や人々との出会い、そして別れを経験しながら、どこかで生きているはずの母親を捜し求める、果てしない冒険の始まりでした―。

アニメ『名犬ジョリィ』の見どころ ※ネタバレあり

アニメ『名犬ジョリィ』は、ピレネー山脈を舞台に孤独な少年セバスチャンと巨大な白い犬ジョリィの深い絆、そして母を探す過酷な旅路を描いた不朽の名作です。本作の評価を語るうえで欠かせないのが、作品の世界観を鮮やかに彩る楽曲の素晴らしさです。SNSでは「OPが名曲!」「OPもEDも名曲」「エンディングを聴くだけで今でも泣いてしまう」といった声が数多く寄せられているように、躍動感あふれるオープニングテーマや心に染み入るエンディングテーマは、放送から長い年月が経った今でも多くのファンの記憶に深く刻まれており、作品の象徴として愛され続けています。

また、単なる動物アニメの枠に収まらない、ドラマチックで重厚なストーリー展開も本作の大きな魅力です。SNSでは「動物が可愛くてファンタジックなストーリーも秀逸」「昭和世代で知らない人はいない名作アニメ」と高く評価されている通り、ジョリィをはじめとする動物たちの愛くるしい描写と、困難に立ち向かう少年たちの成長物語が見事に融合しています。厳しい自然のなかでの冒険や人間模様を丁寧に描き切ったその完成度は、当時の子どもたちに大きな感動を与え、世代を象徴する思い出深い作品として不動の地位を築いています。

実写版『ベル&セバスチャン』へ受け継がれた「絆」の物語

1981年にテレビアニメとして放送され、白い巨犬と少年の友情が日本中の涙を誘ったアニメ『名犬ジョリィ』。フランスの児童文学『アルプスの村の犬と少年』を原作とする本作は、ピレネー山脈の壮大な自然を舞台にした不朽の名作です。2013年には、本国フランスで実写映画『ベル&セバスチャン』が製作され、日本でも大きな注目を集めました。アニメ版では親しみを込めて「ジョリィ」と呼ばれていた愛犬の名が、実写映画では原作に忠実な「ベル」として登場するなど、制作陣の原作に対する深いリスペクトが随所に散りばめられています。

そんな時代をまたいで描かれる少年と犬の物語は、2015年9月19日に日本でも公開され、アニメファンからも熱い支持を集めました。SNSでは「アニメも実写映画も共に最高に面白い」といった声が上がっているほか、アニメ版のノスタルジックな温かさとは対をなす重厚な物語に「一概に児童文学とは言えない太い作品」といった声が寄せられるなど、アニメと合わせて高く評価されています。アニメファンの方には、実写映画も必見です。

なお、現在アニメ『名犬ジョリィ』はDVDのレンタルや配信サイトでの配信はありません。視聴機会を得られた際は、“少年と名犬の奇跡の友情”をぜひお楽しみください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です