犬嫌いの社員「臭い」「うるさい」→取引先の一言で態度急変…あまりにも露骨な“掌返し”に絶句【マジクソかんぱにー】

2025.12.31

世の中には動物が好きな人と、そうでない人がいます。好みがわかれるのは自然なことですが、お互いに意見を押しつけ合うと最終的にはトラブルに発展することもあるかもしれません。社会で生きていく以上、相手の“好き”にいちいち口出しするのは避けておきたいところです。

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『定期犬診』では、そんな“人の好き嫌いをめぐるすれ違い”をリアルに描いています。

【ショートドラマ】定期犬診#ショートドラマ

「犬なんか飼ってんの？」犬嫌いな男性社員

「犬なんか飼ってんの？」

仕事中の雑談で、男性社員が眉をひそめながらつぶやきました。

「そう！うちのカイくん！かわいいでしょ〜」女性社員は嬉しそうに、スマホの写真を見せてきます。そこへ社長がやってきます。

「2人とも、白石さんが…」

と声をかけますが、男性社員は気付かず話し続けました。「どこがだよ！よだれ垂らして顔舐めてきて汚いったらありゃしない！」

あまりの否定的ぶりに、女性社員はキレ気味に「おい！てめぇぶっ飛ばすぞ？」と一喝。

しかし、男性社員は止まりません。「そもそもペット飼うことの何がいいんだよ」

「疲れた私を癒してくれる存在がいるなんて最高じゃん！」

女性社員はペットの大切さを熱弁します。

止まらない口論

2人はお互いの意見をぶつけ合い、口論はヒートアップしていきます。

「でも臭いじゃん」

「そこがいいんじゃん」

「部屋汚すじゃん」

「掃除したらいいじゃん」

「うるさいじゃん」

「お前がな」

「お前がな」社長はというとーー

2人の顔を交互に見ながら、全く止まる気配のない言い合いを聞いています。

「そもそも金かかるだろ？物件もペット可のところしか住めないし」

「器狭いな〜それくらい我慢しなよ」

そう言い返す女性社員。

ですが、まだまだ2人の攻防は止まりません。

ヒートアップする言い合いに、困惑する社長…

「あのっ…」見かねた社長が間に入ろうとしますが、2人の耳には全く届きません。

「俺は自分に使いたい派なの」

「彼女いないもんね〜」

「お前が彼氏いない理由もわかった気がするよ」

「てめぇも去勢してやろうか？」ハサミのジェスチャーまでしながら、笑顔で物騒なことを言い放つ女性社員。

「お前がした方が、もう少し穏やかな性格になるんじゃないか」

「あ〜！毎日散歩する相手いないからそんな捻くれるんだ！」「あ！それ！散歩が一番面倒！」

社長が再び「あのっ…」と声をかけますが、やはり2人の耳には届いていません。

「そっか〜運動になるってことも知らないんだね〜」

「その割には効果が出ていないようですので、ジムへの入会をお勧めしますね」と、前のめりになって皮肉を言い返す男性社員。

見事な掌返し

「あのっ！」

社長が少し大きめの声を出すと、ようやく2人がこちらを振り向きました。

「白石さんが来られてます」

その言葉に、2人は声を揃えて言います。「「は〜い今行きま〜す」」そう返事をしつつも、互いを睨み合いながら白石の待つ部屋へ向かいました。

その背中を、心配そうに眺めている社長。

ーー

「うちもワンちゃん飼ってるんですよ〜」

取引先の白石が、笑顔で写真を見せてきます。

「「うわ〜かわいい〜」」

声がハモる2人ですが、途中で男性社員が女性社員を押しのけます。そして「名前何て言うんですか？」と前のめりで尋ねる男性社員。

白石は「メイちゃんです」と答えます。

「メイちゃんですか！」と、あたかも犬好きのように振る舞う男性社員。

女性社員は、それを横目に明らかに苛つきを見せます。その様子を見ながら社長はしみじみと頷きました。

「大人だ…」

“自分の好きなものを他人も好きとは限らない”とよく覚えておこう！

“ペットは家族”という言葉をよく耳にするように、動物を身近な存在として大切に思う人は多くいます。

TikTokのコメント欄にも「ペットは日々の癒しですな」などの共感の声が寄せられていました。

しかし、ペットに限らず「癒し」や「大事なもの」は人それぞれ違います。人には人の価値観があるので、自分が好きだから嫌いだからと相手に意見を押し付けるのはおすすめしません。大人の対応として大切なのは、相手には相手の価値観があると理解し、相手の気持ちに合わせる柔軟さが大切なのです。

紹介作品

定期犬診

コンテンツ提供協力

マジクソかんぱにー（YouTube／TikTok／Instagram）

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。