Snow Man──「メンバー同士がずっと仲良くいられたらいいなと思っているんです」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.5】

「どこに行っても全力を尽くすだけということは変わらない」（阿部亮平）

デビュー5周年を迎えた今年、スタジアムライブという大きなステージを成功させた。深澤辰哉は「スタジアムはもちろん5大ドームツアーでも、これは当たり前のことじゃないんだという思いを噛み締めながらステージに立っていました。より多くの人に会いたいという思いが原動力になっています」と語る。

5年の歩みで培った確かな力と感謝の思い、まだ見ぬ景色への冒険心を胸に、韓国の音楽番組での「カリスマックス」の披露や、タイでのフェスへの出演など世界へと歩みを広げた。阿部亮平はタイにルーツを持つ向井康二がステージのMCを担ったことに触れ、「フェスへの出演も大きな出来事でしたし、康二がタイ語で盛り上げてくれたおかげで僕たちも自分たちらしくステージを楽しむことができました」と振り返る。向井康二が「タイ語での挨拶は緊張しました。でもどこに行っても全力を尽くすだけということは変わらないんですよね。日本のみなさんが僕らを見て楽しんでくれているように、それが自然とほかの国にもつながっていったらいいなと思っています」と話すと、宮舘涼太も「僕らは笑顔を生み出す力を日本から海外に持って行っている感覚なんです。エンターテインメントは世界共通だと再確認できましたし、まだ足りないものがあることがわかった一年でもありました」と言葉をつなげた。

「Snow Manの長所は負けず嫌いなところ」（ラウール）

俳優、モデル、バラエティなど多彩なフィールドで活躍する彼らがチームとしてひとつになったときに生み出すエネルギーはさまざまな記録としても表れ、1月にリリースされたベストアルバム『THE BEST 2020 - 2025』は初日にミリオンセールスを達成した。ラウールは「記録はいつまでも続くものではないと思っていますが、自分たちが感じてきたSnow Manの長所は負けず嫌いなところだと思っているんです。体育祭のような楽しさがファンの方たちにも伝染しているのかなと思います」と語り、冷静さと情熱を併せ持ちながら現在地を見つめている。

「ファンの方たちにも、スタッフの方たちにも、ありがとうという気持ちでいっぱい」（岩本照）

ライブの最後には、客席で隣り合った者同士が手をつなぎ、リーダーの岩本照の合図に合わせて「俺たちとみんながSnow Man !」と声を揃える。どれほど成功を手にしても変わらない、ファンとともに喜びを分かち合う彼らの姿勢を象徴する光景だ。岩本は今年、最も胸に刻まれている場面としてデビュー5周年を祝う生配信をあげた。「9人で屋形船に乗って、スタジアムライブを開催することを発表させてもらったんです。こんな経験はなかなかできることじゃないですし、ファンの方たちにも環境を整えてくれたスタッフの方たちにも、ありがとうという気持ちでいっぱいになった時間でした」

「未来というものは、目の前の仕事に誠実に向き合った先にある」（渡辺翔太）

今後の目標について語った言葉には、とどまるところを知らない人気の理由が垣間見える。目黒蓮は「メンバー同士がずっと仲良くいられたらいいなと思っているんです。この関係性のまま、心から楽しみながらどんなことにも向き合っていく。それがすべての土台にあったらいいなと思っています」と語り、渡辺翔太は「先のことはあまり想像せず、いい意味で流れに身を任せながら自分たちのペースでやっていけたら。未来というものは、目の前の仕事に誠実に向き合った先にあると考えています」と話す。かつて「“知られない”を乗り越えたい」と語った佐久間大介は、「国民的アイドルになりたい」という目標を掲げた。「偉大な先輩がたくさんいるなかで、自分たちはまだまだだなと思うんです。日本を代表するグループになりたいし、それを背負って海外でパフォーマンスをしてみたい。日本のアイドルはこんなに輝いているんだよ、ってことを見せていきたいですね」。Snow Manはこれからもきっと、ゴールに見えるひとつの到達点をスタートラインに変えて進んでいく。

Profile

スノーマン

2020 年1月22日に『D.D.』でCDデビュー。25年には国立競技場、日産スタジアムでのスタジアムライブを成功させた。現在、世界5大都市にて1st POP-UPを順次開催中。11月5日リリースのアルバム『音故知新』を引っさげ、11月15日より「Snow ManDome Tour 2025 - 2026 ON」を敢行中。

問い合わせ先／ドルチェ＆ガッバーナ ジャパン 03-6833-6099

エルメスジャポン 03-3569-3300

エトロ ジャパン 03-3406-2655

ジバンシィ ジャパン 0120-218-025

バーバリー・ジャパン 066-33-812819

サンローラン クライアント サービス 0120-95-2746

ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070

フェンディ ジャパン 0120-001-829

ブルガリ・ジャパン 0120-030-142

Photos: Yuji Watanabe Styling: Nao Watanabe Hair & Makeup: Maimi, Haruka Miyamoto,Tomoko Miyagawa, Junko Hirakose, Uran at undercurrent Text: Mika Hosoya Editors: Yaka Matsumoto, Sakura Karugane

• 受賞者たちの煌めくスタイルと熱気あふれる会見を速報！【VOGUE JAPAN THE ONES TO WATCH 2025】
• 横浜流星──「芝居は、自分にとって生きる支えそのもの」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.1】
• HANA──「駆け引きはしないし、掴んだら離しません」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.2】
• 佐野勇斗──「より努力をさせてもらえる環境にありがたみを感じた一年」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.3】
• 北川景子──「変わることは怖くない。むしろ、変われないことのほうが怖いんです」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.4】
• VERDY──「日本と海外の架け橋のようなアーティストになりたい」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.6】
• 見上愛──「“いい人間”にはなりたい。その言葉が今後の指針です」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.7】
• 大月壮士──「日本人のエモーショナルな部分を表現してみたくなった」【THE ONES TO WATCH 2025 vol.8】
• Vogueエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録