ブラウン×ピンクが2025年秋冬の本命に。ベーシック配色からの“脱却”カラー

2025.11.29

ランウェイルックに見る、最旬カラーパレット

トレンドがどう移り変わろうとも、スタイリングにおいて配色がもっとも大事なひとつの要素であることは間違いない。定番のモノトーンもいいけれど、ブラウン×ピンクがそれぞれ単色で、そして組み合わせでも、確かな存在感を放っている。

2025年秋冬のトレンドカラーであるピンクとブラウンはランウェイの上で多彩に表現された。プラダ（PRADA）はワイドシルエットのミニスカートでアクセントを効かせ、フェンディ（FENDI）は、全身ピンクのルックにブラウンのバッグをなじませた。トリーバーチ（TORY BURCH）は、控えめなカラーリングにサテンの質感が映え、シックなスタイルを生み出している。こうしたブランドの提案と同時に、この配色があらゆるシーンで浮上中。ストリートでキャッチした以下の4つのスナップをチェックして、これからの季節のベストバランスを探っていこう。

1.ピンクトップ×キャメルスカート

2025-26年秋冬コレクションのミュウミュウ（MIU MIU）のファーストルックを彷彿とさせる、タイトフィットなピンクの長袖トップとコンパクトなキャメルのミディ丈スカートのスタイリングは、このトレンドの象徴的なルックのひとつ。スカートと濃いブラウンのタイツとのコントラストでピンクがいっそう際立つ、シンプル派におすすめしたい着こなしの筆頭。

2.ブラウンレザージャケット×ピンクチェックスカート

「ブラウンを秋冬に取り入れるなら」の筆頭であるレザージャケットは、今季も存在感たっぷり。ウエスタンライクなフリンジ付きスエードからボアカラーのものまで、バリエーションも豊富だ。近年のカウボーイトレンドもあり、ついフレアデニムと合わせたくなってしまうが、ピンクのチェック柄スカートとヒールをチョイスすることで、フェミニンさを宿したスタイルが完成する。

3.ブラウンレザージャケット×ピンクシャツ

モードなランウェイ仕様だけでなく、カジュアルな装いにもこの配色はフィットする。透け感あるピンクのロングシャツと、同系色を用いた花柄パンツをベースに、秋冬らしいシックさをブラウンのレザージャケットとブーツで添えた。淡いピンクを用いながらも春仕様ではない、絶妙なバランスに仕上がった。

4.ブラウンジャケット＆パンツ×ピンクスパンコールドレス

ピンクは、大胆なスパンコールドレスで取り入れるのも◎。とはいえそれ一点だと主張が強くデイリーユースでは難易度が高いので、ブラウンのレザージャケットとワイドパンツを合わせ、抑制の効いたバランスに昇華したいところ。落ち着いたブラウンと華やかなピンクは、こういったエッジィなアイテムをリアルになじませてくれる。

Photo: Gorunway.com, Getty Images Text: Paulina Berges Adaptation: Reona Kondo From VOGUE.MX

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