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「まさか」30年以上経って続編が復活?!→“主演解禁”に「絶対観にいきたい」ファン歓喜

  • 2025.12.22

映画『免許返納!?』の製作が公式に発表され、主演や監督などの詳細が明らかになったことで大きな話題となっています。この作品は、かつて大ヒットしたコメディ映画『免許がない!』(1994年)で教習所に通うスターを演じた舘ひろしさんが、約30年の時を経て再び「南条弘」というキャラクターとして主演を務める注目作です。

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2025年撮影。映画「港のひかり」東京プレミア舞台挨拶に登壇する舘ひろし(C)SANKEI

映画『免許返納!?』とは

2026年6月19日に公開予定の『免許返納!?』は、「舘ひろし」さんが主演を務めるコメディ映画です。
タイトルだけを見ると社会問題を扱った硬い作品のようにも思えますが、実際には“ダンディーな男がとんでもない誤解に巻き込まれていく”という、軽快でテンポの良い騒動劇として作られています。

主人公は南条弘という70歳の映画スター。芸術映画で数々の賞を受けるほどの実力者だが、本人の胸の内には「本当はアクション映画をやりたい」という長年の願望がくすぶっていました。
若い頃のようにバイクにまたがり、銃を構え、派手なアクションをこなす‥そんな夢をまだ諦めていない“アクティブシニア”です。

しかし、彼の周囲はその本音を知らない。むしろ「芸術映画に進んだことで落ち着いた」「円熟味が増した」と勝手にイメージを作り上げられていました。
そこに、長年の腐れ縁である俳優仲間がバイク事故を起こすという出来事が重なります。南条はメディアからコメントを求められ、つい軽い“仕返し”のつもりで「歳を取ったら運転より大事なことがある」と語ってしまうのです。

この一言が、彼の人生を大きく狂わせます。世間は「南条弘、ついに免許返納を語る!」と勝手に盛り上がり、称賛の声が広がる。マネージャーや家族までその流れに乗り、「で、南条さんはいつ免許返納するんですか?」と迫ってくる始末。本人はまだまだアクションをやりたいのに、周囲は“高齢者の模範”として彼を祭り上げようとします。

ここから物語は、南条が自分の本心と世間の期待の間で右往左往するドタバタ劇へと転じていく。誤解が誤解を呼び、彼の言動はどんどん拡大解釈され、ついには自分でも収拾がつかないほどの大騒動に発展していきます。

ティザー映像では、ハーレーにまたがりショットガンを構える姿や、思わず「私、免許返納します!」と宣言してしまうシーンも確認できますが 、そのギャップが作品の大きな魅力となっています。

SNSでは「免許がないの続編?」「じわじわウケる」「絶対見にいきたい」「懐かしいな」など続編に歓喜する声が上がっています。

監督『河合勇人』と『舘ひろし』の最強タッグに目が離せない

監督は『俺物語!!』『かぐや様は告らせたい』などで知られる河合勇人氏。社会性のあるテーマを扱いながらも、重くなりすぎない絶妙なバランスを保つ作風が特徴です。

興味深いのは、舘さんが1994年の映画『免許がない!』で同じく南条弘という役を演じていた点です。約30年の時を経て、同じ“免許”をめぐる物語が再び巡ってきたことに、本人も「運命のようだ」と語っており、かつて教習所で奮闘した男が、今度は“返納”を迫られる立場になるという構図は、時代の変化を感じさせます。

高齢化社会における“免許返納”という現実的なテーマと、スター俳優としてのプライド、そして「まだやれる」という本人の情熱のせめぎ合いが描かれていますが、誤解が連鎖していく様子など、誰もが抱える“年齢と向き合う難しさ”を表現します。
南条弘が最後にどんな選択をするのか。アクションへの未練をどう整理するのか。世間の声と自分の本音の間で揺れる姿は、年齢を問わず共感を呼ぶでしょう。


※記事は執筆時点の情報です