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医師「今日から辞めて」 唇が乾燥する人はやっている…3つの“NG行動”とは

  • 2025.11.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

季節の変わり目や乾燥する時期になると、唇の乾燥に悩む人が多くなります。鏡を見るたびにガサガサした唇やひび割れを見てため息…そんな経験をしている方も少なくないでしょう。実は、唇の乾燥はただの水分不足だけでなく、私たちがついやってしまう日常の習慣にも原因があるようです。

この記事では、医師が「今日から辞めてほしい」と指摘する唇の乾燥を招く3つのNG行動に迫ります。あなたの知らなかった唇ケアの落とし穴を一緒に見ていきましょう。

唇の乾燥を招く身近な要素と意外な背景

唇の乾燥は単に季節の乾燥だけでなく、普段の生活習慣とも関係していることがあります。たとえば、室内の暖房を長時間使用していると空気が乾燥しがちで、唇もその影響を受けてしまいます。乾燥した空気に触れる時間が長いと、水分が逃げやすくなり、保水機能が落ちてしまいます。

さらに、ストレスや睡眠不足も唇の状態に影響を及ぼすいう見解もあります。ストレスがかかると体の水分バランスが乱れ、肌全体が乾燥しやすくなります。睡眠不足は皮膚の回復力を弱める要因のひとつとされるため、唇のコンディションにも影響が出る可能性もあります。

また、口呼吸が多い人も唇の乾燥に悩む傾向が。口呼吸をしていると、唇が直接空気にさらされて水分を失いやすいと言われています。

今日からやめたい!医師が教える“3つのNG行動”とは

医師からも「できればすぐにやめてほしい」とされるNG習慣は次の3つです。

  • 頻繁に唇を舐めること
  • 刺激の強いリップクリームや口紅の過剰使用
  • 唇の皮を無理に剥がすこと

まず、唇を舐める癖は、前述の通り唾液の蒸発が唇の水分を奪いやすい状態を作ってしまいます。乾燥を感じたらつい舐めたくなりますが、この行動が悪循環の始まりになってしまう可能性があります。

次に、刺激の強いリップクリームや口紅の使用。メントールやカンフル、アルコールが含まれている製品は、一時的にスースーした爽快感が得られますが、唇の皮膚を刺激して乾燥が進む場合があります。また、べたつきが気になるからと何度も塗るのも逆効果のケースがあるため、成分を確認し、自分に合った製品を選ぶことが大切です。

最後に、乾燥した唇の皮を無理に剥がすのも避けたい行動です。これは唇の表面を傷つけ、より乾燥や炎症を招くことがあります。自然に剥がれ落ちるのを待つほうが、唇の健康につながるでしょう。

唇の乾燥対策は“やめること”が意外と大事!潤いを守るために今からできること

唇の乾燥は、多くの人が経験する身近な悩みですが、普段の何気ない行動が症状に影響を与えている場合があります。今回紹介した“頻繁な唇を舐める”、“刺激の強いリップ製品の過剰使用”、“無理な皮むき”という3つのNG行動は、医師からも控えるよう指摘されています。

唇はデリケートな部位なので、過剰な刺激を避けて優しくケアすることが基本です。あなたも今日からこれらの行動を見直して、唇本来のうるおいを目指してみてはいかがでしょうか?少しの意識の変化が、カサカサ唇からの解放につながるかもしれません。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。