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「日本に戻ってスターに成長」川崎で12ゴールの伊藤達哉、古巣の欧州メディアに絶賛される

  • 2025.11.21

今季の川崎フロンターレで12ゴールを決めているFW伊藤達哉の好調ぶりが、ドイツのメディアで特集されていた。

伊藤を取り上げたのは、かつて彼が所属していたマグデブルクの現地メディアである『Magdeburg Blau-Weiss』。見出しに「突然の点取り屋」と書かれ、伊藤は日本のスターに成長しつつあると評価した。

「伊藤達哉は今、真なる実力を発揮している。かつてマグデブルクでプレーしていた彼は、川崎フロンターレのファンを魅了し、これまでで最も素晴らしいシーズンを送っている。

シーズン残り2試合の段階で川崎はリーグで6位に沈んでおり、首位の鹿島アントラーズとは勝点差13となっている。

伊藤は得点力が非常に高く、チームも66ゴールとトップだが、その一方で守備が非常に脆く、リーグでも最悪レベルである。

ただ一つ言えることは、かつてマグデブルクでプレーした伊藤には全く責任はないということだ。今季は90分フルに出場することはほとんどなかったものの、チームの成功に大きく貢献した。

34試合に出場して12ゴール3アシストを記録しており、Jリーグで今季彼よりも得点を決めた選手は3人しかいない。9月には1ヶ月だけで5ゴールを決めており、この熱烈なコーヒー愛好家は月間最優秀選手に選出された。

今年の初め、マグデブルクのファンに愛されていた伊藤は自身の希望で退団を決意し、クラブもそれを了承した。その移籍は完全なる成功だった。

ヨーロッパのクラブを渡り歩いた元マグデブルクの選手は、28歳を迎えてついに頂点へと歩みを進めたと言えるだろう」

伊藤達哉は2015年に柏レイソルの下部組織からドイツへと渡り、ハンブルガーSVでプロデビュー。その後シント=トロイデンとマグデブルクでプレーし、今年川崎フロンターレへと移籍した。

日本代表には2018年のキリンチャレンジカップと2019年のコパ・アメリカ前のチームに招集された経験があるものの、出場したことは一度もなかった。

筆者:石井彰(編集部)

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