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「被害妄想するな」不倫してないと言い張る夫→言い逃れできない事実が判明|夫を狙うシングルマザー

  • 2025.11.20

本作品は、ママリユーザーさんの体験談から再編成した作品です。ストーリーのメインである英麻には一つ年上の夫がおり、三人の子供達にも恵まれ幸せな暮らしを送っていました。そう、あの女性が現れるまではー。夫・浩太と、大学時代の先輩だという女性・綾里の怪しいLINEトーク内容を見つけてしまった英麻。黙って綾里に会っていたという事実を浩太に問い詰めるが、浩太は何もないからと悪びれる様子もなくて…。『夫を狙うシングルマザー』第2話をご覧ください。

夫の浩太に、彼の女先輩である綾里との怪しいLINE内容について突き詰めようとする妻の英麻。ただ浩太から返ってきたのは「綾里さんにも失礼だし、お前は被害妄想をするな!」という逆ギレ発言。やましいことは全くないと言い張る浩太だが、二人で親密そうにしているところを英麻の友人・しずかが目撃してー?

LINEのトーク内容を突き詰めたら夫が逆ギレ

ママリ

これから何を言われるのかなど全く察していない浩太の目の前に、彼の携帯を差し出しました。綾里さんとのトーク画面が開かれたままの状態で。それを見た瞬間、浩太は一瞬目を見開くと眉を歪ませて言いました。

浩太「何、勝手に見た?」

動揺したように見えたはずですが、浩太が放った第一声はそれでした。意外にも落ち着いた、むしろこちらに喧嘩を売るようなトーンで聞いてきたのです。私も負けずと問い詰めます。

英麻「通知が来たから気になっただけ。何のためにお互いパスコード知ってるの。これ、何?例の綾里さん?あのあとから結構誘われてるみたいだけど?」

浩太「先輩だからな、断れないだろ」

英麻「今月何回か出掛けてたの、この人でしょ。何で言わないの」

浩太「あーあ。こう面倒くさくなるからだろお前が」

英麻「はぁ?」

浩太「ただの友達的なやつだろ、どう考えても」
英麻「どこが?!美容室?ドライブ?二人きりで飲み?この誘いのどこが友達なの?相手が女の人なのに!!」

浩太「証拠もないのに疑ってんのか!綾里さんにも失礼だろうが!お前、被害妄想するなよ!」

やましいことはなく、普通に良き先輩後輩としてのお付き合いだと、そう言い張る浩太。
挙句の果てには私が被害妄想をしていると怒鳴ってくる始末…。誰が見ても、既婚者の男とシングルマザーがするような男女友達のトーク内容ではないと分かるはずですが、開き直っているのか、怒鳴りつければ私を丸め込めると思っているのか、浩太はただの友好関係に過ぎないとの一点張り。

その夜は逆ギレした浩太がさっさと寝室に行ってしまい、それ以上の口論にはなりませんでした。私からすれば逃げたも同然。今回はこれ以上言っても喧嘩になるだけだろうと思い、飲み込んで流すことにしました。

浩太が嘘をついていれば、必ず、ボロは出るはず。

夫が不倫している現場を目撃した妻の友人

ママリ

それから数日、私たち夫婦の会話は最低限のことだけ。子供達には悟られない程度の、お互いに怒っていることが伝わるくらいの空気間で過ごしていました。

妻として、あの内容を問い詰めて何が悪いのか。ただ、お互いにいつでも携帯は見れる状態であることは、浩太も理解している上でのLINEでのやり取り。もし、綾里さんが一方的に積極的なだけなら私が悪いのかもしれません。でも常識的に考えれば、妻がいるのに他の女の人と何も言わずに会うのはおかしいですよね…。

浩太「来週日曜、大学ん時のサークル仲間達と出掛けてくるから」

その大学の先輩のことでピリついているこの状況で、浩太は何の躊躇もなくそう言ってきました。

英麻「…大学のって、綾里さんもいるってこと?」
浩太「まだ言ってるのかよ、めんどくせぇな」

また喧嘩を売るような返し文言。腹は立ちましたが、行って来ればと半ばあきれたように言うと、

浩太「男二人と綾里さんの友達で女三人だから、二人きりとかじゃない」

と、謎の主張をしてきました。そういう問題ではないし、私がスルーをしていたら女性がいることも話題に出してこなかったであろうことも腹が立ちますし、何もかもが違うことを理解していない浩太に、私は何も言う気力がなくなっていました。

日曜日。浩太は晩御飯はいらないと言っていたので、さっさと作って子供達と早く済ませようと支度に取り掛かろうとしていたところ、私の携帯の着信音が鳴り響きました。

相手は友人である同い年の上坂しずか。電話に出ると、しずかは外にいるのか電話の向こうから車の音や話し声など、酷い雑音がしました。

しずか「あ…!英麻?!」
英麻「何々どうしたの?周りがすごく煩いんだけど…」
しずか「ごめんね!あの…なんていえばいいかわかんないんだけど…」
英麻「え?」
しずか「今、浩太さんが、なんか、女の人と腕組んで2人で歩いてるよ…これって…」

電話の向こうから聞こえる雑音が、だんだんフェードアウトしていくような感覚。黙ってしまった私が心配になったのか、しずかが私の名前を連呼していました。

その時の私にしずかの声は届かず、このことを浩太がどう言い訳するのか、どう自白してもらおうか、頭の中はそればかりでした――。

あとがき:不倫現場を妻の友人に見られた夫

綾里とは何もないと堂々と言い張った浩太。開き直ったのか遠慮もなく男女で遊びに行くという傲慢っぷりである。けれどそんな浩太に、天罰が下り始める。なんと男女複数人で遊びに行くというのは嘘で、例の綾里と二人きりで遊んでいたのだった。

英麻の友人であるしずかにガッツリと不倫現場を目撃された浩太。まさか見られているとはつゆにも思っていないでしょうね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:七葉 玲

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