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50代向け「年賀状じまい」の文例スマートに伝えるコツ

  • 2025.11.14

年賀状を送るのをやめる、いわゆる「年賀状じまい」をする50代が増加中。相手に失礼のないようにするには伝え方とタイミングが重要です。スマートな年賀状じまいのコツを50代向けの文例とともにご紹介します。

50代からの「年賀状じまい」

近年、時代の流れを受けて年賀状じまいをする人が増えています。

50代が年賀状じまいをする理由

年賀状じまいをする50代が増えている主な理由は次の通りです。

● SNSやメールの普及
● 年末年始の負担軽減
● はがきの価格高騰
● 地球環境への配慮
● 終活の一環

まずはデジタルツールが普及し、LINEなどのSNSやメールで手軽に新年の挨拶をする人が増えたことが挙げられます。

また、家庭や仕事でさまざまな役割を担う50代にとって年末年始は特にあわただしい時期であり、負担を減らすためにやめる人も。ほかに、年賀はがきの高騰や環境意識の高まり、さらには老後に向けて終活の一環として年賀状じまいをする人もいます。

年賀状じまいをためらう理由

年賀状じまいをする人が増えている一方で「年賀状じまいをしたいけれどためらっている」という人もいます。主な理由として以下のことが挙げられます。

● 相手から不義理だと思われないか
● 関係が途切れてしまわないか
● さみしくなるのではないか

特に上司や高齢の親戚など、目上の人から不義理だと思われないかを心配する人が多いようです。また、年賀状をやめることで相手との交流がなくなることを懸念する人もいます。

年賀状は貴重なコミュニケーションツールのひとつ。年賀状じまいをするときは、長年やりとりを続けてきた相手に失礼のない伝え方をすることと、今後もつながりを維持したい相手とはほかの手段で連絡を取り合えるようにすることがポイントです。

スマートな年賀状じまいのやり方

大人世代が知っておきたいスマートな年賀状じまいのやり方をご紹介します。現状では年賀状じまいに明確なルールはありません。とはいえ、連絡せずにやめてしまうよりも、やはり断りを入れる方が丁寧であり、相手に心配をかけずに済みます。

最後の年賀状で伝えるのが基本

年賀状じまいをするときは、最後の年賀状で「今年で最後にする」ことを伝えるのが基本です。

友人など気心が知れた相手の場合は、LINEやメール、電話などで伝えるほか、直接会って伝えるのでもよいでしょう。ただし、相手がすでに年賀状を用意している可能性があるため早めに伝えましょう。

最後の年賀状で伝える内容

50代向けの年賀状じまいの文例

ここでは、50代向けの年賀状じまいの文例を友人・親戚・上司・取引先に分けてご紹介します。年配の方に送る場合は特に丁寧な表現を心がけましょう。

友達

明けましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりました

さて 私事ではございますが 時代の変化を受け 本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました
長年のお付き合いに心より感謝申し上げます

今後はSNSやメールによって近況をお伝えできればと思います
変わらぬお付き合いをいただけますと幸いです

本年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

親戚

謹んで新年のご挨拶を申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

私どもの生活の変化に伴い 本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことといたしました
これまであたたかい年始のご挨拶をいただき 心より感謝申し上げます

これからは新年に限らず メールやSNSなどでのやり取りができれば大変嬉しく思います
またお盆にお会いできることを楽しみにしております

上司

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り 厚くお礼申し上げます

さて 誠に勝手ながら 環境への配慮を考え 今年を最後に年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました
長年のご厚誼に心より感謝申し上げます

今後はメールにて新年のご挨拶をさせていただきたく存じます
引き続き変わらぬご指導のほど よろしくお願い申し上げます

取引先

謹賀新年
旧年中は格別のお引き立てを賜り 誠にありがとうございました

さて 誠に勝手ながら デジタル化推進の一環として 本年を持ちましてはがきによる年始のご挨拶を控えさせていただくこととなりました

今後はメールにて新年のご挨拶をさせていただければ幸いです
これまでのご厚誼に深く感謝し 皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます

有終の美を飾ろう! 年賀状の書き方のマナー

年賀状の書き方のマナーをご紹介します。最後の年賀状で有終の美を飾りましょう。

正式な書き方は縦書き

年賀状の正式な文章形式は縦書きです。横書きも増えていますが、上司や年配の方など、マナーを大切にしている相手に送るときは縦書きの方が無難といえるでしょう。

句読点を使わない

年賀状では句点「。」や読点「、」を避けるのがマナーです。句読点には切る、終わるといった意味があり、年賀状に句読点をつけると「おめでたいことに区切りをつける」という意味になってしまうためです。句読点がないことで読みづらくなるのを防ぐために、改行を入れるなどの工夫をしましょう。

忌み言葉を使わない

年賀状では「去る」「失う」「滅びる」などの「忌み言葉」を避けるのがマナーです。「去る」には退ける、避けるといった負の意味があるため、「去年」という言葉は使わずに「昨年」または「旧年」を使いましょう。

(まとめ)
社会の状況を鑑みると、年賀状じまいをする人が増えるのは自然な流れともいえます。年賀状じまいをした後も、自分なりの工夫で大切な人とのつながりを保ち、50代以降の人生を豊かに過ごしたいものですね。

画像協力/PIXTA
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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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