「イシューが特定…」横文字ばかりのイキリ社長。「カッコいいと思ってます？」我慢の限界を迎えた部下の“予想外の一言”【マジクソかんぱにー】

仕事をする上で、様々な横文字が出てきますよね。そんな中で、無意味なほどに横文字を使う上司がいたらどうしますか？

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『イキリの象徴』は、そんな「横文字ばかり使う上司」をテーマとしたドラマです。

【イキリの象徴】#ショートドラマ

「ディスアグリー。」

会議中、社長は岩城の意見にこう告げました。

「ディスアグリーってなんですか？」

岩城はヒソヒソ隣の同僚に聞きます。「"お前の意見には反対"ってことだよ。」と同僚は答えます。

「じゃあそう言えばよくないですか？」岩城は呆れて言いました。

「イキりたいんだろw」と2人は笑います。どうやら、横文字をよく使う社長のようですね。

社長は続けて、別のプロジェクトの話を始めました。

「MMプロジェクトの件だけど、明日までにアジェンダ提出して。」

と、2人に指示を出しました。

加えて「あと、アサインする人員もしっかり考えてな。」と話します。

「MMプロジェクトなんてありましたっけ？」と、またしても岩城は同僚に話しかけます。

「おそらく"みなとみらい"のことだろ。」と、同僚は答えます。

「そこ略すのうぜー！」と、苦笑しながらぼやく岩城。「静かにしろ、社長に聞こえるだろ！」と同僚も半笑いで話しています。

「アライアンスをしっかり組んでおけよ。ただし、イニシアチブは絶対握らせるな！」

社長の横文字だらけの話はまだまだ続きます。

「このオポチュニティは絶対に逃すな。コア・コンピタンスしっかり押し出して、信頼勝ち取るぞ！」

熱くなる社長。その時、我慢の限界を迎えた岩城が立ち上がりました。

「もー！言ってる意味分かんないんですけど！」

横文字ばかりの社長の話し方に、岩城は苦言を呈しました。

「いや…イシューが特定…」と、また社長が横文字を話し始めると「それ！」と岩城は社長の話を中断しました。

「横文字使うのカッコいいと思ってます？」

と、岩城は核心をつきました。

「あー、この人マジでハレーション引き起こしてるわ。」

岩城は衝撃の一言を放ちました。これには同僚もびっくりです。

"ハレーションを起こす"とは"悪影響や混乱を及ばせる"という意味があります。

「ごめんな…次からしっかり岩城のコンセンサス取ってから横文字使うわ。」と、社長は岩城に告げました。

「いや、そこじゃねーだろ。」と岩城の同僚はこっそり社長にツッコミを入れたのでした。

ビジネスでは様々な横文字の用語がありますよね。その場にいる全員に通じたり、その言葉を使ったほうがコミュニケーションが円滑になったりするなら使うのが良さそうです。

今回の話の、横文字使いたがりの上司に対して、YouTubeショートのコメント欄には「ものすごく難しい言葉ってわけではないけど、日本語使ってよとは思う」「日本語で話したほうが早い」などの声が寄せられていました。

誰にも伝わらない横文字を使うのは、その意味を確認する時間がもったいないですよね。横文字を使いたい気持ちがあったとしても、相手のことを考えた言葉選びをしたいものですね。

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。