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管理栄養士「一緒に食べて」実は『かぶ』と相性の良い食べ物があった…組み合わせたい"食材"とは?

  • 2025.11.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

冬から春にかけて旬を迎える「かぶ」。みずみずしい甘みととろっとした食感が魅力の野菜ですが、じつは一緒に食べることで相性がよく、 味や栄養が増す食材があります。

今回は管理栄養士の視点から「かぶ」との相性が良いおすすめ食材を紹介しつつ、食卓での新しい発見もお伝えします。

かぶの栄養って?ビタミンCも豊富な食材

かぶは主に根と葉の部分が食用にされますが、実はどちらにも異なる栄養が含まれていて、バランスよく健康に寄与するとされています。まず、かぶの根の部分には水分が多く含まれ、低カロリーで食物繊維が豊富です。食物繊維は腸内環境を整える役割があるため、便通を助けてくれます。

さらに、ビタミンCも豊富。ビタミンCは体内のコラーゲンの生成をサポートする栄養素であり、肌の健康や免疫機能に関与しています。かぶの葉にはカリウムやカルシウム、鉄分などのミネラルも多く含まれているため、根と葉を一緒に食べることでより多くの栄養素を摂取しやすくなります。

驚きの相性!管理栄養士がすすめる “かぶと合わせたい” 食材とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

かぶは甘みがあり、加熱すると柔らかくなるため、さまざまな食材とマッチしやすい野菜です。特に、鉄分・カルシウム・β-カロテン・食物繊維といった栄養を含む食材を組み合わせることで、かぶの栄養を補い、効率的な摂取が期待できます。

  • かぶ × にんじん:にんじんのβ-カロテンとかぶのビタミンCが相互に作用し、免疫力アップや美肌効果が期待されます。
  • かぶ × ほうれん草:ほうれん草の鉄分と、かぶのビタミンCによる鉄分吸収の補助効果があります。
  • かぶ × ブロッコリー:ブロッコリーに豊富なビタミンC・食物繊維・スルフォラファンと、かぶとの組み合わせで腸内環境や免疫系に働きかけるとされています。
  • かぶ × トマト:トマトのリコピンとかぶのビタミンC・食物繊維が組み合わさることで、抗酸化・アンチエイジングの観点でも良い組み合わせです。

これらの組み合わせは、 味の相性だけでなく、栄養面でもお互いの長所を引き出し合う関係にあります。

かぶの魅力を深める、新しい食の楽しみ方を見つけよう

「かぶ」は昔から日本の食卓に根付いている定番野菜ですが、組み合わせる食材を選ぶことで食べ方の幅がさらに広がります。 管理栄養士の視点では、味が合うだけでなく “栄養面でも助け合う食材同士” に注目が集まっています。

相性の良い野菜(にんじん・ほうれん草・ブロッコリー・トマト・パプリカなど)と組み合わせることで、バランスの良い食事が作りやすくなります。ぜひ旬のかぶを取り入れつつ、 味覚と栄養の両方を楽しめる食材の組み合わせを試してみてください。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。