理不尽社長「なんでお前が取ってんだよ！」「馬鹿野郎」新人の“有給取得”にブチギレ…その後、新人が放った“反論”に共感集まる【マジクソかんぱにー】

企業で働いたことのある人は、有給休暇を一度は使ったことがあるのではないでしょうか？職場によっては、取りづらい空気があり、「取りたいのに取れない…」と悩んだ経験がある人もいるかもしれませんね。そんな有給休暇ですが、もしも取得した日に社長から電話がかかってきて、叱られたらどうしますか？

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『有給の始祖』は、そんな有給休暇の取得をテーマとしたドラマです。

【有給の始祖】有給休暇を取るのは悪いこと？#ショートドラマ

「おい！お前今どこにいんの？」

社長はオフィスにて、新入社員と電話で話しています。開口一番で強めの口調で新人に話しかける社長。かなり、怒っているようです。

「えっ…今日有給っすよ、僕」

新人は社長に、今日自分が会社にいないのは有給休暇を取っているからだと説明しました。まさか社長から電話がかかってくるとは思っていなかった様子です。

「はぁ？なんで入ったばっかりのお前が有給取ってんだよ！」

有給を取ったと、平然と話す新人に社長の怒りのボルテージは上がっていきます。それでも、新人は飄々とした口調で「いやいや、普通に有給取りますよ。」と社長に言いました。

なぜ、こんなに社長は新人に怒っているのでしょうか？このあと、社長の怒りの理由が徐々に明らかになっていきます。

「10年目の岩城だって仕事してんだぞ！」と、社長は新人に続けます。「まあ普通の平日なんでそうでしょうね笑」と、新人は特に何も思っていないよう。

「お前さぁ…他の人は有給なんて取らずに一生懸命働いてんだよ！なんでお前だけこの忙しいタイミングで休むんだよ。」と社長。怒りは収まりません。有給休暇を取る人がほとんどいない職場で、新人が忙しい時に有給休暇を取ったことに怒っているようです。

新人は若干腑に落ちない様子で、社長の話に耳を傾けています。そして「じゃあ、自分が一番最初に有給取ったって感じですよね。」と話し始める新人。「有給のパイオニア的な感じすか」と笑いながら話します。

新人の軽い調子に、「お前何がパイオニアだよ。馬鹿野郎！」と社長はブチギレます。馬鹿野郎だなんて…かなりのキレ具合ですね。

「いいか？普通会社を休むときは、周りの人に確認してから有給申請するんだよ。」と、社長は有給休暇を申請する流れについて、新人に説明します。

「別に…岩城さんに確認してもらったら、いいって言ってましたけどね。」と、新人は上司の岩城に確認を取った上で、有給休暇を取得していると主張。

「上司だけじゃなくて、社長の俺にも確認しろ！今忙しいんだからさ。」

直属の上司だけでなく、社長である自分にも有給取得の可否を確認するよう社長は言いました。この発言に新人は呆れた表情を浮かべます。

「そんな…暇な時なんてないんですから、一生有給取れないじゃないですか。」

新人は社長の言葉に反論します。

「そういうことじゃねぇんだよ…」と、社長は理解してくれない新人に苛立ちます。

「忙しいから有給取れませんって、そういう会社なんですか？」と、新人は続けます。

新人の言葉にも、少し怒りのようなものがにじんでいるようですね。

「有給休暇取りたいけど、言いづらいな…」という気持ちを持ったことある人は多いのではないでしょうか？周りの人や上司が取っていないと、なおさら言い出しにくいですよね。

今回の話では、有給休暇を取得して新人のように、社長の発言に疑問を感じた人が多いようで、YouTubeショートのコメント欄には「忙しいから有給取っちゃダメっていう社長の下では働きたくないなぁ」「新人本人じゃなくて、有給承認した上司に確認したら？」などの声が寄せられていました。

有給休暇を取る際は、確かに社長の話す通り、周りの人に確認を取る必要性はあるかもしれません。ただし、取るなと言うのではなく、取りやすい空気を周りの人や上司も作っていけたらいいですね。

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。