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「前代未聞」“想像を絶する衝撃シーン”に視聴者騒然…「リアタイしてればよかった」“圧巻の作品力”で魅せた名ドラマ

  • 2025.11.21

人間の感情や葛藤をここまでリアルに描き出せるのか――。画面越しに目の前の人物が息づき、心の奥底に潜む喜びや苦しみ、怒りや絶望が生々しく伝わってくると、思わず息を呑んでしまいます。今回は、圧倒的な演技力によって観る者の心を揺さぶり、強烈な衝撃を与える作品を5本セレクトしました。演じる者の熱量が、そのまま物語の力となって迫る瞬間を、ぜひ体感してください。

本記事では第3弾として、コロナ禍の“リモート時代”に生まれた新しい恋のかたちを描くラブコメディドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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競馬東京フェブラリーS 女優・波瑠(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)
  • 放送期間:2020年10月14日〜12月23日
  • 出演:波瑠、松下洸平、川栄李奈、間宮祥太朗 ほか

ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』は、コロナ禍の“リモート時代”に生きる人々の心模様を描いたラブコメディです。半年前――鐘木パルプコーポレーション・通称カネパルの産業医・大桜美々(波瑠)は、新型ウイルスの脅威の中、全社員1129人の健康管理に奔走していました。新人看護師・八木原(髙橋優斗)と共に、マスクや手洗いの不備を厳しく指摘し、社員の健康を守る日々。高熱で出勤した営業部の岬(渡辺大)には「命より大事なものがありますか」と言い放ち、帰宅を命じるほどの徹底ぶり。当初は“美人すぎる産業医”と評判だった美々も、今では“健康管理室の独裁者”と恐れられる存在に。そんな彼女を人事部の朝鳴(及川光博)、青林(松下洸平)、五文字(間宮祥太朗)が噂する中、物語は“普通じゃない恋”へと動き出していきます。

恋の相手は誰?“顔の見えない恋”に揺れる産業医・美々

今作は、恋愛に興味のないバリキャリ女子・美々が、匿名のSNSを通じて“顔も名前も知らない誰か”に惹かれていく姿を、ユーモアと切なさを交えて描いた作品です。職場の人間関係や、変化する価値観の中で揺れる心…コロナ禍を経た今だからこそ響く、ちょっと不器用で愛おしい物語に、多くの視聴者が心揺さぶられました。SNSでも「やっぱり好き」「あまりにも良すぎて…」「リアタイしてればよかった」「何度も観ているけど、やっぱり一番好き!」「観てると恋したくなるドラマ」と、心掴まれている様子が伺えます。恋愛に対峙した人間の不器用さ、おかしさに丁寧に向き合い、表現しきった結果なのではないでしょうか。

作品称賛の声が集まる理由は、物語の深みと演出の繊細さにあります。登場人物の感情が丁寧に描かれ、観る者の心に静かに響く構成は、まさに“余韻のある作品”と呼ぶにふさわしいもの。キャスト陣の演技力が光り、言葉にならない感情や葛藤を表情や間で表現することで、物語にリアリティと説得力を与えています。

「民放ラブコメドラマ史に残る」衝撃の名シーン

リモートで繰り広げられる恋愛模様を描いた今作。特に、話題を集めたのは、川栄李奈さんが演じた看護師・我孫子沙織と恋愛に奥手な青林(松下洸平)の関係が少しずつ進展する中、第3話で急接近し、“マスク越しのキス”を交わすシーン。

この想像の斜め上をいくシーンは大きな衝撃を与え、コロナ禍という時代背景を象徴する名場面となりました。手もつないだことのない2人が、マスクをしたままそっと唇を重ねる演出は、直接的な接触を避けながらも、心の距離が縮まる瞬間を丁寧に描いています。SNSでは「民放ラブコメドラマ史に残る」「前代未聞」「この時代ならではのリアルな恋」「逆にドキドキした」といった声が多く、川栄さんの自然体で愛らしい演技が視聴者の共感を呼びました。ラブコメの定番を覆す“非接触のキス”は、まさに新時代の恋愛表現として記憶に残る名シーンです。

コロナ禍という特殊な時代背景を投影した異色のラブコメドラマ『リモラブ』。SNSを介した恋愛や、マスク越しのコミュニケーションなど、ユニークな設定が心の移り変わりを際立たせました。新しい恋の形は、今もなお観る者の人生に寄り添い続けています。まだ本作を観たことがないという方は、ぜひチェックしてみてくださいね!


※記事は執筆時点の情報です