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「開始1分で叫んだ」「神ドラマ」“NHKの本気度滲む”圧巻のクオリティ…「歴史に残る作品」称賛殺到の至高作

  • 2025.11.17

1度見始めたら止まらない、圧倒的な物語の引力と魅力的な登場人物たち。練り込まれた脚本や俳優陣のカリスマ性、予想を裏切る展開によって、多くの人々の心を鷲掴みにし、夢中にさせる作品がこれまでも数多く生み出されてきました。今回は、そんな“視聴者を虜にした傑作”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2025年放送のドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV 金田一耕助 悔やむ』(NHK BS放送)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“視聴者を虜にした傑作”ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV 金田一耕助 悔やむ』

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フジテレビドラマ『ブルーモーメント』発表 質疑応答に答える夏帆(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV 金田一耕助 悔やむ』(NHK BS放送)
  • 放送日:2025年3月28日(NHK BSP8K)、2025年4月19日(NHK BSP4K)、2025年4月24日~5月22日(NHK BS)

あらすじ

故・横溝正史氏の推理小説を原作に、NHKが実写化したシリーズ第4弾。全3話構成でNHK BSP8K、NHK BSP4K、NHK BSの3チャンネルで放送。

第1回「悪魔の降誕祭」は、金田一耕助(池松壮亮)の事務所で死体が発見されるという衝撃的な形で幕を開けます。被害者は人気ジャズシンガー・関口たまき(月城かなと)のマネージャー。現場の壁のカレンダーは12月25日を示しており、クリスマスパーティーでの第二の殺人を予告する悪魔のような犯人の影が浮かび上がってきます―。

第2回「鏡の中の女」では、金田一が銀座のカフェで、読唇術の達人である増本女史(中嶋朋子)と居合わせます。彼女は鏡に映る男女の密談を読み取り、それが殺人の相談としか思えない内容だと告げます。やがて予告通りに殺人事件が起きますが、被害者は驚くべきことに、カフェで殺人の相談をしていた若い女本人でした――。

第3回「湖泥」の舞台は、旧家の北神家と西神家が長年いがみあう僻村。北神家の長男の婚約が決まった矢先、婚約相手の娘と村長の妻が次々と失踪します。やがて娘の絞殺体が発見されますが、西神家の長男らに疑いの目が向けられるなか、金田一は事件の真相を暴くため、思い切った賭けに出ることになります。

ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV 金田一耕助 悔やむ』の見どころ ※ネタバレあり

NHKが制作する「シリーズ横溝正史短編集」の第4弾『金田一耕助 悔やむ』は、高いクオリティと独自の世界観で、視聴者に深い感動を与える作品です。横溝正史さんの短編小説をほぼ原作に忠実に、かつ斬新な演出で映像化する本シリーズ。今作も、池松壮亮さん演じる金田一耕助の独特な存在感と、原作の持つミステリアスな雰囲気を巧みに表現しています。SNSでは「開始1分で叫んだ」「ドラマで感動したのは平成ぶり」「歴史に残る作品」「神ドラマ」といった声が上がるほど冒頭から視聴者を引き込み、NHKの作品力の高さを改めて証明する形となりました。

1作目から一貫して保たれるクオリティの高さは、本シリーズが多くのファンに支持される大きな理由です。原作の持つ不気味で美しい世界観を現代的な映像センスや演出で表現しており、他の金田一シリーズとは一線を画す魅力を持っています。SNSでは「次回も楽しみ」「どうかこのまま定番にしてほしい」といった続編を熱望する声が多数寄せられており、視聴者の本作に対する高い評価と本シリーズに寄せている信頼や期待の大きさがうかがえます。

夏帆の快演に視聴者「またこういう役やってほしい」

NHK BSで放送される『シリーズ横溝正史短編集』は、原作の世界観を忠実に、かつ実験的な演出で映像化し、熱狂的なファンを持つシリーズです。第4弾となる『金田一耕助 悔やむ』でも、安定した高い演技力で視聴者を魅了する主演の池松壮亮さんをはじめ、多くの実力派俳優陣が横溝正史さん特有の湿度の高い怪奇な世界を見事に体現しました。

なかでも特に視聴者に強烈な印象を残したのが、夏帆さんの快演です。これまでのイメージを覆すような情念深い役どころを演じきった夏帆さんの姿に、SNSでは「こういう役を演じるようになったの凄い」「またこういう役やってほしい」といった驚きと称賛の声が相次ぎました。夏帆さんの新境地とも言える振り切った演技が、本作の持つ異様な空気感を一層際立たせていたことは間違いありません。

ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV 金田一耕助 悔やむ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“唯一無二の挑戦的ミステリー”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です