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ご年配の女性「膝が痛いけど東京に行きたい…」店員「うーん…」次の瞬間、客が放った“ひと言”に「まだ間に合う!」

  • 2025.12.2
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

接客業をしていると、お客さんと直接向き合う時間が日常になります。店員としてはお客さんの気持ちに寄り添いたい、けれど同時に、店の利益や売り上げを考えるのも仕事の一部。そのバランスを取るのが接客業の難しさであり、プロとして求められる姿勢でもあります。しかし、時には“商売”よりも先に動いてしまう瞬間もあるようです。

ツナ缶(@tunano_kandume)さんが、「ドラスト店員がおばあちゃん客に“真実”を伝えたワケ」についてX(旧Twitter)に投稿し、話題になっています。

いったいどのようなエピソードだったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

接客業の中でも、ドラッグストアの店員さんはお客さんの体調や悩みを直接聞く機会が多く、「何を選べばいいか分からない」という人に親身に寄り添ってくれる方が少なくありません。今回の投稿者さんも、まさにそんな寄り添う接客を体現している一人です。

ある日、投稿者さんのもとに一人のおばあちゃんのお客さんがやってきました。どうやら膝が痛み、歩くのも辛い状態とのこと。しかもその痛みを抱えたまま、「東京に行きたい」と言うのです。投稿者さんはおばあちゃんの様子を見て、「この状態で東京へ行くのはさすがに厳しそうだな…」と思いつつ、まずは「うーん」と慎重に返事をしました。

すると、おばあちゃんは「ファンミがあるから」と“東京へ行きたい本当の理由”をぽつりと漏らします。その瞬間、投稿者さんのスイッチが一気にオン。実は投稿者さん自身も推し活をしており、“推しに会える機会を逃したくない”という気持ちが痛いほど分かってしまったのです。だからこそ、ドラッグストアの立場や売り上げのことなど一切抜きにして、おばあちゃんに「病院行こ! まだ間に合う!!ドラスト力不足です!」と伝えたのでした。

お店で買える商品よりも、今優先すべきは“ちゃんと診てもらうこと”。推し活勢としての本音と、人としての優しさが混ざった真実のアドバイスでした。そして後日、おばあちゃんは再び店を訪れ、「無事に行って帰ってきたよ。すごく楽しかった」と嬉しそうに報告してくれたそうです。その笑顔を見て、投稿者さんも「本当に良かった」と胸がいっぱいになったと語っています。

ドラスト店員の温かな判断と一押し

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---これは絶対参加させてあげたいですね!「ファンミがある」と言われた際の心境をお聞かせください。

同じく推し活をする者として、「これは何とかしてあげたい!」という気持ちでした。万全の状態でファンミを楽しんでほしかったので、従業員失格ですが店の売上などは正直あまり考えていなかったです。

---自然とその本音や思いやりが溢れたのでしょうね…!「病院行こ!」と説得した際、お客様はどのような反応でしたか?

お客様も内心では病院の方が良いと思っていたようで「やっぱりそうだよねえ…」と言っていました。後日、この日購入された膝サポーターと病院での治療のおかげで無事ファンミに行けたとご報告いただきとても安心しました!

---おばあちゃんの迷いに優しく寄り添いながら、必要な一歩を後押しできたということですね。まさに心のこもった接客で、素晴らしいです!

売上よりも大切なものに気づいた瞬間…

売り上げよりもまず、お客さんの気持ちに全力で寄り添う…そんな真っ直ぐな接客ができる投稿者さんだったからこそ、おばあちゃんの“推し活の夢”を、安心して叶えるお手伝いができたのでしょう。

きっとこの出来事は、数字や売り上げでは計れないもの。目に見える成果ではなくても、おばあちゃんの安心や笑顔、そして夢を支えられた喜び。そうしたかけがえのない瞬間が、投稿者さんの心に深く刻まれたことでしょう。売り上げ以上に大切なものを感じ、得ることができた、そんな温かい接客になったに違いありません。

取材協力:ツナ缶(@tunano_kandume)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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