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秋の陶器市も見逃せない! 【大人の遠足旅】手仕事が生きる街・益子へ

  • 2025.10.29

この週末は、ちょっと足を延ばしてオトナの遠足旅へ。焼き物をめぐる益子の旅をご紹介。

手仕事が生きる街で心が動く道具に触れる

都心から2時間ほど、栃木県南東部に位置し四季折々の姿を見せる里山と、のどかな田園風景に囲まれた益子。ここには、陶芸をはじめ工芸品やクラフトなどの手仕事文化が根付く。江戸時代末期から、日常の生活道具を生産することで発展してきた益子焼は、釉薬を厚手に施した、ぽってりと肉厚なフォルムが特徴。益子焼らしさは残しながらも、各作家が自由に制作できる風土が魅力でもある。大正時代末期に、陶芸家・濱田庄司が民藝運動を起こした地域としても知られ、美術品としても注目を集めることに。その心は現代にも受け継がれ、陶芸家やクラフト作家、センス抜群な古道具が集まる街へ。街歩きにぴったりなベーカリーが多いこともうれしい。毎年秋には陶器市も開催され、メインストリートである「城内坂通り」は大きな賑わいを見せるそう。この秋、日々の暮らしに益子焼のうつわを取り入れてみては?

【小峰窯・nagi】看板猫&ワンちゃんがお出迎え! とっておきが見つかる窯元

1969年創業の窯元。3代目・小峰一浩さんが陶芸体験教室を営む傍ら、妻のあまねさんがセレクトショップ『nagi』を2021年にオープン。錚々たる人気作家の益子焼や各地のクラフト雑貨が並ぶ。

1969年創業の窯元。3代目・小峰一浩さんが陶芸体験教室を営む傍ら、妻のあまねさんがセレクトショップ『nagi』をオープン。

「一つひとつの作品を大切に、14名ほどの作家さんを常設で取り扱っています」とあまねさん。

看板犬の小梅ちゃんと、看板猫のマシューくん

看板犬の小梅ちゃんと、看板猫のマシューくん。二匹を目当てに来店する人も。

Information

小峰窯・nagi

芳賀郡益子町益子3169-1 TEL. 0285-72-6311 10:00~17:00(冬季は平日~16:00、土・日・祝日~16:30) 水曜休

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【Natural Bakery 日々舎(にちにちしゃ)】体と心が喜ぶ、やみつき食感のベーカリー

店主の池田絵美さんが東京からのIターンという形で2014年にオープンしたハード系パンが中心のベーカリー。自家製酵母と国産小麦、季節の栃木産野菜をふんだんに使用したパンやベーグル、焼き菓子は地元のファンも多数。

Natural Bakery 日々舎(にちにちしゃ)

大きな栗の木の下に佇む。

季節ごとに替わるベーグル

季節ごとに替わるベーグルは、もっちりとしつつも歯切れ良く具材がごろっと入っているのがうれしい。

Information

Natural Bakery 日々舎

芳賀郡益子町益子4283-5 TEL非公開 11:00~17:00 日・月曜休

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【陶庫】歴史を感じる店内で、益子焼の個性と格式に触れる

創業50周年を迎え、益子焼作家からの信頼も厚いギャラリー。美術品やインスタレーションの展示も行っている。城内坂でも一際存在感を発する建物は、大正時代から受け継がれた大谷石蔵を改装。

歴史を感じる店内で、益子焼の個性と格式に触れる

作品の雰囲気を際立たせるギャラリーの石段は、宇都宮市で採石される大谷石で作られたもの。オリジナルブランド『道祖土和田窯』のうつわをはじめ、常時40名ほどの作家の作品を揃えており、目移りする品揃え。

肥料商時代の名残がうかがえる和室ギャラリー。

肥料商時代の名残がうかがえる和室ギャラリー。

Information

陶庫

芳賀郡益子町城内坂2 TEL. 0285-72-2081 10:00~18:00(冬季は~17:00) 年末年始休

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【時余利(じあまり)】一品一品の個性を引き出す店内コーディネートは、息を呑む美しさ

広い窓から自然光が降り注ぐ静謐な店内に、店主・君島北斗さんの目利きが光る古道具が計算された配置で並ぶ。「暮らしの中で使われていた道具の素朴さ、質素さの中に潜んでいる本来の美しさをセレクトの軸にしています」

一品一品の個性を引き出す店内コーディネートは、息を呑む美しさ

一つひとつのものが持つ背景や佇まいを大切に、そのままの美しさを最大限に引き出す店内コーディネートは圧巻。すぐにでも日々の暮らしに取り入れたい道具がずらり。買い付けは国内がメイン。

古い鉄板を使用した看板は、侘び寂びを感じさせる。

古い鉄板を使用した看板は、侘び寂びを感じさせる。

Information

時余利

芳賀郡益子町益子3344 TEL. 080-2334-3662 13:00~17:00 木・金曜休

Instagramはjiamari_antiques

【pejite(ペジテ) 益子】日本の手仕事の美しさに、胸が高鳴るセレクトショップ

益子で『仁平古家具店』を営むオーナーの仁平透さんが「一級品の手仕事を集めたお店を」と始めたセレクトショップ。丁寧に手入れされた古道具に、益子焼を中心としたうつわや洋服、古家具などが揃う。

日本の手仕事の美しさに、胸が高鳴るセレクトショップ

築70年の米蔵を改装した高い天井が開放的な空間で、じっくりと選びたい。什器には古家具が使用され購入できるものも。カフェスタンドも不定期で開店。

外観を象徴する店を覆う蔦は、もとから茂っていたものをそのままに。

外観を象徴する店を覆う蔦は、もとから茂っていたものをそのままに。四季ごとの装いを見せる。

Information

pejite 益子

芳賀郡益子町益子973-6 TEL. 0285-81-5494 11:00~18:00 木曜休

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益子 秋の陶器市
益子 秋の陶器市 11/1~4

1966年から続く陶器市は、例年春と秋の年2回開催。販売店約50店舗、600以上ものテントが並び、作家と交流もできる。芳賀郡益子町内各所(城内坂、サヤド地区中心) TEL. 0285-70-1120(益子陶器市実行委員会) 9:00 ~17:00(最終日は~16:00)

写真・鈴木愛子

anan 2468号(2025年10月22日発売)より

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