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JO1豆原一成が語る“家族”と“夢”のあたたかい関係――主演映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で見つけた幸せのかたち

  • 2025.10.18

10月24日に全国公開される映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は、あるきっかけで始まった孫と祖母の同居生活をとおして、家族の温かさや夢を追いかけることへの喜びを描いたストーリー。頼りなくも優しい大学生の孫・拓磨をボーイズグループJO1豆原一成さん、アグレッシブでチャーミングな祖母・文子を市毛良枝さんがW主演で演じています。今回は日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(24/TBS)や映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)など、俳優としても着実に歩みを進める豆原さんに、撮影現場でのエピソードや家族との心温まる思い出話などをたっぷり伺いました。

夢に迷う孫と夢を見つけた祖母…そっと背中を押してくれる、家族の物語

――まずは本作のオファーを受けたときの心境からお聞かせください。

豆原一成(以下、豆原) 最初はプレッシャーを感じていました。素晴らしい役者のみなさん、そして市毛(良枝)さんとのW主演ということで、「できるのかな……」という不安な気持ちが大きかったです。演技経験が多いほうではないですし、日常の中で自然体なお芝居をするということも自分にとっては挑戦でした。でも、こんなに素晴らしい方々と共演できる機会は滅多にないですし、この作品を通して得た経験は絶対にプラスになるなと。これをきっかけにもっと自分を知ってもらいたかったし、この作品に携われることも嬉しかったので、すぐに切り替えて作品に向き合うことを決めました。

――改めて、豆原さんが演じた拓磨はどんな人物ですか?

豆原 素直で真面目で憎めないところが魅力です。あとは人間味があるところも。僕と似ていると感じるのは、好きなことに対しての知識や熱量ですね。拓磨がコーヒーに対してそうであるように、僕も好きなものにはガッとのめり込むタイプです。でもさすがに拓磨よりは自信があるかなぁ(笑)。普通の大学生だからこそ、演じるのはちょっと難しかったです。それこそ僕は根拠のない自信があるタイプなので、「もっと自信を持てばいいのに!」と拓磨の気持ちを理解するのに苦労しました。でもそこが不思議とかわいくて愛せましたし、撮影が始まるとスッと拓磨として入ることができました。

――バイト先や祖母宅でコーヒーを淹(い)れるシーンがありましたが、撮影はいかがでしたか?

豆原 もともとコーヒーは好きでよく飲んでいたのですが、拓磨のように自分で淹れたことはありませんでした。豆を挽いたこともなかったので、何もわからない状態から豆の種類や淹れ方などを先生に教えていただいて。拓磨はコーヒーを淹れるのが上手い役だったので、手際よく見えるように意識していました。

――演技しながら慣れない作業をするのはきっと大変でしたよね。

豆原 そうですね。自然に見えるようにお芝居するのは難しかったです。おばあちゃんの家で大学の仲間たちにコーヒーを振る舞うシーンは、淹れながら後輩や紗季(八木莉可子さん演じる恋人)と喋らなきゃいけなかったので特に大変でした。家でも道具を一式借りて毎朝淹れるようにしたり、なるべく自然にできるように時間を見つけては練習していましたね。

自分で淹れてみて気づいたのは、コーヒーは工程次第で味がまったく変わるんだなということ。もともとコーヒーは味が好きなのと、トレーニングの一環で脂肪燃焼効果を期待して飲んでいたこともあったのですが、この作品を通して酸味や甘みなど、味の違いを感じられるようになりました。

劇中に出てくるカフェなどは実際に存在するお店なんですけど、どこも雰囲気がすごくよかったのでいつかプライベートでも行ってみたいです。

――祖母・文子を演じた市毛良枝さんとの共演はいかがでしたか?

豆原 市毛さんとの撮影はとても楽しかったです。本当の孫のように優しくかわいがっていただきました。今振り返ってみても現場はすごくほんわかした雰囲気で、市毛さんが作ってくださる空気がこの作品にすごくマッチしていた気がします。映像にもよく表れている通り、この映画がああいう温かい雰囲気に仕上がったのは市毛さんのおかげです。市毛さんは、なんて言うんですかね……本当に“おばあちゃん”なんですよね。撮影中じゃなくてもいろいろなお話をしてくれて、すごく仲良くしてくれました。常にフラットに接してくださるからこそ、撮影に入ってもその温かい空気感が変わらなくて、お芝居がすごくやりやすかった。僕の中の拓磨を自然に引き出してくださいました。

演技という素晴らしいものに出会えてよかった

――完成した作品を観た感想を教えてください。

豆原 正直、撮影中は「大丈夫かな?」という不安が大きかったので、まず観た感想は「あぁ、こんな感じになってたんだ……!」という(笑)。映画として楽しむ余裕はありませんでした(笑)。ただ最後まで観たときに、安心するような、温かい作品だなと感じて。タイトルにも「しあわせ」という言葉が入っているように、幸せな気持ちになれたというか。僕自身も前向きな気持ちで次に進む力をもらえたので、そんな作品になってよかったなと思いました。演技面では「もっとこうしておけばよかった」と惜しい部分はもちろんありますが、それも含めて拓磨のもどかしさやナチュラルな雰囲気につなげることができた気がします。

――劇中で、拓磨はある言葉に背中を押されて夢へと一歩踏み出します。豆原さんにもこれまでの人生の中で背中を押された言葉はありますか?

豆原 「正解より全力」です。こういう仕事をしていると、いい反応を求めてまわりを伺いながら正解を当てにいってしまうことがあったりして。でも、正解を狙うよりも全力でやったほうが、たとえ失敗してもカッコよくなかったとしても、自分にとってはプラスになると気づいたんです。それからは、いろいろとプレッシャーがかかる場面があっても「これだけ準備したし、あとは全力をつくせば失敗しても大丈夫」と思えるようになりました。自分をポジティブにしてくれる言葉です。

――JO1には豆原さんの他にも演技で活躍するメンバーがいらっしゃいますが、今作への出演についてメンバーから何か声はかけられましたか?

豆原 特に何かを言ってもらったわけではないんですけど、主題歌の『ひらく』をよく楽屋でみんなが歌ってくれているのが嬉しいです。自分が出演している映画の一部でもあるので、それを「すごくいいね!」とたくさん聴いたり歌ったりしてくれるのが本当に嬉しくて。メンバーみんなにもぜひ映画を観てほしいです。

――メンバーと演技についてアドバイスをし合うことはありますか?

豆原 基本的にはしないです。聞かれることはたまにあるんですけど、僕が教えてあげられることは何もないんですよね。お芝居ってすごく深いものじゃないですか。その人が感じたことを自分なりの解釈で表現したほうがいい気がするので、少なくとも僕からアドバイスをするってことはないかもしれないです。

――着実に演技経験を積まれていますが、俳優業に対する今の思いを教えてください。

豆原 いい意味で終わりがないというか、難しいのがおもしろいというか。昔とはちょっと違う感覚です。演技に挑戦し始めた頃は、難しすぎて楽しめないことのほうが正直多かった。でも今はもっとやってみたいし、演技という素晴らしいものに出会えてよかったなと感じています。JO1の活動とは別のところで、これからも役者としての力を磨いていきたいです。

中学校以来?の祖母が運転する車に乗ってのドライブ

――家族というものの温かさが描かれている本作ですが、豆原さんご自身はご家族との関係や距離感で大切にしていることはありますか?

豆原 家族とはすごく仲が良いです。ただ、僕は連絡をマメに取るのが苦手なので、LINEとかの返事はつい適当になってしまいます(笑)。例えば体調を気遣う連絡をもらっても「大丈夫だよ〜」だけとか。でも家族のことは大好きですし、母とは一度電話をすると5〜6時間は喋り続けちゃう。たまにしか話さない分、お互い喋り出すと止まらないんです。おもしろいですよね(笑)。母も聞きたいことがいっぱいあるんだろうなと。なので電話をするときは必ずお風呂に入ってから。じゃないと入るタイミングを失ってしまうので(笑)。

――豆原さんの活動について、お母さまから感想をもらうことも多かったり?

豆原 とても言ってきます。でも、指摘というよりは「よかったよ」とかが多いですね。仕事について「こうしたら」というアドバイス的なことはあまり。というのも、昔はそう言われると「何がわかるんだよ」とつい反発してしまって、喧嘩になることが多かったんです。なので今は気を遣って言わないようにしてくれているのかなと(笑)。今は別にそういう感想をもらっても「そっか」で済むと思うんですけど(笑)。

――ご両親と似ているなと感じる部分はありますか?

豆原 負けず嫌いなところや曲がったことが嫌いなところは母に似ていて、ハマるとのめり込むところは父に似ている気がします。結構半々ですね。学生の頃は、何事にも父は「やってみたらいいやん」と言うんですけど、母はただ「やりたい」だけではダメで、なぜやりたいのか理由がないとやらせてもらえなかった。そこをクリアするのが難しかったです。

――お祖母さまやお祖父さまとの忘れられない思い出はありますか?

豆原 僕、本当におばあちゃん子なんですよ。小さい頃から一緒に過ごして、習い事の送り迎えもだいたいしてもらっていました。忘れられない、というと少し違うかもしれないんですけど、そういえばこのあいだ地元に帰ったときに、家の外でランニングをしていたらおばあちゃんに会いたくなって。そのまま家まで走って向かったら、おばあちゃんがちょうど車で出かけようとしていたところで、そのままお出かけに付き合って、一緒におばあちゃんの家に帰って、おじいちゃんも交えて3人で2時間くらいお喋りしました。2人は僕の活動を基本的にすべてチェックしてくれていて、カレンダーに音楽番組などの予定を書いているんですけど、それを見ながら「あれはどうやったん」「あぁ、あれはね……」とか話をしていたらあっという間でしたね。

帰りはおばあちゃんに車で家まで送ってもらったんですけど、助手席に乗るのが中学生以来で、懐かしかったしなんだか嬉しかったです。僕、おばあちゃんのことを「ばぁば」と呼んでいるんですけど、「ばぁばまだ運転できんの?」「できるよ!」とか言い合ったり、「映画も観に行ってね」と伝えました。久々にたくさん喋ることができて楽しかったです。

――素敵なエピソードをありがとうございます! 最後に、smart読者に向けて映画の見どころをお願いします。

豆原 読者のみなさんの中には、僕と同じ世代の方も多いと思います。新社会人になって働き始めたり、自立して生活するようになると、改めて家族の大切さを実感することってありますよね。僕自身もデビューのために17歳で上京したとき、それをすごく感じました。この映画では、“夢”や“家族”との向き合い方について、いろいろな角度から考えさせられるシーンがたくさんあります。この作品をきっかけに、家族への感謝の気持ちを伝えてみたり、普段は当たり前だと思っていることに目を向ける時間を持ってもらえたら嬉しいです。

Profile/豆原一成(まめはら・いっせい)
2002年5月30日生まれ、岡山県出身。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー。2020年にシングル『PROTOSTAR』でデビュー。2025年4月にリリースされたベストアルバム『BE CLASSIC』は、日本国内のさまざまな主要音楽チャートで1位を獲得。同月には初の単独東京ドーム公演を成功させた。10月22日(水)には10thシングル『Handz In My Pocket』をリリース。近年は日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(24/TBS)、映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)などに出演し、俳優としても活躍の場を広げている。
JO1公式X(旧Twitter):@official_jo1
JO1公式Instagram:@official_jo1

映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』作品情報

祖父が遺したやさしいサプライズ。孫と祖母とが軽やかに紡ぐ家族の物語。

祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて――。

出演:豆原一成(JO1)、市毛良枝、酒井美紀、八木莉可子、市川笑三郎、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、星田英利/長塚京三

脚本:まなべゆきこ

監督:中⻄健二

音楽:安川午朗

制作プロダクション:PADMA

原案:島田依史子「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル刊)

原案総責任:島田昌和

主題歌:JO1「ひらく」(LAPONE ENTERTAINMENT)

配給:ギャガ

©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

公式ホームページ:https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee/

公式 X:@MtFujiMovie1024

公式Instagram:@MtFujiMovie1024

10/24(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー

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