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「よく引き受けた」清純派女優の“体当たり演技”に騒然…“挑戦的な脚本”で話題になった名ドラマに「地上波で大丈夫?」

  • 2025.10.17

映画やドラマの魅力は、物語そのものだけでなく、キャストの演技によって何倍にも輝きます。キャストの快演が作品の世界観を圧倒的に引き上げ、観る者の心に深く刻まれる瞬間を生み出すことも。今回は、そんな“出演キャストの快演が光る名作”を厳選してご紹介します。

本記事では第3弾として、重岡大毅さん主演のテレビ朝日系ドラマ『単身花日』をご紹介します。

本作は、2023年の深夜ドラマとして大きな話題を呼んだ作品です。新木優子さん、田中樹さん、高梨臨さんといった実力派キャストが集結し、単身赴任を舞台にした大人のラブサスペンスとして視聴者の心を掴みました。原作はいわしげ孝さんによる同名漫画で、複雑な人間関係と心理描写が巧みに描かれた話題作として注目を集めました。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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プレステージ・シャンパーニュメゾンのイベントに出席した新木優子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『単身花日』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2023年10月14日〜12月9日

東京で妻のゆり子(高梨臨)と娘と幸せな日々を送っていたサラリーマンの桜木舜(重岡大毅)は、急な辞令で単身赴任することになります。向かったのは中学時代を過ごした思い出の地・鹿児島でした。

しかし赴任早々、初恋の人・武田花(新木優子)と17年ぶりに再会したことで、舜の心は大きく揺れ動くことになります。花もまた結婚しており、夫は一等航海士として長期間家を空けていました。互いに既婚者でありながら忘れられない初恋の想いに翻弄される二人の関係は、次第に危険な方向へと向かっていきます。

新木優子さんの新境地への挑戦

新木優子さんが演じる武田花は、これまでの正統派ヒロイン像から大きく脱却した役柄として大きな注目を集めました。一見無邪気で天真爛漫に見える花ですが、その行動は時として常識を超えた危険さを秘めており、視聴者に強烈なインパクトを与えました。

舜の妻であるゆり子が同席する場面で、机の下で舜の足をさする行為や、既婚者の舜の家に押しかけて「来ちゃった」と満面の笑みを見せるシーンなど、新木さんの演技は“怪演”とも評される域に達していました。正統派の美しいヒロインを演じることが多かった新木さんにとって、この武田花役は明らかに新境地を開く挑戦的な役柄でした。

ドラマの放送中、新木さんの演技に対してSNS上では様々な反応が寄せられました。特に武田花のキャラクターについて「よく引き受けた」「直視できない」という声が上がるほど、インパクトの強い演技として話題になりました。

視聴者からは「新たな魅力を発見した」「これまでとは全く違う一面を見せてくれた」という評価が多く見られ、新木さんの女優としての幅広さを証明する結果となりました。

田中樹さんと重岡大毅さんの絶妙な化学反応

田中樹さんが演じる片山直哉は、舜の中学時代の同級生で、現在は地元のハウスメーカーで営業マンとして働いています。長身でイケメンの片山は、中学時代には舜とともに“2大モテ男”と呼ばれた存在でしたが、大人になった今でも舜に対する複雑な感情を抱き続けています。

田中さんの演技は、表面的には洗練されたビジネスマンでありながら、内面に秘めた情緒不安定さを巧みに表現していました。特に花への想いを抱きながらも、舜との関係に翻弄される複雑な心境の描写は視聴者の心を掴みました。重岡さんとの友情と敵対が入り混じった微妙な関係性の演技は、両者の演技力の高さを証明する見どころの一つとなりました。

豪華キャスト陣の快演光る名作

ドラマ『単身花日』は、重岡大毅さん、新木優子さん、田中樹さん、高梨臨さんという実力派キャストが集結し、それぞれが従来のイメージを覆す新たな魅力を見せた作品として高く評価されています。

特に新木さんの武田花役は、これまでの正統派ヒロイン像から大きく脱却した体当たり演技は、大きな話題を呼びました。単身赴任という身近なテーマを扱いながら、大人の複雑な恋愛感情を丁寧に描いた本作は、深夜ドラマとしての新たな可能性を示した名作として記憶に残る作品となりました。キャスト陣の快演により、原作の魅力を余すことなく映像化したドラマ『単身花日』は、「地上波で大丈夫?」という声が見られるほど視聴者に強い印象を残す話題作として成功を収めました。


※執筆時点の情報です