「気づいたらホテルにいて…」社長にセクハラされた“美人社員“→「この会社は終わり」卑劣なやり方に立ち向かった“復讐劇”【しまうま劇場】

上司から部下へのパワハラと合わせてなかなかなくならないのが、異性に対するセクハラです。少し前、とあるテレビ局が「上納システム」と呼ばれるセクハラを伴う接待会合で問題になったことを覚えている方も多いのではないでしょうか？得意先から良い返事をもらうためとはいえ、セクハラ被害の餌食となった社員にとってはたまったものではありませんよね。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『セクハラ上納システム』は、そんな「セクハラ被害」をテーマとしたドラマです。

【セクハラ上納システム】こんな飲み会ゆるせる？#ショートドラマ

得意先の接待！親切な社長だと思ったのに…

その日、杉山は上司の葉山や専務と一緒に得意先の社長・坂井の接待をしていました。

しかし、口にしたドリンクになんとなく違和感を感じ、思わず吹き出してしまいます。

「すみません、専務！」

吹き出したドリンクを思い切りかぶってしまった専務に謝りながら、杉山は必死でスーツの水滴を拭き取ります。

専務はそんな杉山に「そんなに咳き込むってことはさ、杉山さんのこと誰か噂してるんじゃない？」と優しく笑いかけてくれました。

上司の葉山も「それ、くしゃみでしょ！」とすかさず乗っかり杉山の失態を笑いに変えます。

そんな3人の様子を見て、接待相手の坂井もご機嫌。

杉山を「無理しなくていいよ。お水もらう？」と気遣ってくれました。

その後も、葉山と専務は絶妙のノリ・ツッコミで場を盛り上げます。

「お前、川に沈めるぞ！」

「海にしてくださいよ！」

軽妙なやり取りに、坂井も口を開けて大笑い！

「ホント君の会社の人たちは楽しいね」と杉山に笑いかけました。

坂井は、杉山の可愛らしい容姿にも満足しているようです。

「君みたいな可愛い子と一緒に飲めるなんて、本当に嬉しいよ！」と杉山を褒めてくれました。

接待は万事順調。どうやら上手くいきそうです。

杉山も、ホッと胸を撫で下ろしました…この後、起こることも知らずに。

翌日、暗い顔で出勤した杉山

その翌日、葉山はデスクで暗い顔をしている杉山を見つけました。

「どうしたの？」

葉山がそう尋ねると、杉山は声を震わせながら訴えます。

「なんで昨日、専務と葉山さん、途中で帰っちゃったんですか？」

そして、杉山は「気づいたら坂井さんとホテルにいて…」とその後あったことを話してくれました。

どうやらドリンクに何かが混入していたらしく、接待の後、杉山は意識を失ってしまったようです。そして、坂井に「ここでは言えないようなこと」をされてしまったのでした。

「許せねー！」

杉山の言葉に、葉山は怒りを見せ、すぐさま専務のところへ向かいました。

裏で糸を引いていたのは…

しかし、専務室に向かった葉山の口から飛び出したのはとんでもない言葉でした。

「もうちょっとあの人、うまくやってくんないすか？」

葉山の言葉に、専務もため息をつきつつ、「坂井さん、やり方が酷いからな」と言うばかり。

…そう。実は、杉山が坂井に「ここでは言えないようなこと」をされてしまったのは、すべて専務と葉山の計画だったのです。

「もう何人目ですか…」

2人はこれまでにもたくさんの女性社員を得意先の社長に差し出し、その見返りとして契約を取り付けてもらっていたのでした。

坂井に性的な行為を強要された杉山に同情しつつも、専務は「会社のためなんだから頼むよ…」と言うばかりでした。

「誰にも言わないで」葉山は杉山に釘を刺すが…

専務の言葉を受け、葉山は部下のもとに戻ります。

そして、「会社同士で話し合うらしいから安心して！」と杉山に笑いかけました。

もちろん、「このことはくれぐれも、誰にも言わないで」と釘を刺すことも忘れません。

ここで杉山が誰かにこのことを喋ってしまっては、すべてが水の泡ですから当然です。

しかし…

そんな葉山に、杉山は淡々と答えます。

「警視総監の父に報告しました」

そして、とどめを刺すように言ったのです。

「もうあの人とこの会社は、終わりだと思います」

「攻めてる！」最先端のテーマに称賛の声

現在問題となっている題材を扱ったドラマに対し、YouTubeショートのコメント欄には「時代の最先端行ってる」「攻めてる」「時流に乗ってる」など、称賛の声が多数寄せられていました。多くの視聴者が興味を持っているテーマのようです。

法的にも倫理的にもアウトなのに今まで公然の秘密として行われていた「セクハラを伴う接待」。このドラマのように、すべての問題が明るみに出てしっかり裁かれる日がくることを願ってやみません。

---

---

紹介作品

• しまうま劇場Vol.43「セクハラ上納システム」

コンテンツ提供協力

• しまうま劇場（YouTube）

チャンネル登録者数11.4万人（2025年10月21日現在）を誇るショートドラマクリエイター集団。日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを多数公開中です。