「お前は？」“圧迫面接”で就活生を追い詰める面接官→その後、受験者の”まさかの正体”が判明し…「スカッとした」【しまうま劇場】

「圧迫面接」という言葉をご存知ですか？採用試験などで試験官がわざと高圧的な態度をとったり難易度の高すぎる質問をしたりする面接のことです。最近では減少傾向にありますが、「受験者のストレス耐性を見る」などの目的で、現在でも取り入れている企業が見られます。実際に圧迫面接を体験し、嫌な思いをしたことのある方もいるのではないでしょうか？

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『逆・圧迫面接』は、そんな「理不尽な面接試験」をテーマとしたドラマです。

【逆・圧迫面接】最悪な面接経験ありますか？#ショートドラマ

試験官は高圧的な態度…これは、「圧迫面接」だ！

「見るからに仕事できなさそうだな！」

面接官はデスクの上に足を乗せ、高圧的な態度でこちらを怒鳴りつけてきます。

これはもしかして噂に聞く…

「圧迫面接だね」と目配せしてくる友だちに、

柚香も小さく「うん」と頷きました。

そんな2人をよそに、面接官は会社の志望動機を尋ねてきました。

「御社の経営ビジョンに共感し…」

友だちが真剣に回答しますが、面接官の威圧的な態度が変わることはありません。

「薄い！」とダメ出しされてしまいました。

そこで、「お前は？」と続いて話を振られた柚香は切り出します。

「御社が父親の会社の取引先で」

実は、柚香の父親はとある大手企業の専務。この会社とも取引があるのです。

面接官の態度に腹が立ったので、切り札を使うことにしたのでした。

始まる「逆・圧迫面接」

「え？大和田専務の娘？」

大変な事実に気づいた面接官は、慌てて態度を改めます。

しかし、柚香は失礼な対応をされたことを許すつもりはありません。

「どうして私を採用しようと思ったんですか？」

そう、今度は反対に面接官に質問しました。

「それは…流暢なトークが営業向きで…」

冷や汗をかきながらも、なんとか答えを絞り出す面接官。

もちろん、柚香はその言葉に対し「二次面接で何も答えられなかったんですけど」とやり返します。

そして、「私が『得意先の娘だから』ですよね？」と追い打ちをかけました。

「どうして私を採用しようと思ったんですか？」

そんな柚香に、友人も横から加勢します。

「一次面接で会社のビジョンを理解して明確な目標を持っていたから…」と答える面接官に、

「薄い！」と自分が言われた言葉をそのまま叩きつけました。

そして、柚香同様、「私が美人だからですよね？」と追い打ちをかけます。

「あなたみたいな頼りないおっさんに、人事部長が務まるんですか？」

「今すぐ辞めた方がいいですよ」

2人は、ここぞとばかりに猛攻をかけます。

自分で蒔いた種とはいえとんでもない状況に陥り、試験官は思わず「圧迫面接だ…」と呟いてしまいました。

しかし、相手は得意先の娘とその友人。ここはガマンガマン…。

2人は最後に「質問を用意していない」こともしっかり指摘。

「じ・ん・じ・ぶ・ちょ・う！」と面接官を責めて、面接を終えました。

2人が面接会場を後にすると…

すっきりした表情で面接会場を後にした2人を、面接官が追いかけてきます。

「すみません…お父様にはよろしくお伝え下さい」

彼は今日のことが取引先に伝わることを恐れているようで、柚香にそう頼みますが…

「御社の益々のご発展をお祈りしております」

柚香はそう、冷たく「お祈り」したのでした。

企業を「お祈り」するラストに「スカッとした」

圧迫面接が「逆・圧迫面接」ともいえる状況に変化していくストーリーに思わず笑ってしまった方が多いようです。企業が受験者に送る「お祈りメール」と絡め、逆に受験先企業を「お祈り」するラストに「スッキリした」「スカッとした」といったコメントも多数寄せられていました。

今回のようなシチュエーションはあまりないかもしれませんが、受験者がその企業の顧客である可能性は少なくありません。それを考えると、「圧迫面接」というシステムはやはり考えものですね。

---

---

紹介作品

• しまうま劇場Vol.37「逆・圧迫面接」

コンテンツ提供協力

• しまうま劇場（YouTube）

チャンネル登録者数11.4万人（2025年10月21日現在）を誇るショートドラマクリエイター集団。日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを多数公開中です。