管理職はもはや“罰ゲーム”　上司に怒鳴られ、部下は従わず…心がすり減る『中間管理職』が迎えた“結末”とは【しまうま劇場】

2025.11.7

上司からは無理難題を押し付けられ、部下からは仕事の文句を言われ…中間管理職は板挟みになりがちです。係長や課長をしている方の中には、報われない努力に日々気持ちをすり減らしている方も多いのではないでしょうか？

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『中間管理職』は、そんな「中間管理職の苦労」をテーマとしたドラマです。

【中間管理職】管理職は罰ゲームですか？#ショートドラマ

会社で部長に怒られて…

ある日、優香は会社で部長に怒られていました。どうやら、部下が大きなミスをしてしまったようです。

「上司のお前がちゃんと教育しないから、こんなミスが怒るんだろう！？」

そう言って、怒鳴り続ける部長。

優香は、「申し訳ございません」と頭を下げるしかありませんでした。

謝る優香に、部長は「女性管理職を増やせって社長が言うから、お前を課長にしたのに」と嫌味を言います。

そんなこと言われても…。優香だってなりたくて課長に昇進したわけではありません。

部下は言い訳ばかり…

部長に指摘されたミスを伝えますが、案の定部下は「だって部長、無茶ばっかり言ってくるんです」と言い訳するばかり。

「まあまあ」と彼をなだめますが…

反省するどころか、「課長はいいですよね。部長の意見を僕らに伝えるだけで」とこちらに文句を言う始末。

優香は、「そんなことないけど…」と曖昧に笑うしかありませんでした。

夜も一人きりで残業…

急ぎの仕事にも、部下は協力してくれません。

結局、優香は1人で残業し、溜まった仕事を片付けることになってしまいました。

友だちから「明日誕生日でしょ？」と飲みに誘われても、断るしかありません。

「上司にも部下にも気を遣って、なんで課長なんてなっちゃったんだろう…」

こんなこと考えても仕方ないと思いつつ、思わず愚痴がこぼれます。

上司からは怒られ、部下には文句を言われ、友だちと飲みにすらいけない…課長になってからまったくいいことがありません。

ぜひ、と言われたから引き受けましたが、こんなことなら昇進しなければ良かった…そんな後悔が押し寄せます。

すべてにうんざりしたその時…！

ろくに眠れず疲れの溜まったまま出勤した優香は、「課長！急いで戻って来てください！」と部下に呼ばれました。

やれやれ。どうやら今日も朝から忙しいようです。

しかし、慌てて優香が部屋に走っていくと、なぜかクラッカーの音が。

そして、部下が「お誕生日おめでとうございます！」と楽しそうに声をあげました。

（みんな、知っててくれたんだ…）

今日は優香の誕生日。部下たちがそのことを知っていてサプライズ・パーティーを開いてくれたんだ…！そう思った優香は感動します。しかし…

部下の運ぶバースデー・ケーキが優香のデスクに置かれることはありませんでした。

ケーキのプレートには「部長、お誕生日おめでとうございます」の文字。

なんと、部長も優香と同じ誕生日だったのです。

部下たちは、部長にゴマをすっていただけだったのでした。

和気あいあいと楽しそうに過ごす、部長と部下たち。

それを見ながら、優香の気持ちはどんどん沈んでいきます。

（…なによ、みんな私の気も知らないで…！）

優香のイライラが爆発しそうになったその瞬間。

部屋に社長が入ってきました。

社長の手には、プレゼントと思われる赤い袋。

皆が「社長も、部長の誕生日を祝いに来たのだ」と思いましたが、社長の向かった先は…

なんと、優香のところ！

「いつもありがとう。岡本課長のおかげで、うちの会社は成り立ってるよ」

社長はプレゼントを優香に渡しながら、優しく褒めてくれました。

そう、社長だけは優香の頑張りをいつも見ていてくれたのです！

「報われて良かった！」優しい結末に感動！

YouTubeショートのコメント欄には、優しい結末に「報われて良かった」「わかっててくれたんだ」などの言葉が多数寄せられていました。「頑張っている人がきちんと評価された」ということを嬉しく感じた方が多いようです。これをきっかけに、部長や部下も優香の頑張りをきちんと認めてくれるようになると良いですね。

『中間管理職』は、係長や課長など、中間管理職の難しさとやりがいについて考えるきっかけとなる素晴らしい作品でした。

紹介作品

しまうま劇場Vol.33「中間管理職」

コンテンツ提供協力

しまうま劇場（YouTube）

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