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万博で5ヶ月かけて100個以上押したスタンプ帳… “無惨な姿”に「見た瞬間言葉を失った」

  • 2025.10.18

万博のような大規模イベントでは、会場内で同時に開催されるスタンプラリーも人気の楽しみのひとつです。スタンプを集めるその過程や、完成した帳面には、その日その場所でしか得られない特別な思い出がぎゅっと詰まっています。旅の記録として、大切に取っておく人も少なくないでしょう。

そんな中、大切に集めていたスタンプ帳が“紙屑”になってしまうという衝撃的なハプニングが話題になっています。

はるきゃべつ(@_haru47)さんが、「万博で5ヶ月かけて集めたスタンプ帳が洗濯乾燥機で紙屑になってしまった」というエピソードをX(旧Twitter)に投稿し、「これはこれで価値あります」「いや待て、まだ原形あるぞ…!」と注目を集めています。

いったいどんな出来事だったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

投稿された写真には、くしゃくしゃに縮れた紙の束が写っています。よく見るとそこには「EXPO 2025」のロゴやキャラクターの姿があり、かつてスタンプ帳だったことがわかります。

投稿者さんは、「どうかご供養ください、合掌」とユーモアを交えながらも、「モチベ消えかけたけど、落合さんの“ヌルになる”概念に救われた」と前向きなコメントを添えていました。

悲しいようで、どこか清々しい…そんな万博の締めくくりにふさわしい、ちょっと切なくも温かいエピソードですね。

万博の記憶が紙屑に――洗濯機の中で消えたスタンプ帳と、夫婦で拾い集めた思い出

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---これはショックでしたね…。スタンプ帳が洗濯乾燥されてしまったことに気づいた時、どのような気持ちになりましたか?

紙屑まみれのそれがスタンプ帳だと、すぐに分かりました。「どうか別のパンフレットであってほしい」と願ったものの、無残な姿のスタンプ帳(だった物)を目にした瞬間、自分の万博の記憶ごと消えてしまったような喪失感に襲われました。信じられず、しばらくは洗濯乾燥機の前でただ座り込んで、途方に暮れていたと思います。

---長きにわたる思い出を共有してきた“戦友”ですもんね。悲しすぎます(泣)。ちなみに、洗濯乾燥はご自身でされたものだったのでしょうか?

洗濯したのは夫で、洗濯に出したのは私です。私には洗濯してはならぬものを洗濯した“前科”がいくつもあり、夫はいつも確認してくれていたのですが、その日は私自身も気付かず、検問もすり抜けてしまいました。

---どうしても気付けないこともありますよね。ちなみに、旦那様はどのような反応をされたのでしょうか?

帰宅した夫に伝えると、紙屑まみれの洗濯機を見て言葉を失っていました。「ごめん、本当にごめん。ちゃんと確認すればよかったね」「残り一週間でまた集めよう、間に合うよ」と、紙屑になったページを一つ一つ集めながら慰めてくれました。

---なんてお優しい旦那様!こんな言葉をかけられたら、泣いてしまいそうです。今回洗濯してしまったスタンプ帳は、コンプリートを目指していたものなのでしょうか?

スタンプ帳はコンプリートを目指していたわけではなく、訪問した所だけに押す旅の記録として使っていました。それでも5カ月のあいだに、ほとんどが埋まりつつあって、100個以上のスタンプにはその日の景色や気持ちが残っていました。

---尚のこと悔やまれますね。その後、再度万博へ足を運ばれたのでしょうか?また、スタンプ帳はどうされましたか?

その後も万博へ行きましたが、二日ほどは心ここにあらずで歩いていました。紙屑になったスタンプ帳は、とりあえずnull2でもらった靴袋(null袋)に入れて保管しています。私自身は落合陽一さんの「nullに還る」という概念に救われ、あれもまた自分の万博の一部なのだと思うと、徐々に笑い話に昇華できました。最終日のフラッグパレードの際に、落合さんにお礼が言えたのでよかったです。

---心を持ち直し、最後には笑い話にまで昇華できたんですね!投稿者さんの言うように、こういった経験もまた、万博ならではの醍醐味なのかもしれませんね!お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

共感とエールの声が続々!

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

これはこれで価値あります。捨てないでこのままジップロックに入れて保存すれば最高の記念品
いや待て、まだ原形あるぞ…!
なぜこんなことに…ご愁傷さまです。供養させてください。合掌
悲しいですね。私もやらかしました。

スタンプ帳とともにあった思い出を大切に

投稿者さんの「万博の終わり方まで万博らしい」という前向きな姿勢に、多くの人が共感し、励まされた今回の投稿。

大切なものを失っても、それが思い出として心に残り続けるならば、それもまた尊い記録なのかもしれません。

取材協力:はるきゃべつ(@_haru47)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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