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「嫌なママねえ」ほほ笑みながらモラ言動を繰り返す義両親、もう限界|モラハラ義実家から逃げ出した話

  • 2025.10.2

愛する夫と娘と、義実家での完全同居。それは、幸せな家族の始まりのはずだった。しかし、優しい笑顔の裏で向けられる義母の鋭い言葉、そして無関心な夫の態度に、主人公・ありさは少しずつ心を蝕まれて…。『モラハラ義実家から逃げ出した話』をごらんください。

義両親からの嫌味は、日常のBGMと化していた。特に、娘の前で言われる悪意ある言葉に、ありさの心は深く傷つく。夫に相談するも「真に受けなければいい」と突き放され、ついに心が折れて家を出ることに…。

義母の悪意

ママリ

「あら、満くんのお弁当、今日もお肉?毎日じゃ飽きないかしら?」
「彩りがね、もっとこう、華やかな方がいいんじゃない?」

冷蔵庫の前で、満のお弁当にブロッコリーを詰めていた私に、義母はいつも通り優しい声で言った。 その声には、一切の悪意も含まれていないように聞こえる。だからこそ、たちが悪い。 私は「そうですね…ハハハ」と曖昧に返事をするのが精一杯だった。

同居して1年。 義母の嫌味は、日常のBGMになっていた。 満が朝食を食べながら「あー、今日だるいな」と漏らせば「栄養が足りてないんじゃない?最近ちょっと出来合いのものが多いもんね?ありささん?」と嫌味を言われる。

メグの洋服を買いに行けば「それはありささんの好み?いいんじゃない?ちょっと派手かなと思うけどね」と横から口を出す。

最初こそ義両親に褒められたいからと、いちいち言われたとおりにしようとしたが、今ではあきらめた。だって、私が何をしても結局嫌味を言われるから。

一番嫌だった言葉

ママリ

一番堪えたのは、メグの前で言われるある一言だった。

メグが泣いていると、わざとらしいほどに顔をしかめて

「あーあー、泣かされてかわいそうね」
「嫌なママねえ」

とメグを抱き上げて私に冷たい視線を送る。 それがしつけのために言い聞かせている場面だったとしても、そこで話の腰が折れてしまう。わが子のためにしていることなのに「嫌なママ」と言われるのがたまらなくつらかった。

義父も、孫をかわいがってくれるのはいいが、私には冷たかった。 ちょっとメグの頬が赤くなっているのを見たら

「ママに叩かれたりしてないか?」

とこっそり聞いている。メグは「かゆくてこすっちゃったの」と自分で伝えてくれるけれど、その質問そのものがストレスだった。

夜、ベッドに入ってから、私は満にそのことを話した。

「お義母さんもお義父さんも、子どもの前で私を悪く言うのはやめてほしいの。満、何か言ってあげてくれない?」

満はスマホをいじりながら、面倒くさそうに言った。

「冗談で言ってるんだよ。いちいち気にしなきゃいいだろ?メグも気にしてないよ」

そういうことを言っているんじゃないのに。私の思いが伝わらず、気持ちは曇っていくばかりだった。

我慢の限界を感じる

ママリ

私は義両親にメグを預けるのを避けるようになった。抱っこされるのも嫌で、義母がメグに近づいてくると、すっとメグを抱き上げてしまう。

そんな私の態度が気に入らなかったんだろう。 昨日の晩、とうとう義父に「最近メグを預けないけど、何か気にかかることでもあるのか?」と聞かれた。 私は何も言えなかった。 すると義父は「もう少し気遣いしてくれるといいんだけどな。昔の嫁と今じゃ違うんだろうけどさ」と不満げだった。

その言葉で、私は家族というよりも義両親におべっかを使って気分を良くさせるための存在なのではないかと思い始めた。自分の意志を見せればこうして苦言を呈されてしまう。そんな家にいるのがつらくて、私は家出を決めたのだ―――。

あとがき:言葉の刃、心の傷

言葉には、人を励ます力もあれば、深く傷つける力もあります。義両親の言葉は、悪意がなくともありさの心を深く傷つけました。そして、夫の言葉は、ありさの心をさらに追い詰めます。「真に受けるお前が悪い」という言葉は、ありさの存在を否定するものでした。言葉によって傷つけられたありさは、この家から逃げ出すしかありませんでした。

著者:ゆずプー

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