「犯人は誰？」あなたの"隠された本性”がわかる心理テスト

誰にでも、普段は人に見せていない「もう一人の自分」が心の奥に潜んでいるものです。自分では意識していなくても、ふとした瞬間の選択や判断に、その隠された本性が顔を覗かせることがあります。それは、あなたの秘められた欲求や、心の奥底にある葛藤の表れかもしれません。

この心理テストでは、ある事件の犯人を選ぶことを通して、あなた自身も気づいていない「隠された本性」を明らかにします。ミステリーの登場人物になったつもりで、あなたの心の深い部分を覗いてみましょう。

主人公が大切にしていたものが、部屋の中で壊されていました。外から誰かが侵入した形跡はありません。その場にいた可能性があるのは、以下の4人です。あなたは直感で「この人が犯人だ」と思いました。それは誰ですか？

1.親

2.パートナー

3.愛人

4.他人

親を選んだあなたは、表面的には真面目で社会のルールを尊重する「善人」でありながら、心の奥底では現状を覆したいと願う強い反逆の精神を秘めているのかもしれません。常識や権威といったものに、無意識の窮屈さを感じているのではないでしょうか。

あなたは「こうあるべき」という社会的な期待や規範にうまく適応しているように見えますが、その内側では「本当にこれでいいのか」という葛藤を抱えているようです。押さえつけられたエネルギーが、現状への強い破壊衝動として隠れている可能性があります。

その反逆精神は、世界を変える力にもなり得ます。今の生活の中で「少し違うな」と感じることを、思い切って小さく変えてみるのも良いでしょう。創造的な活動に打ち込むことも、あなたの心を解放する助けになるかもしれません。

パートナーを選んだあなたは、普段は冷静で落ち着いて見えても、内面では一点の曇りもない「完璧な愛」を求める激情の理想家という本性を隠しているようです。相手との間に、絶対的な信頼と裏切りのない、純粋な絆を渇望しているのではないでしょうか。

あなたは愛に対して非常に高い理想を掲げており、パートナーには一点の曇りもない誠実さを求めているのかもしれません。その純粋さゆえに、些細なすれ違いや秘密に対しても、深く傷つき、理想と現実のギャップに苦しむことがあるようです。

この世界に完璧な人間関係は存在しない、と頭の片隅に置いておくと心が少し楽になるかもしれません。相手に完璧さを求めるのではなく、不完全さも含めて愛することを意識してみましょう。それが、より深く、本物の絆を育むことに繋がるでしょう。

愛人を選んだあなたは、強い理性と自制心で自分を律する一方で、心の奥底では本能のままに生きたいと願う「解放を夢見る獣」を飼いならしているのかもしれません。論理や道徳の檻の中で、自由を求める魂が叫び声をあげているのではないでしょうか。

あなたは普段、感情や衝動を理性でコントロールすることに長けているようです。しかし、その分、心の奥ではもっと情熱的に、本能的に行動したいという強い欲求が渦巻いている可能性があります。その欲求を理性で押さえつけることに、少し疲れを感じているのかもしれません。

その有り余るエネルギーを、スポーツや創作活動、あるいは誰も知らない場所への一人旅などで解放してあげましょう。理性の鎖を一時的に外し、安全な形で「獣」を解き放つ時間を作ることで、心に活力が戻り、日々の生活にも良いバランスが生まれるでしょう。

他人を選んだあなたは、社交的に振る舞いながらも、実は自分の世界や秩序を乱されることを極端に嫌う「テリトリーを守る、用心深い完璧主義者」という本性を持っているようです。自分の領域に、予期せぬものが入り込むことに強い警戒心を抱いているのではないでしょうか。

あなたは、自分の仕事や人間関係、プライベートな空間を完璧にコントロールしたいという欲求が強いようです。そのため、自分の秩序を乱す可能性のある「未知の要素＝他人」を、無意識に脅威として認識し、自分の世界から排除しようとする傾向があるのかもしれません。

あなたの作り上げた世界は安全ですが、時に新しい発見や成長の機会を遠ざけてしまうこともあります。たまには計画を立てずに出かけてみたり、少し他人に自分の領域を明け渡してみたりと、偶然を楽しむ時間を作ってみましょう。

ライター: Kazuhide.Y

公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。