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心の傷が癒えないサレ妻に「実は…」共感を示した意外な人物|どん底サレ妻は幸せになる

  • 2025.9.19

ある日、夫の不倫に気付いて絶望する専業主婦のゆうか。相手の女は高額な慰謝料も平気な顔で支払える財力の持ち主でした。不倫相手に制裁を与えたいと思いつつ勝ち目のない現実に打ちひしがれていたゆうかでしたが、夫の上司との再会で転機が訪れます。『どん底サレ妻は幸せになる』第3話をごらんください。

夫の上司・日下部さんと偶然再会したゆうか。彼の優しさに触れ、涙ながらに不倫の経緯を打ち明けます。自身の経験から共感を示した日下部さんの温かさに、ゆうかは少しだけ前を向く勇気をもらうのでした。

思わぬ場で夫の上司に遭遇

ママリ

ある日、穂希を連れて公園からの帰り道、私は思いがけない人物に遭遇した。

「あれ?ゆうかさんじゃない?」

その声の主は、夫である基樹の上司、日下部さんだった。

「穂希ちゃんも元気?」

日下部さんは見た目も雰囲気もどこか落ち着いていて、いつも私たち家族を気遣ってくれる人。私たちの結婚式にも来てくれたし、何かと気が付く人で、穂希の誕生日にぬいぐるみを贈ってくれたこともある。本当に、絵に描いたような「いい人」。でもまだ、独身らしい。すてきな人だから、きっと相手をよく選んでいるのだろう。

「日下部さん、お久しぶりです。はい、おかげさまで…」

夫の上司に全てを告白

ママリ

最初、私は夫とのことは黙ったまま会話を終わらせようと思った。でも、世間話をするうちに日下部さんが「基樹は本当に絵に描いたような家庭を持ってうらやましいな~」と言ったのを聞いて、涙があふれてきてしまった。

こんなに優しく、温かい心を持っている日下部さんの思いすら、基樹は踏みにじったのだ。夫の不倫は、私だけでなく、私たち家族を大切に思ってくれる全ての人々を裏切る行為なんだ。

「ゆうかさん、どうしたんですか?何かあったんですか?」

日下部さんは私の涙を見ると慌てた様子で、心配そうに私の顔を覗き込む。私は耐えられなくなり、これまで一人で抱え込んできた経緯を全て話してしまった。夫の不倫、舞子の冷酷な態度、そして私が感じている絶望と無力感。

全てを語り終えると、日下部さんは驚きと悲しみが混じった表情で、じっと私の話を聞いていた。

思わぬ味方

「それは…まったく知りませんでした。本当につらかったですね…。ゆうかさんと穂希ちゃんが心配です…」

彼は心からそう言ってくれた。そして、少し間を置いて、自身の過去を語り始めた。

「実は、僕の父も昔、不倫で離婚したんです。母がどれほど苦労したかを間近で見てきましたから…」
「基樹、本当になにやってんですかね。同じ男としても信じられない行動だと思います」

彼の言葉に、私は救われたような気がした。私と同じような経験を持つ日下部さんは、私のことを心から案じてくれているのだと感じた。

「僕はその舞子という女性とは直接関わりがないですが、SNSで話題のインフルエンサーが社内にいるというのは聞いたことがあります。その人がまさか基樹と…」

会社の中でも有名な人物だったなんて。それほどの女性だからこそ、あんなに余裕のある態度がとれたのだろう。

何も制裁できない事実は変わらず、つらい気持ちは癒えない。でもこの日、日下部さんの温かい言葉と、私を案じる気持ちが、私に少しだけ前を向く勇気をくれた気がした。

あとがき:優しさに心が救われる

ゆうかさんがずっと抱え込んできた苦しみを、日下部さんに打ち明けることができた第3話でした。彼の言葉は、ゆうかさんが一人ではないことを教えてくれる、希望の光になったのではないでしょうか。ここから物語は大きく動き出します。ゆうかさんがどのようにしてどん底から這い上がっていくのか、ご期待ください。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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