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上司「家族のため早く帰れよ」休日出勤の夫に助言すると、夫「働かせてください」懇願…まさかの理由に上司涙<レス夫婦の末路>

  • 2025.9.17

ユウナさんは、夫・イオリさんと2歳の娘・ツムギちゃんの3人家族。幸せな日々を過ごしていますが、産後イオリさんとの行為に不快感を覚えるようになり、ユウナさん自身も気持ちの変化に戸惑いを感じています。
産後9カ月以上が経っても性的な触れ合いに前向きになれないユウナさんは、イオリさんと話し合うことに。しかし、夫婦の愛情に身体的な触れ合いを求めるイオリさんと、性的な行為は避けたいユウナさんの価値観の違いにより、夫婦の溝は広がるばかりです。
イオリさんは、高校時代の同級生であるミヤさんと2人きりで飲みに出たことをきっかけに、ミヤさんと身体的な関係を持ってしまいます。
高校時代からイオリさんに特別な想いを寄せていたミヤさんは、今でもイオリさんへの気持ちを捨てきれません。
一方家庭でのイオリさんは、ユウナさんのちょっとした発言にも突っかかり、冷たい言葉をかけるように。
「これから俺のご飯は用意しなくていい」と言うイオリさんですが、ユウナさんは夫が家にいないことをうれしく思っているようです。
深夜に帰宅して、週末も起きたらすぐに会社に行くと言って家を出るイオリさんを見て、ユウナさんはイオリさんが本当に仕事に行っているのかを疑い始めるのでした。

家に居場所がないと感じているイオリさんが向かったのは……。

すれ違う夫と兄の気持ち

休日に出社したイオリさん。
そこへ、父から会社を引き継ぎ、社長を務めている兄・アキトさんがやってきました。

イオリさんは、「会社の経営が傾いているからこそ、できることをしたい」と言います。
しかし、アキトさんは「休日くらいは家族のそばにいないと」とイオリさんを諭します。

イオリさん一家を苦労させるわけにはいかないと考えるアキトさんですが、イオリさんは切実な表情で「お願いだからもっと頼って」と懇願するのでした。


夫としても、父としても、社員としても頼ってもらえない……。
イオリさんは責任感が強いがために、家庭や会社での事情を抱え込んでしまっているようです。

人は誰しも、「必要とされたい」「認められたい」という承認欲求があるものです。

イオリさんのように、家族に頼られていない寂しさを、誰かに必要とされることで埋めようとする気持ちも理解できます。しかし、本当に大切な家族から目を背け、他の場所で満たそうとしても、根本的な解決にはなりません。誰からも必要とされなければ、自身の存在意義を否定されているような気持ちになってしまうのも無理はないでしょう。

しかし、頼られたい一心でがむしゃらに頑張っていても、その思いをひとりで抱え込んでいては空回りする可能性が高まるばかり。頼られる存在になる前に、まずは自身が周りをじょうずに頼ることも必要かもしれません。そして何より、本当に大切なもの、守るべきものをしっかりと見つめ直すことが大切なのではないでしょうか。


著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ

ベビーカレンダー編集部

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