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【ブックレビュー】70代の現役英会話講師・日高由記さんが影響を受けた本とは?子育てのヒント|生涯の愛

  • 2025.9.18

InRed世代に読んでほしい書籍をご紹介!今回は、『ありたい自分でいるためにやっぱり私は働くことにした』(自由港区民社)を発売した、英会話講師・通訳案内士の日高由記さん推薦の2冊です。

子育てのヒント、生涯の愛。
心に寄り添う2冊の本

今も昔も親御さんは、子どもや家族のこと、仕事や家事など、やることが多くて本当に大変ですね。しかも子育ては思いどおりにいかないもの。私も感情に任せて叱ったり、やりたがらないことを無理矢理やらせたりと、失敗や後悔を繰り返してきました。自分の子育て中に手元にあったらどんなによかっただろうと思うのが、『お母さんを支える言葉』という本。映画『みんなの学校』で取り上げられた大空小学校の初代校長先生が書いたこの本は、子育て中のお母さんへの応援歌であり、具体的なアドバイスがたくさん詰まった一冊です。「いつもアップデートすることが大事」「何度でもやり直せばいい。子育ても人生も」。そんな言葉にきっと励まされることでしょう。

次に紹介するのは、映画を見て感動したのがきっかけで読んだ『きみに読む物語』です。新約聖書「コリント人への手紙第一」13章にある愛の定義、「愛は寛容であり、親切です。…全てを耐え、全てを信じ、全てを望み、全てを忍びます。…愛は決して絶えることがありません」という一節を彷彿とさせるお話です。生涯をかけた愛の物語が美しく展開し、心が震えます。読めば人として誰かを愛することの幸せを感じてもらえるでしょう。この本を読んで以来ニコラス・スパークスのファンになり、洋書で愛読しています。

文=日高由記

紹介した本はこちら

『お母さんを支える言葉』

木村泰子(著)/清流出版
 

何度でもやり直せばいい。子育ても、自分の人生も。映画『みんなの学校』(文部科学省特別選定作品)の木村泰子先生が贈る、「自分を支える何か」がほしい、すべての人へのメッセージ。

『きみに読む物語』

ニコラス・スパークス(著)、 雨沢 泰(訳)/SBクリエイティブ

60年にわたって一人の女性を愛し続けるノア。病気で記憶を失った彼女のため、ノアは二人の愛の軌跡を毎日語りかける……。世界中を温かい涙で包んだ、究極の愛の物語。

今回、おすすめ書籍を教えてくれたのは…

日高由記さん

専業主婦だった40代半ばより学び直しを始め、50代前半で英検1級と全国通訳案内士試験に合格。フリーの通訳案内士・専門学校講師を経て、大手英会話教室の講師に。75歳の今も最高齢の講師として活躍中。


『ありたい自分でいるために
やっぱり私は働くことにした』

¥1,595/自由国民社

40代半ばで学び直しを始め、50代で初めて社会人デビュー。そんな人生後半の生き方・働き方が注目され、メディアからの取材が絶えない日高由記さんが、自身の人生を振り返るとともに、現役世代の女性たちに伝えたいメッセージを綴った一冊。


※InRed2025年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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