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「ボロボロ泣いた」20年後も胸に響く“諦めずに立ち上がれる歌”「前に進む勇気を貰える」伝説ソング

  • 2025.10.4

「20年前の冬、あなたはどんな音に勇気づけられていた?」

2005年2月。街には冷たい風が吹きつつも、テレビやラジオからは人々を励ますような歌が流れていた。誰もが心のどこかに不安や葛藤を抱えながらも、それでも一歩前へ進もうとする気配が漂っていた時代。そんな空気を象徴するように届けられた一曲がある。

DREAMS COME TRUE『何度でも』(作詞:吉田美和・作曲:中村正人)――2005年2月16日発売

フジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』第3シリーズの主題歌として書き下ろされたこの作品は、放送開始と同時に全国の茶の間に広まり、やがて“応援歌”の代名詞として語り継がれることになる。

優しさと力強さを同時に持つ一曲

DREAMS COME TRUEの数ある楽曲の中でも『何度でも』は特別な位置を占める。歌い出しから放たれる吉田美和の声には、聴く人の胸にまっすぐ届く真っ直ぐな力強さが宿っていた。けれど、その響きは決して押しつけがましくなく、あくまでも寄り添うような温度を持っている。

メロディは中村正人が紡いだシンプルで温かいライン。無理に盛り上げず、それでいて確実に背中を押してくる設計が施されている。だからこそ、聴く人は自然に自分自身を重ね合わせ、「自分のための歌」として受け止められたのだろう。

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「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007」より (C)SANKEI

ドラマの現場から広がった共感の輪

『救命病棟24時』は、医療現場を題材とした社会派ドラマだった。命の最前線を描くシリアスな物語に寄り添うように曲は流れ、視聴者の胸を深く揺さぶった。

2005年当時、CDの売上枚数は以前より落ち着き始めていたが、『何度でも』は20万枚近いセールスを記録。数字以上に、ドラマとの相乗効果によって「心に残る一曲」として確かな存在感を放った。

2年連続で舞台に響いた歌声

この楽曲は第56回、そして翌年の第57回と、2年連続でNHK紅白歌合戦で披露された。華やかなステージに立つ吉田美和の姿と、その声に込められた思いは、年末を迎える多くの人々に「もう一度頑張ろう」と呼びかけるメッセージとして刻まれた。

ライブやテレビ番組でも繰り返し歌われるうちに、『何度でも』はDREAMS COME TRUEの代表曲として定着していった。

災害や困難を越えて歌い継がれる

発売から数年後、この曲はさらに大きな意味を持つようになる。2011年の東日本大震災、そして2020年以降のコロナ禍。多くの人々が不安や孤独に直面したとき、再び耳にした『何度でも』は、まるでその時代のために用意されていたかのように人々を励ました

“何度でも立ち上がれる”というシンプルなメッセージは、状況や世代を超えて届き続け、歌の力が持つ普遍性を改めて示した瞬間でもあった。

永遠の応援歌として

DREAMS COME TRUEの音楽は、華やかさと生活感、夢と現実を行き来する独特の魅力を持つ。その中で『何度でも』は、日常の延長線上にある「一歩を踏み出す勇気」を描いた歌として、多くの人にとって人生の伴走者のような存在になった。

20年前の冬に生まれたこの一曲は、今なおライブで、街角で、そして人々の心の中で鳴り続けている。時代が変わっても、「応援歌」の象徴として色褪せることはないだろう。

令和7年を迎えた今もなお「何度も聴いて踏ん張ってる」「前に進む勇気を貰える」「ボロボロ泣いた」など称賛の声で溢れている。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。