「どいて！仕事に遅れる！」娘のSOSを無視した父親…数時間後、上司の“放った一言”で一変した“結末”【しまうま劇場】

仕事に追い込まれると「早く家に帰ってゆっくり休みたい」と思うもの。そんな日は、どんなにカワイイ我が子でも構ってあげる余裕がない日もあるでしょう。ですが「忙しいから」と距離を取ってしまった結果、あとで後悔することになるかもしれません…。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『うなぎってなんだ？』では、そんな子育てに関する問題をリアルに描いています。

【うなぎってなんだ？】忙しい、で子育てから逃げてない？#ショートドラマ

 「子どもよりゲームが大事？」

「ねぇ、パパ」有里が父親の腕を掴んで話しかけます。

しかし父親は、スマホから視線を離さずに一言。「パパはゲーム中！」

冷たい言葉に「ごめんなさい」と下を向いて落ち込む有里。

その様子を見た母親は「何有里に怒ってんの！？」と睨みます。叱られた父親はゲームをしながら、しぶしぶ「何？」と娘に問いかけました。

有理は図鑑を指さしながら尋ねます。

「うなぎって何？」

「魚」

「こんなに細いのに？」

「ごめん、イベント始まるから！」その会話を聞いて、料理中の母親が思わず台所から出てきます。「子どもよりゲームが大事？」

それに対しイライラした様子で「仕事のこと考えたくないんだよ！」と声を荒げる父親。

体調不良の娘。父親は…

「ケホケホ」玄関先で幼稚園の準備をする有里は、少し咳き込んで辛そうにしています。

そこへ、スーツ姿の父親が慌ただしく駆け寄ります。「どいて！仕事に遅れる！」

そのまま靴を履き替え玄関を勢い良く出ていきました。

「ちょっと！有里の咳が…」

母親が呼び止めようと声をかけますが、父親にはもう届きません。

有里はきつそうな表情のまま、前を黙って見つめていました。

上司と娘、どっちの選択が正しい？

「申し訳ありませんでした」

会社でミスをして、取引先に頭を下げる父親。

その後、上司と外で昼食をとりながら「ご迷惑をおかけしてすみません」と再び頭を下げます。

上司は「いいから食べなよ！」と食事をとるよう促しました。

父親が目の前のお重の蓋を開けると、中には美味しそうな"うなぎ"が。

「うわっ！」贅沢な昼食に喜ぶ父親。箸を伸ばしてかぶりつき「ん〜！」と、うなぎを堪能します。「うなぎって不思議な魅力があるよな！」上司もうなぎの美味しさに満足げです。

そんな中、父親のスマホが震えました。

「えっ？有里が？！」電話は母親からで、有里の体調に関する内容の様子。

けれども小さな声で「帰れるわけないじゃん！」と呟く父親。

その様子を見た上司は静かに囁きます。「どっちが大事か分かってるよね？」

上司の言葉に苦笑いをするしかない父親。

父親が選んだのは…

家で有里が図鑑を眺めていると「じゃ〜ん！うなぎ！」

「じゃ〜ん！うなぎ！」帰宅した父親は、有里にスーパーで買ってきたうなぎを見せます。

電話の後、上司に子どもを優先するように言われ、急いで帰ってきた父親。その途中で、有里が"うなぎ"を気にしていたことを思い出し、買ってきたのです。

「これはうなぎじゃないよ〜」熱を出しダルそうな有里が、図鑑と見比べながら言いました。

すると、母親が後ろから「うなぎ♪うなぎ♪」と笑顔で歌いながら寄ってきます。

父親もうなぎを揺らしながら、楽しそうに歌います。「「うなぎ♪うなぎ♪」」

そして、2人並んで「「早く食べよう♪うなぎ♪うなぎ♪」」

温かい空気が家の中に漂う中、父親は笑顔で有里を見つめるのでした。

子どもとの時間は短い！一日一日を大事に過ごそう

仕事でストレスが溜まると、何かに没頭して忘れたい…そう思うことは誰にでもあるもの。家ではのんびりと、ゲームに夢中になって切り替えたい日もあるでしょう。けれど、子どもが親を求めてくるのはほんの一瞬だけ。その短い時間の中で、どれだけ愛情を注げるかが親としての宝物になります。

『うなぎってなんだ？』は、そんな"子どもとのかけがえのない時間"の尊さを気づかせてくれるハートフルな作品ですね。

紹介作品

しまうま劇場Vol.69「うなぎってなんだ？」健斗編

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しまうま劇場（YouTube）

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